2020年3月31日火曜日

残雪の野川土手からの景色をご紹介。 Introducing the view of spring from the Nogawa embankment of the remaining snow.

 イタリアなどヨーロッパで外出禁止・ロックアウトが続いているが、どうやら欧米では日本で蔓延している新型コロナウイルスより強力で感染力の強いウイルスが広がっているようだ。

 そんな中、我が国政府や東京都知事は自粛要請をしてもいう事を聞かない酒飲みの行動や若者の行動に業を煮やし、「4月2日に緊急事態宣言発令・ロックアウトするようだ」との観測気球(=デマ?)を流したり、その反応がSNS経由であっという間に全国に広がったのを見て、慌てて菅官房長官が記者会見で強く否定して見せたり、小池都知事が東京都の感染者数がいきなり14名に減ったように見せてパニックを抑えようとしたり、「SNS時代の国内情報戦?」の様相を呈している気がしている。

 個人的に言えば、筆者は緊急事態宣言発令・ロックアウトを今すぐにでも実施して、欧米のような悲惨な状態になる前にこれ以上の感染拡大を防ぐべきだろうと思う。2月の末からすでに欧米では相当ヤバいと判っているのに卒業旅行だの観光旅行へ出かけ、目一杯強力バージョンのウイルスを背負って帰ってきてしまうノーテンキな大学生たち。

 「三密は厳禁」‥といわれている中、相変わらず仕事帰りに飲み屋で集う自制心の無い酒好き・酒飲み達、同じく盛り場でたむろするバカ者たち・・。経済がどうの観光業が閑古鳥だの、飲食業が倒産するだの・・・、アー言えば上祐状態のメディア・マスコミや関係者たちは金儲けと命の危機のどちらが大変だか判っているのだろうか? 倒産したって、廃業したって、命さえあればなんとかなるだろう?

 イベント屋や飲み屋、観光業者が、自粛させるなら「営業補償」すべきだなどと言っているが、英国ジョンソン首相や米国トランプ大統領が「これは戦争だ!」と言っている本当の意味をまだまだ日本人は理解していないようだ。

 繰り返すが、たとえ倒産しても、廃業することになっても「死ぬ」よりいいだろう?まだまだ盛り場で飲食商売している人間たちは今の状態への自覚と危機感がなさすぎると思う。元々、観光業と同じで人が集まらなければ成立しないビジネスなのだから、戦争同等の疫病で人が集まらないと判った段階で覚悟を決めるなり、自分たちでデリバリービジネスにシフトするなり、知恵を出すのが筋だろうと思う。もともと飲食業というのは、そういうリスクを持った職種であるという自覚がないようだ。

 残念ながら昨日亡くなった志村けんさんの訃報を知って、やっと一部の普通の日本人が「新型コロナウイルスで死ぬ事」の大きさを知ったようだ。

 そんな中、昨日の春の大雪の武蔵野野川土手を「三密厳禁」を自粛厳守できる単独行動のオープンエア遠足した。三鷹の井口から調布の下石原まで川沿いに往復10㎞。野鳥に関してはオオタカ、ヒヨドリ、キセキレイ、ハクセキレイ、アオジ、ジョウビタキ、アカゲラ、コゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、カイツブリ、シマアジ、そうしていろいろな春の花や景色を背景に何度もダイブを見せてくれたカワセミ。撮影枚数は2000カットを超えた。

 









とりあえず今日は、残雪の野川流域の風景から・・。明日以降野鳥編へ!

2020年3月30日月曜日

首都圏37年振りの桜の時期の積雪で、春の花が雪で覆われた。 The spring blossoms were covered with snow in the cherry blossom season after 37 years in the Tokyo metropolitan area .

  今朝朝一7時のNHKを見たら、毎晩ニュース9で顔なじみだった桑子真帆アナウンサーが出ていてびっくりした。NHKも新しい期でメンバーチェンジを行ったのだろう。

その昔「ブラタモリ」でタモリを笑わせていた彼女が、熊本地震直前の熊本城特集(二週連続)で印象深かったのを記憶している。
 その際の収録画像が地震後の熊本城再建へ向けて貴重な資料となっていることもよく知っている。我が家でもDVDに収録されている。

 新型コロナウイルスに関するネット上での投稿は連日100件(朝から晩前)を超える数の多さだ。しかし、玉石混淆でよほど選んで取り入れなければ、せっかく情報を得てもこちらが混乱だけで終わってしまう。

 感染症の博士資格保有者で、なおかつ現場経験豊富な方のデータを伴った投稿は非常に有効だと思っている。多少難しい部分もあるが、真実を知るためには何度も読み返して、難しい言葉はネットで調べてでも読み込みたい。

※昨日知ったこのサイトは少々難しいが、事実として知っておいた方が良いと思われる。
https://www.fttsus.jp/covinfo/?fbclid=IwAR32NRo4b1d4NUgR2orvc8X2JERVN7kPB-PCay-QpdFTi_KhNqx2KEkojXg#Tokyo

 しかし、そうではない有識者としての放射線科の医師や弁護士、評論家たちの「聞きかじり評論・推論」は概ね無視するようにしている。コロナ禍を機に「乗り遅れれば忘れられる・・。」といった著名人としての危機感からブログやネット記事を投稿しているのが多いので紛らわしい。

 特に、TVのニュース番組に解説者として呼ばれないレベルの「事情通」が、独自のネット投稿をしているのを見ると、対外文末で「この先が不安だ。」だの「早い終息を願うばかりだ・・。」的な我々と同じレベルになってしまっている。

 TVの情報ワイドショー(テレ朝のモーニングショーなど)の情報レベル、コメンテーターの解説レベルを信じて自分の行動成り対処方法を考える時期はもう過ぎたのだろうと思っている。感染スピードも感染者数の増え方も関数グラフのレベルに入っているので、筆者自身も自分の命にかかわる問題として情報を得るようにしている。

 昨日の新規感染者の6羽以上が40歳以下の若者だという、いよいよ全年齢対象のデータが出てきた。これらの情報をよほど注意して聞いていかないとこの先大変だ。

 ネット情報に関して、よくある話。ネット上見出しで興味を引いておきながら一番重要な所に差し掛かると「ここから先は有料記事です・・。」と言って課金したりする。こんなサイトは一纏めにして欄外に押しやってほしい。人の足元を見たようなネット情報ビジネスはある意味「卑怯」だろう?



 今日は、昨日の首都圏大雪で、雪をかぶった春の花の画像をご紹介。コンデジで濡れながらの撮影だったため一部迫力には欠けるが、武蔵野で降った雪を感じて頂ければ嬉しい。
桜の小枝が必死に重たい春の湿雪を載せたまま頑張っていた。




最大時、三鷹でも8㎝くらいは積もったようだ。



モクレンもこれからだというのに大丈夫だろうか?

2020年3月29日日曜日

桜の時期の大雪景色をコンデジで撮影してみた。 I tried to take photos of Cherry blossoms by compact digital camera in snow falling.

 2020TOKYOオリンピックが中止にならず、1年延期で収まり、ほっと安心したのか、いきなり都政に目を向け、昨日今日と取ってつけたような「不要不急の外出自粛」という要請を発表した小池東京都知事だった。しかし記者発表直後の買い出しパニックの割には昨日の土曜日の東京では、3月1日に小中高の学校休校が始まった日ほどの自粛ムードは無かった様だ。メディア・マスコミも盛んにヘリを飛ばし、上空から人が消えた東京をレポートしたが、思いのほか人が出歩いていて思ったような絵は撮れ無かった様だ。

 昨日、已むに已まれぬ用事で行った町田への往復コンデジ画像で、様子をご紹介。
朝11時の小田急快速急行ホーム。筆者以外乗客1名。

小田急ロマンスカーも乗客ゼロで出発。

山手線原宿駅、外回りが新しいホームに替わったことを知らず、スマホでも見ながら案内を見ないで今までのホームに降りてしまった人が約1名。「何故ドアが開かないの?」という顔できょとんとしていた姿が印象的だった。

多摩川の土手はファミリーが盛んに散歩中だった。

夕刻15時頃には上空を黒い雲が多い気温が急降下した。

吉祥寺の丸井前は若者がたむろしていて自粛ムードはまるで無かった。

自粛要請の割にはまだ街中に人が居た昨日の東京だった。

 むしろ今朝7時ころミゾレから大粒の春の雪に変わってからの人の出のほうが少ないのではないかと思う。住宅街でも皆さん夏タイヤに替えてしまったのだろう、車はほとんど走っていなかった。それほどあっという間の降雪なので車で移動しなければいけないのにボケーッとしていた人は缶詰め状態だ。

 春の雪なので湿雪で重たい。満開の桜に重たい湿雪、絵にはなりにくい状況だが、そこは毎日コンデジをもっていろいろな所を徘徊している団塊爺。続いて今朝の湿雪桜の画像をご紹介。
我が家の隣のミッション系大学構内

満開の桜に春の雪




湿雪フリーズド・チェリー。

2020年3月28日土曜日

新型コロナウイルス、なぜ日本は感染者数や死者が少ないのか? The new coronavirus, why is Japan low in infected people and dead?

 2020TOKYOオリンピックがやっとのことで中止を免れ延期で落ち着き、いよいよ新型コロナウイルスから国民を守る気になった安部政権と小池東京都知事たち。

 筆者が先週末三連休最終日の新宿御苑の桜見物の大群衆をレポートし、自粛要請の最中、環境省管轄の新宿御苑を無料入場開放するとんでもない措置をこのブログで投稿したら、なんと!今日から休園になってしまったようだ。
https://fng.or.jp/shinjuku/2020/03/26/20200326-02/

http://yamasemiweb.blogspot.com/2020/03/the-baby-boomer-scared-at-last-day-of.html

 しかし、その政府のコロナ対策も、東京都の対策も、あまりにもちぐはぐで余計なトラブルを生み出しているようで歯がゆい。オーバーシュートだの、クラスター、ロックダウンなど感染症専門家や、横文字が大好きな小池アウフヘーベン百合子知事などを河野防衛大臣がSNSでやり込めた。日本中から「いいね!」が集中し、やっと政府も都庁もメディアも判り易い日本語での表記になったようだ。
https://www.asahi.com/articles/ASN3T660VN3TUTFK00N.html

 もう一つ、「新型コロナウイルスは持病を持つ高齢者が一番危なく、若者は掛からない。しかし感染しても自覚症状のない若者が高齢者に接して感染させてしまうので要注意!」という情報をあまりよく考えずに流した。

 その結果、この情報を自分たちの事しか考えない「ゆとり教育時代」に育った若者に予想もしない取られ方をし、「俺たち若者同士には関係ないよな?」あるいは、自粛などどこ吹く風で街に繰り出す自分達がまさか保菌者になるとは思わず、両親・祖父母や周りの高齢者たちに感染させてしまっている様だ。

 これなど英国で21歳の若い女性が感染して亡くなったり、阪神の藤浪選手+同遼2名が感染していることなどを含め、改めて年齢関わらず「皆感染するのだ、オマエ達も死ぬのだ!」…という情報をもっともっと流すべきだろう?我が国の為政者たちはこのあたりの世論喚起・操作、PRがまことに下手だと思う。

 メディアも「若者」というと渋谷のスクランブル交差点や宇田川町辺りにたむろする若者グループ、あるいは原宿界隈の表参道~竹下通りの混雑を撮影し報道しているが、あまりにもイージーで「若者」をある種のフィルターを掛けて見ていやしないだろうか?

 ここでさらに筆者はメディアに対して声を大にして言いたい!!

 渋谷のスクランブル交差点を群れを成して歩いている若者は決して日本の若者の代表などではない! むしろあまり頭も良くなく、ファッションとか騒ぐことにしか生きがいを持たず、目立ちたがりの自意識過剰の者が多いのが実態だ。そういう連中は新宿、池袋、神田の古書街、などには「ダサい」と言って寄り付かない。
 筆者の偏見だろうが、経験上渋谷には軽くて碌にしっかリ物事を考えない若者が多いと思って良い。筆者は毎年のスクランブル交差点のバカ騒ぎを見るたびに、日本の若者の殆どはもっとまともだと思っている。

 これは筆者が國學院大學の隣に在る都立広尾高校に通っていた1960年代、渋谷を通学路にして3年間ほぼ毎日通ったからよく知っている。たまにしか、あるいはハロウィンとかサッカーで日本が勝った時の騒ぎの渋谷へしか行かないメディア関係者よりは、少なくとも実情を良く知っている。渋谷という街が如何にそういう人間たちを惹きつけているか?そういう者たちをあてにしたお店が日本一集まっている場所だという事は良く判っている。 これは、かって自分もそのたぐいの若者だったという自負があるからこそ言えるのだ。

 メディア・マスコミもこんな渋谷や原宿の竹下通りに集まる若者だけをベースに、日本の若者を一括りにしないで欲しい。殆どの日本の若者達は、まともでまじめで利口だと思う。

 封鎖状態のイタリアでもスペインでもニューヨークでも、外出規制を無視して街中に出て遊び惚けている若者が警官や関係者たちに痛めつけられている。こういうニュースを見ると日本の若者達も「ほら外国だってあんなじゃねーか、俺たちだって若者らしく無鉄砲に行動しようぜ!」とすぐ真似をする。これで悪のスパイラルに入らねば良いが、SNS、ネットの発達で今の世の中の動きは秒単位に替わるようだ。

  もはやヨーロッパ・北米は外出禁止で、このブログで3月1日に投稿した通り1957年の映画「渚にて」状態になっている。ある意味どんなSF映画より地球上全てのエリアは怖くて凄い状況に成っているのだ。

 で、ここで思うのだが、此の新型コロナウイルス禍で色々出ているネット記事を観ていて思った事を少し述べてみたい。

 一番気になっている事は、今世界がどうなっているか、世界の感染者数に比べてなぜ日本は感染者数が少ないのか?・・・だ。
 実は数字データを意図的にコントロールして少なく見せ、2020TOKYOオリンピック中止を阻止したかったのではないか?‥という投稿も多い。それが証拠にオリンピックが1年延期に成った途端に、東京都の感染者数が増えたではないか?
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdf/graph_suii1.JPG

 
感染者数が最も多い国のグループ

感染者数がその次に多い国のグループ

上の2つのグラフでも日本は人口に対する感染者数は非常に少ない。

 こういったネット投稿があるようだが、感染死者数が異常に少ない事実を見れば、その感染者数全体もそれほどヨーロッパやアメリカと比べても多くないことくらい判りそうなものだ。死者数比較に関しては下の専門的サイトの各グラフを参照されたい。
https://web.sapmed.ac.jp/canmol/coronavirus/death.html

 しかし東京都の人口1200万人に対して毎日の新しい感染者数が40人程度で済む訳が無かろう?と思ったら、データ自体毎日100名程度しか行わない検査に対して出てきている数値なので、実態はこれの10倍~100倍の検査していない感染者がいてもおかしくないだろうとという説も数多くあった。
 
 それにしても少ない感染者数の我が国。「何故少ない?」

 これに関して大きな疑問を持ったので、素人ながら筆者も色々ネット情報を見ながら考えてみた。インフルエンザのように気温が高くなるとウイルス感染は衰えるのでは?・・・という一般的にウイルス感染症に見られる今までの事例は役に立たないようだ。現在エジプトやマレーシア、タイなどの暑い国々、あるいは南半球のオーストラリアでも死者が出ている事を考えれば期待できないようだ。

 しかし、湿度の点から見ていくとどうだろう?エジプトなどの砂漠、ヨーロッパ、アメリカなどの地中海性気候で(スペイン、イタリア、アメリカ西海岸など)一般的に湿度の低い国々・地域の異常な感染率、死亡率、を考えると、湿度が高い日本は環境面で随分違うと思う。

 それと花粉症が蔓延している国として日本は世界の中でもトップクラス、まさに今がその花粉症のピーク時で、今年もいつも通り花粉症の人達はマスクをして、中には花粉除けの眼鏡までして薬を飲み、鼻の穴にワセリンを塗って対策を講じている。マスクをすれば呼吸器系の鼻と口付近は当然自分の吐く息で高湿度になる。花粉症ではない筆者はこれが嫌で苦手で、今まで人混みでもなかなかマスクをしなかった。

 マスクをすることが日常的で、マスクへの違和感の少ない日本の生活習慣が実は相当な防御作用を与えているのでは?という考えもある。確かにマスクの網の目の大きさとコロナウイルスのミクロの大きさだけを考えれば、マスクをしてもウイルスが楽々と通過してしまい意味はないという説明に納得をするのだが、実際感染者が少ない理由説明の一つとしてこのマスク着用が有効なのではないだろうか?湿度を充分に保てているという点で・・・。
https://inakadaisuki.com/kahunallergy_noarea/

 実はこれが今回新型コロナウイルスで世界中がパンデミック状態のなか、日本だけが異様に感染者数が少ない理由の一つなのではないだろうか?と筆者は思っているのだ、どうだろう。花粉症は英国のイネ科などの穀類花粉症(5~7月)アメリカのブタクサ花粉症(8~10月)もあるが、感染率などを比べても日本は世界のトップだし、まさに今がその花粉症のピークなのだ。
 何故日本は感染者数や死者が少ないのかの理由を解明すると、この新型コロナウイルスに対する防御方法が解明する気もするのだが。ワクチンや特効薬を待つ間、少しでもこういう点を検証しデータを掘り下げても良いのではないだろうか?特にマスコミメディアは。

 強風の今日の東京上空の様に、暗雲垂れ込めたような状況がこの先いつまで続くのだろう?

2020年3月27日金曜日

球磨川本流と支流部でコチドリが盛んに飛び回っていた。 The Little ringed plover flying around Kuma-main river and branch river.

 今年は春が早かったのか、球磨川本流と支流部で数多くのコチドリを確認した。繁殖すると見え、球磨川本流部では二羽がチェイスを繰り返していた。ピョピョピョ・・ピョピョピョ‥と繰り返し結構騒々しく鳴きながら飛びまわっていた。一回のフライトは半径50~100mで20回ほど。周回飛行を終えると20㎝程の小石を敷き詰めた河原に降り立って河原に同化してしまう。

 これを見つけるには河原に降りて水平に河原を見透かさねば難しいだろう。石の間を動くものがいればそれがコチドリやイカルチドリだ。クサシギやセキレイ類ももちろんいるしタヒバリなども視界を横切る事も多い。

 今回は目の前を円を描きながら周回ルートで幾度も飛んでくれたので、何とか撮影することができたが、そのスピードは燕より早く感じた。
 
もともと球磨川や川辺川の河原には初夏にイカルチドリが多かった。

数年前、イカルチドリの飛翔は撮影したが、コチドリのそれは初めてだった。




このまま、球磨川で繁殖すると嬉しい。

2020年3月26日木曜日

春の雨の日のヤマセミの佇まいをご紹介。 I would like to introduce the appearance of the Crested kingfisher on a rainy day of early spring.

 いよいよ、東京都も新型コロナウイルスの爆発的感染が始まったようで、この週末の不要不急の外出自粛要請が発せられた。今年のお花見はこれで終わったも同然だろう。先週日曜日22日の新宿御苑のあの信じられないような有様がやはり一段階上のフレーズへ状況を悪化させる事に加担してしまったのだろうか?あのお花見がノーテンキな日本人への最後の宴にならねば良いが・・。
http://yamasemiweb.blogspot.com/2020/03/the-baby-boomer-scared-at-last-day-of.html

 しかし、数週間前からこれだけ世界がパンデミック状態で混乱しているというのに、そのころから海外へ観光旅行している日本人が、あちこち旅先で感染して帰ってくるというのはいったいどういう了見なのだ?こういうノーテンキな人間たちは一纏めにして14日間強制的に完全隔離すべきではないだろうか?誰もいなくなったあのダイアモンドプリンセスでも借り上げて「隔離病棟」にすれば良い。

 もうそろそろこのブログでも提案した通り、台風接近時、大規模災害時のTV画面上での「常時情報枠=画面の左と下部の帯面」の設置(=データ放送表示画面同等)で、常時新型コロナウイルス情報を流すべきだと思うが如何だろう?
 正しい情報がないからパニックに成ったり、デマに踊らされたりするのだろうと思う。

 今回の2020TOKYOオリンピック1年延期に関しても、感染症専門家やアスリートや各国選手団からの情報をTVを含めていろいろな端末からリアルタイムで見ていた日本国民は、当の昔に「延期もしくは中止」を予想していたと思う。

 だから、そういう世界情勢の中でガンとして予定通り実施するのだと言い張った「森喜朗組織委員会会長、山下泰裕JOC会長」は今後責められ叩かれるだろう。安倍晋三総理に対しても対応の遅さ、世界の空気を読めない首相として冷ややかに見ていたのだろう。

既にこういうネット記事も出始めている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200325-00000006-nkgendai-spo 

…という事で、今日はわりに近くから観察できた繁殖期に入ったヤマセミの雨の日の架線上の佇まい。

 場所は球磨川支流部の架線上。雨が降っているので車の中からの撮影だった。

下を流れる球磨川支流を見降ろし、餌を狙っている。


メスが交尾を促す場合こういう姿勢をするのだが・・・。

ストレッチだったようだ。

こういうストレッチはヤマセミの場合珍しい。

知らん顔して脱糞した。

「アッ、失礼!」とか何か言ったのだろうか?


2020年3月25日水曜日

クロツラヘラサギの生態の一部を観察。 This is one of the ecology of the Black face spoonbill.

 今年も熊本県の八代海沿岸には数多くのクロツラヘラサギ(=Black-faced spoonbill、
絶滅危惧IB類 (EN)環境省レッドリスト) が飛来し越冬している。ここまで数多くの個体が日本へ来るようになったのも高野茂樹博士(八代野鳥愛好会主宰・クロツラヘラサギ・ネットワークほか)を中心とする国際的な保護グループの賜物だと思っている。

 不知火海(=八代海)沿岸では流入する各河川の河口部で見られることも多いが、球磨川河口部、鏡川河口部、砂川河口部などでよく見られるようだ。

 今回も人吉のヤマセミ観察行のついでに熊本空港から八代へ向かう途中、不知火海へ流入する一部の河川でクロツラヘラサギを観察できた。

 ご存じのとおり、サギ類はジーッと水面を見続け、瞬時に長いくちばしで水底の魚やモエビなどの生き物を採餌するが、ペリカン目・トキ科のクロツラヘラサギはその英名にもある通りスプーンのようなくちばしに付いているセンサーで水中・泥中の微妙な生物反応を察知、採餌する。見事な復活を遂げているコウノトリと同じだ。
 

こうして長いくちばしを水中に入れて左右に扇状に振りながら餌を探る。

カニや水中生物が多く、大きな魚を獲たのを見たことはまだない。




もちろん警戒心はあるが、人間との共存も熊本県下では大変うまくいっているようた。