2019年7月31日水曜日

ヤマセミの幼鳥が3羽まとまっている理由。 The reason why three young crested kingfisher stay together around?

 ヤマセミの幼鳥は巣立ち後数週間ほどは幼鳥同士で群れて行動する。親からの給餌を受ける際は、必ず指定された場所に親が餌を運ぶので集合していないと食事にあぶれてしまう。

 しかし親鳥はきちんと順番を守るし、幼鳥も全員が欲しがるそぶりは見せるモノの、ちゃんと順番を守る。この辺りの自然の秩序は素晴らしいと思う。

 人吉市の場合、球磨川はただの川ではなく鮎漁師の仕事場であり、球磨川下りの営業区域であり、地元高校ボート部の訓練の場だ。
 しかし、人間が此処に住み着いて人吉市を成す以前からヤマセミは此処に住んでいる「先住権」を持っている筈だ。

 しかし、紀元前2万6千年頃から住み着いた人間との共存行動により今日に至るが、此処400年程は増えた人間の各種生活・行動によりその生態に小さな変化が生まれたと考えられる。その一つが「生息場所のほんの一時的な移動」。

 幼鳥が3~4羽でいつも居る定位置から移動する理由がそこに存在する。
 今日の画像データは、高校のカヌー練習で2時間ほど占領されるヤマセミの生息エリアから500m程離れて集まっている状態。
退避第1ポイントの幼鳥達

ツバメやイワツバメも避難してきている。

第2ポイント

第3ポイント

4羽目の幼鳥が来たので一羽が場所移動する。ツバメも一緒に・・。

細い竹枝に4羽は耐えられないのを知っているのだろう、3羽以上は留まろうとしないのが見て取れた。必ず3羽だけが留まる様だ。

2019年7月30日火曜日

ヤマセミの二羽編隊飛行の理由。 The reason why of pair flights of the crested kingfisher.

 東京に住んでいてヤマセミの姿を拝むには、奥多摩辺りに行かねばなかなか難しいだろう。10年程前には東京多摩の日野辺りの多摩川や相模川あたりにも飛来したらしいが、もう今はなかなかそういう情報を聞かない。

 もともと半径2kmのエリアに1つがい程度の生息密度なので、基本的に数がそう多い野鳥ではない。
 ヤマセミの飛翔シーンを連写で数多く撮影出来るのは、やはり南九州、見通しの良い繁殖地・球磨川流域が一番だろうと思う。

 川幅が150m以上あり、左右1km以上見晴らしが良い観察場所は人吉市郊外含めて数多く存在する球磨川流域が最適だと思う。

 初夏の繁殖期におけるヤマセミの生態は、通年で観察していてもやはり一番内容の濃い生態データを収録できる意味で、貴重な時間だ。

 今日の生態画像データは、長い時間二羽で飛びまくるヤマセミのメス二羽の様子だ。何と親子ではなく成鳥2羽のメスのようなのだ。

 今後、このブログでもご紹介しようと思うが、この2羽を含むファミリーは実に最大8羽の構成である事が判っている。普通ヤマセミは6~7個の卵を産み、5羽程度が孵化し巣立つのは3~4羽というのが筆者10年間の観察記録からする平均値だ。巣立つ幼鳥が1~2羽というケースも多い。

 繁殖期のファミリーが6羽以上で構成される場合、前年の子供(今年の幼鳥から見れば叔父・叔母?)が繁殖相手に恵まれず一緒に行動する場合がある様だ。親のつがいの繁殖の手伝いをしていると思われるシーンを幾度か収録している。

 今回のメス2羽のダブルフライトは双方に幼鳥斑が視られないので、ひょっとするとそのケースではないかとも思っている。
 もし片方が幼鳥であれば、必ず前を行くのが幼鳥なのだが・・・。
極めてお互いが近い距離で二羽のメスが飛行して接近してきた。

水面近くではなく高度10mほどの樹林帯の縁。

普通この手のダブルフライトは前が幼鳥、後ろが親で飛行訓練になる。


 しかしこの二羽は脇腹にある褐色の幼鳥斑が視られず、二羽ともに成鳥のような感じだ。今回の観察行でメスの成鳥同士の争いをレポートしたばかりなので、そういうケースもあり得るが、争い合っている様子は見られない。

2019年7月29日月曜日

オスのヤマセミ幼鳥二羽のじゃれ合い。 Two of the young male crested kingfisher playing.

 数日前から武蔵野の空にも青空が戻り、実質的には既に梅雨明けしていると思うのだが、関東地方の梅雨明け宣言はまだだという。梅雨前線はとっくに消えて存在しないのにだ。超弱体台風6号の余波で昨日も今朝も晴れているってのに、じれったい話だ。


 昨日は体力強化を狙い、午後3時に帽子をかぶり野鳥がもしいたら・・と思い、久しぶりに小振りなズーム付きのデジタル一眼レフを持って短パン+Tシャツ1枚で出かけたが、暑さにやられたようだ。

 2時間、1万5千歩ほど歩いて自宅に戻ったら強烈な頭痛!スタバのサーモ魔法瓶水筒持参で水分補給は充分だと思ったのだが、気温が33.6℃だったようで体力消耗なのだろうか?

 水を頭からかぶって、久しぶりに頭痛薬を飲み安静にしたら2時間で治ったが、初めての経験だった。食欲はいつもより在ったものの、夜はさすがに爆睡だった。

 5~6年前から夏は週に2日ほど、夕方気温が30度を切ってから、頭から水をかぶり1時間ほど走る事にしているが、やはり急激に日中33℃を超えた日に長時間の外出はやめた方が良いようだ。今年は6~7月が日中最高気温25度程度でしのぎやすかったため、体も高温にはまだ対応できていなかったらしい。暑さのせいか野鳥もほとんどいなかったし・・・。

 ・・・という訳で今日の画像は、6月13日の球磨川におけるヤマセミオスの幼鳥2羽のじゃれ合い。巣立って2週間ほどの生態と思われる。







幼鳥斑を見落とせば、オス同士の縄張り争いと見間違うだろう。観察の継続はとても重要な事だろうと思った。

2019年7月28日日曜日

団塊世代は英国の刑事ドラマに熱中する。 Baby boomers are passionate about British detective dramas.

 昨日のニューヨーク公立図書館ではないが、人の好みや生き方は千差万別だ。かの桂文珍もネタにしていた東京と大阪の文化の違い、価値観の違い、狭い日本ですらこれだけ大きく違う(※これに関してはまた別途詳しく掘り下げてみたい)ので、日本と海外ではさらに大きな差があって当たり前だろうと思う。

 何を言いたいかというと、ダーティ・ハリー、アンタッチャブル、刑事コロンボ、最近では人気TVシリーズのNCISネイビー犯罪捜査班、LAW & ORDERなど米国の刑事や犯罪捜査関連のシリーズで青春時代を過ごした団塊世代が今ハマって居るのが英国製の刑事物ドラマだという。

 国が違えば、法的ルールや捜査方法、常識が違う。刑事そのものの日常もドーナツが大好物の米国の巡査や刑事に比べ、直ぐパブでビールを飲む英国の刑事など観ていてその文化の差に驚かされるばかりだ。

 やたら「Fuck!=ファック」と叫ぶ米国の刑事に対し、「Bloody!=ブラディ」時には「Bloody Hell !」と罵る英国の刑事の違い。この辺りを如実に感じさせてくれるのが、英国まで犯人引き取りに出張したジョン・ウエインの刑事ブラニガンだった・・・って、映画評論を此処でするつもりは毛頭ない。

 NHK BSで口火を切ったようだが、BS衛星放送やCSケーブルテレビ網の発達で、今まで目に出来なかったような英国BBC制作の優れた刑事物が日本でも観られるようになって筆者もハマった。

 毎週シリーズで展開するアメリカの刑事物シリーズと異なって、英国の刑事物は年間3~4本しか制作しないので、一本が普通の映画並みのきめ細かさで製作されている。

 時代背景的に見て行くと、第二次世界大戦の戦中に始まる「刑事フォイル」、1960年代初期の「新米刑事モース=エンデバー」、1960年代後半~80年代の「主任警部モース」、1964年~68年頃の英国を背景とした「ジョージ・ジェントリー」、1970~90年代の背景であのヘレン・ミレン主役で人気の「第一容疑者~女捜査官テニスン」その後携帯電話が出来てからの「ルイス警部」、最近の英国背景の「DCIバンクス」「刑事ヴァランダー」「シェトランド」「シャーロック・ホームズ」など英国の男優の出世作に成っている作品も多い様だ。

 昔から伝説的な英国探偵もの、シャーロック・ホームズや探偵ポワロなどとは異なり、現代の実際ありそうな話の英国ミステリーはなかなか面白い。

 主にこれらは英国流で年間3作程度しか制作されないのでじっくり楽しむ作品群だ。それにしても英国はこの手の落ち着いたドラマが多いのが非常に印象的だ。丹念に撮影し、背景のカントリーの美しさがCG多用の米国物と大きく違う魅力を出していると思うがどうだろう?

 最近アメリカでもこの流れに乗じた年間数作しか発表しないスタイルで「ジェシー・ストーン」というスコットランド系アメリカ人俳優トム・セレクを主人公にした素晴らしい刑事物が出ている。撮影もカナダの東北部で行い、超スローテンポで物語が展開し、愛犬ゴールデン・レトリバーが非常に大きな位置を占めている情緒的なドラマで全9作。全てDVD収録して時折見返している。3回見てやっと判った部分などもあり、その撮影手法や音楽の入れ方など団塊世代に非常に適した秀作だと思う。

 あまたある英国のミステリー系ドラマ、今後もますます目が離せない。まとめの様な推薦サイトが有ったのでご紹介。
https://kaigai-drama-board.com/posts/15191?p=1 

第二次世界大戦~戦後のMI6創成期までの事件を扱う。主人公役のマイケル・キッチンが1948年10月英国レスター生まれというのも、非常に団塊世代にとって近しい存在だろう。全28話録画済だ。

「オックスフォード事件簿・新米刑事モース」は後に1987年~2000年放送の長いシリーズ33作になる「主任警部モース」のスピンオフ作品。 時代背景はそのモースの若かりし頃の1960年代初頭~60年代中期の話。日本ではまだ15作しか発表されていないが全て録画した。

1964~70年頃が時代背景で25本製作された。これは英国でも時代描写が正確だという事は筆者も確認している。例えば1964年の容疑者尋問シーンで、昨日のBBCの夜のヒットパレードの1位は何だった?と刑事が訊くと「ジェリー&ペースメーカーズのIt's gonna be all rightだった。」と答える辺り、団塊世代にとって涙物のドラマだ。
  いずれもYoutube

「主任警部モース」オックスフォードという学園都市でこれだけ多くの殺人事件がある事自体設定がおかしくないか?と思うのだが、年間3本程度なので実際的にはおかしくない。
 毎回老中や大名が切腹したり成敗される「暴れん坊将軍」よりはまともだろう。あの調子で年間50名以上の幕閣が死んでは江戸幕府も持つわけないと思うが・・・これは冗談。

モースの下でサポートしていたルイスが、モースの死後の活躍する様をシリーズ化したもの。部下のハサウェイの頭の良さととぼけた様が大人気に成っているようだ。このハサウェイ役のローレンス・フォックスは父親が有名なジェームス・フォックスで、知っている人も多いだろう。このルイス役のケヴィン・ウェイトリーがビートルズのポール・マッカートニーに非常に良く似ているのも団塊世代には受けるのかも。

ヘレン・ミレンが主役という贅沢な女刑事物。ハリウッド映画の新聞社の幹部役で「Bloody Newspaper !」と叫んでいた彼女が主役なのだから面白い事この上ない。

 熱血漢刑事と言えばこのバンクスを忘れる訳にはいかない。魅力たっぷり野心も自信もたっぷりの英国女性を部下にして、苦労の多い孤独な刑事を演じている。

 これらの英国のムーブメントを受けて企画されたのだろう、米国製英国風刑事物、「ジェシィ・ストーン」とにかく英国のドラマの上を行っているのではないかと思われる秀作全9作だ。是非CSTVでAXNミステリーやシネフィルWOWOW辺りでご覧になって頂きたい。

 CG多用で展開の速いハリウッド映画に飽きたら、映画本来の地に足の着いた英国ミステリーを楽しむのが良かろうと思う次第。

2019年7月27日土曜日

団塊世代は上映時間3時間半にも及ぶ映画「ニューヨーク公立図書館」という映画を見た。The baby boomers watched a movie called 「Ex Libris the New York Public Library」 which runs for three and a half hours.

 数週間前知的な友人が観て、素晴らしい感想をFB上に投稿していたので、筆者も是非一度観てみようと思い都内の上映館へ足を運んだ。茨城の研究所へ行く途中なので朝一番の上映回・・・と言っても上映時間が3時間40分(15分の休憩込み)なので、映画としては長い方だ。過去自分で観た映画でも「ベンハー」、だとか「アラビアのロレンス」に匹敵する長さだ。しかし観て良かった。感ずるところは違うかもしれないが・・・素晴らしさは友人の指摘通りだった。

 内容に関しては観てのお楽しみで、いわゆるネットで良く有りがちの「ネタバレ」的なものはない。犯人も居なければ、ヒーローもヒロインも居ない。どちらかというとNHKスペシャルの大型版に近いが、解説方式ではなくドキュメンタリー・リアルを繋いだ映像作品だ。

 カメラワークもNHKの機材や技術を使うまでは無いものの、説明もないわりに飽きさせない構成は見事と言って良い。テーブル会議やミーティングの場面が多いが、1台のメインカメラが喋っているリーダーを追い続け、意見を言ったり聞いている他のメンバーをサブの1台が追い収録したものをメインの画像の合間に編集時にインサートする方法を取っている。

 カメラは多くて同時に3台ほどだろうか?普通は2台、屋外は1台で回している様だ。

 何が面白いって、まずこの図書館で働いているメンバー、打ち合わせに来ている関係者、イベントごとの参加者、一般利用者たちの種々雑多の人種、千差万別のいでたち、ヘアースタイル、ファッションのなんと素晴らしい事!ミックジャガーやリンゴスター、あるいはカルチャー・クラブのボーイ・ジョージが紛れ込んでいても気が付かないだろうきっと。
 個性の集まり、人種の集まり、さすがニューヨーク!という幅の広さ。星条旗だけがお互い唯一の共同シンボルという国らしい。

 日本に在ってはそのスタイルで群を抜く存在感の、故・内田裕也さん、故・樹木希林さん、松本人志、マツコ・デラックス、又吉直樹、テニスの大坂なおみ等がこの映画に出てきても、ほとんど目立たないと思えるほどのキャラクターぞろいだ。まずそこに驚いた。

 しかし、この図書館が揃えたアーカイブの幅の広さ、その量、本の貸出しと回収のシステム。どれをとっても日本のそれとは桁が違う。
 筆者が良く通う東京の国会図書館で、やっと少し同じ土俵に立てようかという部分もあるが、写真やその他の資料単品のアーカイブは日本の国会図書館にはないだろう。利用者と同じ目線での運営には程遠い。「見せてやる、利用させてやる、入れてやるから有り難く思え・・」的な雰囲気がシステムにも係員の表情、言葉遣いにも表れている。外国人の利用者がほとんどいない理由はそこに在るのだろうか?

 あと目に付いたのが、この図書館・本館その他別館で数多く使用されているパソコンがhp(=ヒューレットパッカード)主体で、来場者の持参パソコン(ノート)に日本製が多かったこと。VAIOやTOSHIBAなど、あとは秋葉原で買えるコスパの良いブランドが多かった。
 一方、マックは子供用の実験開発分室で貸し出し用に置いてあるラップトップだけだった。思いのほかマックの使用者が少なかったのは意外だった。

 映画も半ばあたりで、筆者は早速感化され、自宅に眠っている’60sオールディスや英国リバプール中心のマージーサウンド辺りのコレクターズアイテムLPレコードのジャケット画像などのアーカイブをまとめようと思った。これはたった4000枚とはいえ、一仕事だ。

 今年の秋辺りから部屋を片付け簡単なスタジオ装置を用意して接写し、パソコンにデジタル画像をまとめれば済む話だ。

 団塊世代の生きた証として、自分が撮影した画像(野鳥・スポーツなど)の整理と共に今はもう無いLPレコードのジャケットデザインの歴史を残して置いても良いだろうと思った次第。そういう意欲がわいただけでも、この映画の持つ力は大きいような気がした。

 中盤で、図書館の建築家女性が「図書館は単に本をしまっておく所じゃない」と言ってたが、日本の図書館で誇りをもってその役割・公共性を認じている人がどれ程いるだろう?一人もいないかも。
 国会図書館のように「館内では写真撮影禁止です!」と言っているようでは、日本の図書館は100年遅れていると思ってよいだろう。日本の図書館関係者全員がこの映画を観るべきだろう。

 本来この映画の製作理由、目的は、単なる映画芸術作品を残すためではなく、この図書館の年間予算の結構大きな部分を占めている一般からのスポンサー・寄付などをより多く集めるためのモノだろうとは思う。
 日本の各地方で既存の観光活性化案と議会で決められた年間予算にだけ頼って運営・経営企画を進めている自治体・行政の方々に是非見て欲しい作品でもある。これを観て何も刺激を受けなければ、アナタは公共活動には向いていない。

 筆者のヤマセミの写真集をぜひ置かせてほしいと言われ直接お届けした、佐賀の武雄市立図書館などのように知恵を働かせ工夫しているユニークな所も徐々に増えてきているが、地域のコミュニティの中心的存在になり得る「図書館」の役割、考えさせられた映画だった。
 
 比較になどならないだろうが、近いうち日比谷図書館が閉鎖され、広尾の有栖川公園に移った東京都立図書館に行ってみようと思う。
 

恵比寿ガーデンシネマはなかなか居心地が良いハイソな映画館だ。(画像は合成)



此の5th Ave.と6th Ave.に挟まれたニューヨーク公共図書館は、1987年日本のオンワード樫山がトラッドの名門J Pressを買った際に依頼されたブローシャー制作で渡米した際に2度ほど訪れた記憶がある。

 もちろん今回の映画のように全てを見て回ったわけではなかったが、その際西側にあるブライアント公園の出店カフェの珈琲でくつろいだ気持ちの良さは今でも覚えている。

 しかし、今回この映画に出てきた公園側の樹木の幹が奇麗にそろって公園側にカーブして生えてるのとか、緑のテントのカフェが気になった。いつからこうなったのだろう?1987年当時はこんなに奇麗な公園ではなかった記憶があるのだが・・・。

恵比寿ガーデンシネマのトイレやカフェはなかなかお洒落。女性客が多い訳が判る。


此処のファンの年齢層には非常に幅があるようだ。


並んで貼られたポスターの映画にも興味をそそられた。映画は良いものだ。

2019年7月26日金曜日

初夏の始まりの頃まで居たコウライアイサ。 The Scaly-sided merganser in a beginning of early summer.

 数年前、人吉市内の球磨川にメス2羽を伴ったコウライアイサのオスが飛来、越冬した後帰って行ったが、2年前球磨川峡谷部に別の個体と思われるコウライアイサが飛来していた。

 昨冬も居たようで、6月の中旬まで滞在していた様だ。オスの個体のみのようでメスは見当たらないとの事。
 筆者も岩場のオシドリを探して人吉市から相当下った岩場だらけのエリアで目視する事が出来た。カイツブリと同じ岩を共有していた様だ。

 逆に附近にオシドリは見当たらなかった。


此処まではカイツブリ





また来冬出逢えることを期待しつつその場を後にした。

2019年7月25日木曜日

岩から飛び立つヤマセミ飛翔シークエンス。 Just flight start sequence of the Crested kingfisher.

 やっと梅雨明けを思わせる晴れ間がのぞくが、相変わらず梅雨末期の局地的雷雨も多く、滅茶苦茶に蒸し暑い毎日。関東甲信越以西が梅雨明けをした昨日だが、台風の子供がいきなり関東目指して北上しているので、完全な関東エリアの梅雨明けは来週以降になるかもしれない。

 今日のヤマセミは、幼鳥が岩場から飛び立つ瞬間の画像。沢山あるようで飛び立ちの瞬間の画像はランディングの瞬間画像に比べてあまり無いのだ。

 いつ飛び立つか判らないので、予測をして身構えていなければいけないこの手の撮影は結構しんどい。







それぞれのカットで、ヤマセミの持つ綺麗な飛翔形態が判ろう。