3か所ほどの止まり木というかスタンバイの場所が在って、つがいが2羽並んで留まる場合が多い。更に一番高い所にオスが時々留まり、あたりを警戒している。少し離れた崖の頂上部分にも留まる事が有った。大体において止まり木から穴へ突っ込んで掘削し戻るまで8~10秒間が一番多くホバリングしながら2度突進というパターンが一番多かった。1回だけの突進の時は6秒かかっていない。一番長くて12秒ほどで3回突進を目撃した。ほぼその間ホバリング状態なので飛翔力は大したものだと思う。まるで大きなハチドリ(映像でしか見た事は無いが)のようだ。
シラスの上の赤土を取り除いているのか、突っ込む場所も3か所ほどあるのでどういう状況なのかまだ良く判っていない。かといってずいぶん遠くにしか駐車スペースがないので、重たい機材を抱えて何度も観察可能な場所まで往復するのは困難と思われる。観察場所のすぐ傍を工事の大型ダンプなどが行きかうためよほど指向性の強いマイクでもない限り音声録音は非常に難しい。
2羽そろって阿吽の呼吸で突進!「せーのっ」という声が聞こえたような気がする。
マーキングはしていないだろうが、確実に同じ場所を狙う。しかしそういう場所は何故か3か所ある。穴を掘るというよりオーバーハングしている泥を崩しているようにも見えた。
くちばしも頭もバラバラになりそうな突っ込み方、しかしキツツキと同じような構造にでもなっているのではないかと思う。そうでなければ脳障害が出るに違いない。
反転して戻りの体制。
壁に沿って見事なものだ、後ろ向きに巣から出る際の練習を兼ねているのか?
ヤマセミのすぐ向かって右手前に掘って落下しつつある土塊が写っている。
定位置で羽根休めの♂くちばしに泥が付いたまま。
同じく定位置で♀、やはり掘削の土がくちばしに付いたまま平気でいる、採餌直後のあの身繕いの水浴びはしないで良いのか?ミネラルを摂れるから放っておくのか?謎は深まる。