2018年6月19日火曜日

驚異的なヤマセミ、毒魚ギギを食らう! Crested kingfisher took and eat GIGI which one of poison cat fish.

  ヤマセミ繁殖期の後半、幼鳥教育のレポートの中で、ヤマセミ親鳥の採餌行動を近くで観察・撮影出来たので、今日はそのレポート。

 過去に自費出版したヤマセミに関する生態写真集にも掲載したが、ヤマセミの食べる魚の種類は豊富だ。アユ、ウグイ(=イダ)、オイカワ(=関東ではヤマベ)、カワムツ、アブラハヤ、ナマズ、カマツカ、カジカ、ドンコに加えて、意外に多いのが毒魚ギギだ。

 此のギギとはナマズ科の魚で最大45cmにまで成ると言われる、川底の魚だ。背びれに棘が有り、刺されると非常に痛いが毒自体はない。ヤマセミが捕獲するのは主に20cm以下のサイズだ。九州は東部に生息するというが球磨川流域には人吉盆地中心に沢山生息している。
 似たような魚に尾びれが二つに割れていないギバチが居るが、こちらの棘には本物の毒があるという。

 過去において5~6度、此のギギを採餌したヤマセミ画像を撮影しているが、いずれも飲み込むまで執拗に岩に叩きつけている所を見ると、余程生命力の強い魚なのだろう。今回は叩きつけた後幼鳥へ給餌する為頭を前にして持って飛んで行った。幼鳥の時から好き嫌いを言わせないスパルタ教育なのだろう。好き嫌いの激しい人間は見習うべきかもしれない。
 
球磨川第3鉄橋から10mダイブして得たギギを咥えたヤマセミの親鳥。




散々持ち替え、何度もギギを岩に叩きつけるヤマセミの親鳥。





やはり背びれの棘針を知っているのだろう、幾度も繰り返していた。



2018年6月18日月曜日

ヤマセミの幼鳥飛翔訓練も終了した様だ。 It seems Crested kingfisher's young birds flying practice is finished around Kuma-river area.

 人吉からのヤマセミ情報で、今年の球磨川における幼鳥教育はいつになく賑やかとの感じがしたので、6月11日~14日の3泊4日で急遽人吉往復を企てた。過去においても最短の滞在日程だったが、収穫は大きかった。

 もう今日の情報では、ヤマセミファミリーは散開し、まとまって動く状況ではなく、幼鳥も独立独歩で採餌、飛翔、危機回避の訓練を行っているようだ。

 既に親からの幼鳥給餌行動は収録した画像を見る限りでは、1週間前の11日(月)が最後だったようだ。個々の幼鳥行動は順次このブログで画像報告できるが、今年の全体の総括はまだ少し先になると思われる。理由は主に毎年展開する4か所のポイントで、まだ2か所が動きが無く、繁殖が遅れていると思われる事による。

 八代で観察されている方の情報でも、まだ幼鳥が巣立っていないのか、姿を見ないとの事。県境のブッポウソウも今回は全く姿を見せなかったので巣立ち前の育雛最後の追い込み中と思われる。

 巣立ち直前には繁殖中の野鳥が全く姿を見せない時期がある。この時期は「一体どこへ消えた?」と観察者にとって大変心配になる時期なのだ。

 今日のレポートは昨年に続き、親が幼鳥の後にぴったりついて飛行訓練を行う様。
ぴったりと2羽が揃って飛んでいる場合は、そのほとんどが飛翔訓練。

後ろが親、前が幼鳥で特訓を行う様だ。

羽根休めで岩とまりの場合は親が先に留まって出迎える。

休みが長かったので1/5秒のスローシャッターで球磨川の流れを撮ってみた。

メスの親だけではなくオス親も特訓を行う。

球磨川の場合川幅が広いのでヤマセミの飛翔力も大変強い。

遠くから観ていると、ヤマセミとはとても思えないほどの超高速で飛び回る2羽を撮影出来ている。1分30秒近くもチェイスを繰り返していた。

夢中で飛翔を続けるヤマセミの親子。

もうアオサギなど眼中にない飛び方だ。こういった飛行訓練はほんの4~5日の間だけ見受けられるので画像収録はなかなかチャンスが無い。


2018年6月17日日曜日

週末ジジ放談、団塊世代は70歳になるという感覚が今一つピンと来ないのは何故? Why does not the baby-boom generation come to understand as the feeling that it will be 70 years old?

   このブログは週末、バーダーの皆さんがアウトドアへバードウォッチングや撮影に出かける為ご覧になる事も少なかろうと、野鳥関連はアップせず70歳近くなった団塊世代のジジ(爺)放談をアップするようにしてみた。

 前2回はアクセスも500を超え、取りあえずは好意的に見て頂いたと安心した。そのすぐ後、新聞の広告欄に団塊世代をターゲットにしたと思われるアイテムが有ったので切り抜いてみた。
メディアが品なく煽る、勝ち組、負け組。そういう既存メディア自身、全てIT・ネット時代の今、実は相当な負け組ではないのか?

70歳に成ったばっかりの団塊世代に20年後を気にさせる・・・。書いているのは一体誰よ?ほとんど生き残った裕福な女性だけでしょ?

 団塊世代は殆どこの数年で好むと好まざるに拘わらず、嫌でも70歳代に突入する。「古希」などという祝いを込めた歳の数え方が在るほどだもの、昔は稀な事だったのだろう。「還暦」以降はオマケみたいなものだったのかもしれない。

 しかし、今は違う。1948年生まれの筆者の小・中・高学校時代のクラス会名簿を見ても、「物故」表記の者はまだ数名しかいない。しかも鬼籍に入る理由は、病気とそれ以外の原因の比率がほぼ半々だ。

 遅かれ早かれ「死」は自分の身に迫って来る。昔、長野善光寺の入り口に数ある分院?に掲げられていた教えに「生は偶然、死は必然」とあってえらく納得したものだ。あと10年と言っても日数に換算すればたったの3,650日だ。

 要は70歳に成れば、男子であれば後寿命は5~10年くらいなものだろう。余程頑丈に出来ていてもあと20年。生き抜くだけの「体力と財力」、それにボケないだけの頑丈な「脳」が有れば良いが、生き延びてもどこかの機能にガタが来ては、現実的に生きている事にはならない。

 半身不随、寝たきりで日々変わらない窓の外の景色を見て、遠くに響く鳥の声と子供達の嬌声を聴く毎日が待っているようでは、夢も希望も無かろう?
 
 そういう意味では、男性長寿日本一の北アルプス山麓松川村の「ピンピンコロリ」の精神は良いかもしれない。長野の善光寺にもこの言葉があちこちに出ていたのを想い出した。
 同時に「予防が治療に勝る!」これは絶対に同感!筆者の日々の実践はまったくこれだった。


 筆者が3日に一度は8~10km走る、あるいは愛犬と走るのも、足腰のキープと関節の保持を目的としている。東京で朝10時過ぎのバスに乗ってみるが良い。乗降に時間のかかるご老体ばかりが乗客だ。半分は杖を突いている、まるで病院の待合室が車を付けて走っているに等しい。

野川沿いをゆっくり走るが仔犬には3km以上は無理なようだ。

何故か我が家の黒柴犬ペロはリードを咥えて走り出す。

 話を戻そう・・・。

 このような高齢化に伴う諸傾向は日本だけのモノではなく、世界中の団塊世代に同じような状況を生み出している。 
 たまたまYOUTUBEを観ていて、筆者が中学校時代流行っていた「ポールとポーラの、ヘイポーラ!」の二人がちょうど我々団塊世代の今と同じ70歳近くになってインタビューに答えているのを発見した。
2012年、ポール72歳、ポーラ68歳の頃のインタビュー。Youtubeより

このポール(ビル・ヒルデブランド)とポーラ(ジル・ジャクソン)はそれぞれ1940年、1944年生まれだから団塊世代より4~8歳年長だが、西洋人にしては非常に良い歳の取り方をしている。筆者も是非こうありたい。

 このYOUTUBEは、もう二度とお目に掛かれないと思い込んでいた、小・中学校時代のTV番組などを視られる意味では凄いと思う。
 世田谷の奥沢中学校2年生の時、TVで「うちのママは世界一!」というのが有った。ドナ・リードという美人女優がお母さんで週一回の30分番組だった。
ドナ・リード「うちのママは世界一」のお母さん役。当時米国での番組タイトルは「ドナ・リード・ショウ」だった。映画「素晴らしき哉 人生!」でもジェームズ・スチュアートと共に名演技を披露している。

 その中である週、娘のメアリーが学校の文化祭で歌を唄った。それが「ジョニー・エンジェル」で全米ナンバーワンを数週間続けたオールディズヒットの代表曲だ。リアルタイムで見たアメリカのTV番組の歌がその数日後全米ナンバーワンに成ったのだ。当時はそういう時代だった。
 それをいま何度も見返すことが出来るのだ。
当時のシングル盤「ジョニー・エンジェル」ジャケットの女性はシェリー・フェブレーではない。何もかもがいい加減な時代だった。

https://www.youtube.com/watch?v=wwIYSofgpY0&list=RD6vOo-3XWxpo&index=3

 こういった当時の自分と自分を取り巻く周りの環境、友達の現在を比較しつつ、今後何が出来るかじっくり考えるのも梅雨の長雨の日曜日には良いのではないだろうか?

 パソコンのキーボードを叩けば脳が活性され、アルツハイマーやボケ・認知症には成りにくいと聞いてこのブログを始めた訳では無いが、今後も毎日の更新に努力してみたいとは思っている。

2018年6月16日土曜日

団塊世代は熊本大学市民講座でヤマセミに関して基調講演をする事になった! I was supposed to be the keynote speaker with respect to Crested Kingfisher at Kumamoto University Public Lecture!

 昨年初頭に人吉市が「市の鳥」として現行ウグイスに続きヤマセミも制定した事から始まり、球磨川という自然豊かな川で結ばれた上流部の人吉市と下流の八代市が、それぞれ市の鳥ヤマセミとカワセミで交流が活性化し始めた事は、ユニークな事として全国のメディアでも取り上げられ始めている。

 更には列車のデザインで鉄道ファン達に圧倒的人気を誇るJR九州が、昨年3月からJR熊本駅からJR人吉駅まで観光特急「かわせみやませみ」を1日上下3本計6本運行し始めるなど、相乗効果は日に日に高まってきている。

 そんな中、昨年1月31日に人吉市で行われた「人吉未来会議・ヤマセミの魅力を学び語る会」と同時開催のシンポジウムに引き続き、来月7月8日(日)今度は八代市で熊本大学市民講座「ヤマセミ・カワセミをとおして球磨川流域の自然を学ぼう」が開催される事になった。
主催:八代野鳥愛好会 共催:熊本大学くまもと水循環・減災研究教育センター、次世代のためにがんばろう会、やつしろ里海ネット、日本野鳥の会熊本県支部 後援:熊本県教育委員会、八代市、人吉市、八代市教育委員会、人吉市教育委員会、国土交通省九州地方整備局八代市河川国道事務所、熊本県県南広域本部

問い合わせ先:八代野鳥愛好会会長・高野茂樹(博士)TEL:0965-33-5447
Email: nnjyj615@yahoo.co.jp
※なお高野博士は野鳥定点研究観察者なのでメールの方が確実。
その昔、筆者が八代二中に在学中は球磨川駅という貨物専用駅があった。小津安二郎監督の「秋刀魚の味」という映画が封切られた頃で、秋刀魚という漢字が何を意味するか知らなかったのを想い出す。その貨物駅が在った場所に立つのが八代市ハーモニーホール。

広い道路に面していて駐車場も広いが、直ぐに満杯に成ってしまうので、近くの方は徒歩の方が賢明だろう。

昨年の人吉市の会でも講演をさせて頂いたが、今回も基調講演をさせて頂くという栄誉を賜った。現在パワポで講演内容を鋭意制作中だ。
 昨年末、早稲田大学で行われた共創学会で発表した「ヤマセミと人間の共創」をベースに、球磨川流域の自然の豊かさと、其処でだけ見られる人間との素晴らしい関係をご紹介しようと考えている。
昨年1月31日開催された人吉未来会議での講演

 追々、それらに関する資料画像やデータをこのブログでも公開していく予定だが、出来れば7月8日(日)本番当日会場で私以外の方々の素晴らしい実地に即したヤマセミとカワセミの学術的な話や画像にも接して頂けると嬉しい。

 当日は、JR特急かわせみやませみ号運行開始記念に筆者が自費出版し、特急車内で一部配布した「肥薩線に沿った球磨川流域のヤマセミ・カワセミ」というミニ写真集を限定で配布する予定。部数に限りが有るので先着の来場者の方のみとなると思われる。
先着来場者へ配られる予定の筆者自費出版ミニ写真集。

 ヤマセミの生態研究は2010年4月1日からスタートし、既に8年以上が経過した。人吉への往復回数は既に50回以上になり、滞在宿泊日数は300日を越えた。この間撮影したヤマセミ画像は15万カットを越え3TBの外付けHD3個に収録されている。

 ヤマセミに関する生態写真集は既に4冊自費出版し熊本県内中心に無償配布を行った。そのうち日本自費出版文化賞にグラフィック部門で応募した2冊共に入選させて頂いた。じっくり半年をかけての審査で、そこらのいい加減なアマチュアカメラマン写真コンテストとは次元が違うので、非常に意義があると思っている。

 これらの動きの中で、人吉市でもヤマセミと人間の交流はますます盛んになって来ていて非常に嬉しい。
 毎日球磨川のヤマセミ生態情報をメールで送って下さる古江さん(車中)と辻医院の辻先生。お二方共に、世界で一番ヤマセミに遭遇された回数の多い方々だ。

色々なカメラでヤマセミを観察撮影出来るのが人吉市の素晴らしい所。

コンパクトデジカメで鉄橋に居るヤマセミを撮る松本さん。

八代市の橋本勝次さんは八代在住のヤマセミ・カワセミの観察・撮影者。

 RKKラジオ熊本が毎週土曜日の18:30~19:00オンエアー中の「球磨川スピリッツ」の収録で。球磨川に関しては事情通ナンバーワンの八代駅前ミック珈琲店マスター出水晃さん収録時のミック店内模様。ちなみに今日6月16日(土)は筆者の収録分が放送されるようだ。熊本の放送局だが、東京など全国各地で聴くには、インターネットのラジコでプレミアムメンバー(月350円)に入ると聴くことが出来る。


昨年8月以来数回に渡って収録された筆者のヤマセミと団塊世代のお話、録音分は、もう既に今まで16回も放送されている。
6月9日(土)放送分
6月16日(土)放送分


2018年6月15日金曜日

巣立ったヤマセミの幼鳥は親からの給餌待ちで競争になるが・・・。 The Young birds of Crested kingfisher waiting feed time.

 巣立って1週間から10日ほどすると、ヤマセミのヒナたちは親に連れられて、お気に入りの子育ての場所にデビューする。
 数羽の幼鳥が常に集合できるポイントで、天敵に近いカラスやトビなどの猛禽類からファミリーを守りやすい場所。なおかつ人間が余り近寄れない場所が最適なのだが、人吉市周辺には結構色々な場所が存在する様だ。

 まずは、幼鳥達は親が餌を獲って来て、順番に給餌してくれるのを待っている。親が餌を持って飛んで来ると周辺に散開していた幼鳥達が一斉に集まるので、給餌タイムだとすぐに判る。
 飢えた幼鳥は我先にと餌に集まるが、親はきちんと順番を覚えていて、均等に給餌しているようだ。

 ある程度すると、今回は自分ではないと解るのか、幼鳥も大集合しなくなる。そうなると、なかなか幼鳥4~5羽の集合写真は撮影出来なくなってしまう。
餌を確保した親鳥は遠くからヒナたちの様子をまず確認する。

で、集合場所へ持って行くと、順番待ちの幼鳥が一気に集まる。

この際は幼鳥達が鳴きながら集まるので、うるさいからすぐに判る。

時には幼鳥同士順番争いの闘いに成ったりする。

少し経つと、順番以外の幼鳥は無駄な期待と争いをしなくなる。

頂く幼鳥は必ず腰を低くして羽を広げて親に近づく。


口移しで餌を貰う際は必ず羽根を全開させる、これは求愛給餌でメスがオスから餌を受ける際も一緒だ。

大きい餌だと、きちんと飲み込めない場合もあるので親は眼をはなさない。

給餌が終わると、次は飛翔のスピードアップ、飛行中の急激な方向転換などの訓練に入る様だ。

2018年6月14日木曜日

タマシギの親子レポート!何と雛はオスが育てるのだ! Greater painted snipe's chicks is took care by their father.

 8年目を迎えたDELLのウルトラブックが出先の九州でトラブった。Windows10の定期アップデートで再起動後復元できなかった。一日中丸い点々がグルグル回ったきり画面が暗転したままだったので、起動時F2で復元させてはみたものの、自分の画像や文書データは残ったが、アプリ系、メーラーは全て飛んでしまい半身不随のまま救急病院入りした。Eメール、Facebook、Twitter、Bloggerなどは全てオシャカ!

 したがって、昨日のブログは5年前開始して以来、毎日欠かさず更新し続けて来たのに初めて穴を開けてしまった。楽しみにされていた方々には大変申し訳なく、お詫びのしようもない。
 プロ野球で言えば連続出場記録が途切れた様なものだ。まあ、不可抗力なので致し方ないが、是非是非、お許しを頂きたい。

 今まで一日に二本アップした事も数回あるので、大目に見て頂こう。

で、今日はヤマセミの画像を精査するのに時間が掛かるので、自分としても今回の人吉行で初めて出遭った、「タマシギの親子」をアップしようと思う。

 NHKのダーウィンが来た!でもやっていたタマシギ。一度球磨川本流域のタマシギを投稿したが、今回は田植え直後の水田で営巣、メスが生んだ卵をオスが抱卵して返し、子育てをしている様子を観察・撮影したもの。
 人吉盆地の水田で、所有者の方がタマシギの為に営巣地を避けて田植えをされるという、素晴らしい配慮で無事3羽のヒナが巣立ったという事だ。人間と野鳥の愛のコミュニケーション?感動モノだろう。

 場所はなかなか解りにくい場所だったが、行ってみたら営巣地には見当たらず10分ほど歩いて近所を探し回ってしまった。近所と言っても広い水田、数千歩は歩いたろうか。結構離れた田んぼの隅に父親と三羽のヒナが居た。

 そう、タマシギは父親が卵を温め、ヒナをかえし、養育するのだ。一妻多夫という女性上位の珍しい生態なのだ。外観も繁殖期はメスの方が派手で目立つという。

 警戒心が非常に強いので、なかなか人目には触れにくい野鳥の一つだそうだ。運よく球磨川支流の土手のような草地を10m程かき分けて、マムシやヤマカガシに脅えながら、そーっと太陽を背にする場所から観察できたのは非常に幸運だった。距離60m程だった。
 
田植えの苗をタマシギの巣の部分だけ残して植えた感動モノの田んぼ。

発見した際は、当然タマシギの方が先に察知し、親はしゃがんでこちらの様子をうかがっていた。ヒナはピクリともせず固まっていた。

こちらも、親が「シッ!」とでも言ったのか?子供の頃遊んだ缶蹴り(今の子達は知らないだろうな)の時のように「ダルマさんが転んだっ!」と鬼(=オニ)が言い終わって振り返った瞬間のように、ピタッとヒナが固まるのが面白かった。これは現場で生のタマシギ親子を見なければ絶対に判らない。

暫くして畦を登って隣の田んぼに移動となったが・・・。

要領の良いヒナはすぐに親に続くが、そうでないヒナはご覧の通り!

それでも、10分ほど掛かって低い所まで移動して乗り越えた。

行進はスススーッっと進んで少し止まり、

また前のめりになって進んでいた。

こうして約30分観察をして撮影をして現場を離れた。いい経験だった。