2017年4月25日火曜日

アトリとニュウナイスズメは仲が良いらしい。The resset sparrow seems to be close to a bramble finch.

 今年は首都圏でもアトリの飛来数が多かった様だ。立川の昭和記念公園でも近所の野川でも群れで飛ぶアトリを幾度も撮影している。
 なおかつ、今年2度目の人吉訪問では八代海に面する不知火干拓及びそこへの往復の農地でアトリとニュウナイスズメの大群に遭遇。電線に留まった多くの野鳥を撮影する事が出来た。

 3年前、薩摩川内市の郊外の干拓地でも多くのアトリの群れ、ニュウナイスズメの群れに遭遇したが、この時は群れは別々だった。しかし基本的には撮影された画像を見る限り今回はこの二種が混在していた。

 もちろん東京近郊ではこれほど2種類の野鳥が混合で形成する大きな群れには遭遇できない。自分にとっては結構珍しい画像だ。

露出を変えてもっと絞れば奥行きがあっても全てにピンが合うのだが、この時は車の中からの撮影で、その時間的余裕がなかった。



ニュウナイスズメの左♂、右♀


2017年4月24日月曜日

熊本県宇土の御輿来海岸でイソヒヨドリの採餌。Blue rock-thrush foraging at the Okoshiki coast of the UTO, Kumamoto Prefecture.

  熊本県の宇土半島北側にある御興来(=おこしき)海岸は大潮干潮の時に海底の砂や泥の波紋堆積による肋骨状の曲線ストライプが現れることで、アマチュアカメラマン、風景カメラマンの間で人気のスポットになっている。

 たまたま人吉ツアー中、熊本へ行くことが有ったので帰りに少し時間をつぶしてこの御興来海岸へ行ってみた。その際の景色はもうブログアップした通りだが、其処で遭遇したイソヒヨドリのオスが蟹を採餌して持っていくところを撮影してあったのを思い出し今日アップすることにした。

 綺麗な声で鳴くイソヒヨドリだが、こうしてNHKのダーウィンが来た!‥のような場面には今まで遭遇したことがなかった。数年前奈良県の山奥で何故かこのイソヒヨドリが大きめのバッタを咥えている場面に遭遇して撮影したことがあったが、磯の名が付く野鳥がなぜならの山奥に居たのか不思議だった。ま、しかし京都の嵐山にユリカモメが居る事を思えばおかしくもない。




明らかに小さなカニだ!

ブルーのバックにブルーの野鳥が飛んでいく。

80mほど離れた岩陰へ運んでいた。盗られるとでも思ったのだろうか?

2017年4月23日日曜日

今年もツクシイバラ自生地で野鳥を撮る。I would like to take again some photos of wild birds this year at wild rose garden at Kumagawa area.

  このブログへのアクセスはこの所球磨川沿いのツクシイバラ自生地におけるセッカの画像をご紹介した日のモノが非常に多い。此処3週間アクセス数トップを独走中だ。
 ちょうど今ツクシイバラも満開直前だろうと思うが、今年は寒くて桜の開花が遅れたのでツクシイバラも例年より遅いのではないかと危惧している。
 
 このツクシイバラ自生地及びそれの上流部、下流部2kmに渡りこの時期は色々な野鳥が来る様だ。錦町の町の鳥に指定されているホオジロはもちろんの事、ホオアカ、セッカ、ヒバリなどが晴れた日の日中でも声高らかに飛び回っている。

 球磨川の北側対岸にはトビ以外にもオオタカ、ハイタカ、ハヤブサ、ミサゴ、ノスリ、など猛禽類が数多く飛来する。

 セッカの撮影ヒントは、今アクセストップのブログに書いてあるが、ホオアカは一度しか出遭っていない。今日の画像はそのホオアカとホオジロのコラボレーション。同じ日の撮影だ。
セッカとツクシイバラ


ホオアカとツクシイバラ


ホオジロとツクシイバラ

是非今年もチャレンジしてみたいと考えている。しかしツクシイバラの棘は車をギザギザにしてしまうので、薔薇の中に車を入れるのはお勧めしない。カメラを手持ちでなおかつ歩きで探すのが一番だろう。

2017年4月22日土曜日

アオゲラと口笛でコミュニケーションしてみた。 I called a green woodpecker together by a whistle.

 野鳥を観察するには、対象の野鳥の気持ちになって今その野鳥は何をしようとしているのか?次の行動は何なのか・・・を考える事にしている。ヤマセミの場合は勿論だ。

 繁殖期には特にその行動一つ一つに意味があるので、良く見て、良く考える事にしている。それが野鳥サイドにとって危機感を感じさせないで観察できる大元の基本だと思っている。特に縄張りを気にしている時、伴侶を探している時などは野鳥の生態・行動も判り易い。

 自分ではした事が無いが、良く対象の野鳥の発する声を録音して流すと、縄張りに他の同類が入って来たと思って傍まで来ることが在るらしい。もっともどこかで一度その鳴き声を録音しないといけないので結構難しいのだとは思う。バードコールと呼ばれる小道具もその一つ。

 バードコールの場合はむしろ特定の種とのコミュニケーションではなく、草をかきわけ大きな他の動物が傍に来た時に危険を感じ、全ての小鳥たちが声を潜める場合にその危機感を解き放つために効果が有るようだ。これはバードコールを使わず声真似でグゼリのような声をやると、いきなり周りの木の中から小鳥が一斉に鳴き始めたりして驚かされることがある。

 筆者はこれ以外に特定の野鳥に対して自分の声真似でやってみようと思い、山中、森の中に入ると時々これを行う。今まで確実に効果が有ると思われたのは、アカショウビン、アオゲラ、アカゲラ、ウグイス、イカル、ガビチョウなどだ。

 今日ご紹介するのは繁殖期の相手探し中のアオゲラ。アオゲラは自分の縄張りを主張する場合はドラミングと言って、木の幹を連続的に突々き、ドルルルルルルル♪ という音を出すことが知られている。良く脳天がおかしくならないと感心するが、これがアオゲラなのだ。

 一方、繁殖の伴侶・相方を探すときは「ピョーッ、ピョーッ、ピョーッ♪」と大体において3回鳴く。もし遠くでこの声を聴いたら200m程の距離でも相手は聴こえるから、こちらが風上の時に鳴きまねをする。すると、2~3分後に傍の樹まで飛んで来て鳴く。この時の注意点は相手の声と同じ音階・音程で鳴いて見せる事。音痴にはちょっと難しいと思う。
 しかも人間の口笛ではアオゲラよりはるかに音量もなく細々しているので風下で鳴き真似してもなかなか相手に届かない。

 この3日間、毎日野川沿いで夕方4時過ぎにやってみたら、3日間とも傍の木の梢まで飛んで来た。相手を探しているので高い樹の梢に留まるのがこの時期の特徴だ。
 
大体鳴き真似をして2~3分で飛んでくる。
この日も夕陽の中で顔だけ出してくれた。

この日は日没後、木々の間を飛び移りながら鳴いていた。
ジーッとしていないのが繁殖前のアオゲラらしい。
遂には木のてっぺんまで登って四方を探していた。耳は非常に良いらしい。あまり毎日騙しているようで申し訳なくなり、三日で止めた。


2017年4月21日金曜日

人吉で最近話題の「Kura倉Cafe」で、ついに写真集「人吉市の山翡翠」を販売させて頂くことになった。

 人吉の丘の上、古都人吉と球磨川を二方向眺めることが出来る素晴らしい環境に建つテラコッタの屋根を葺いた南欧風のガーデンカフェ「Kura倉Cafe」。
 筆者が人吉へ赴き、ヤマセミの観察・撮影を行う時は必ず一日に一度以上ここを訪れリラックスすることにしている。

 ここを流れる時間は、全ての雑念と束縛から解放してくれる、まさに心と体をリセットしてくれる何かを持っているので一度知ってしまうと病みつきになる場所。

 最近は週末休日はもちろん、平日でも天気が良ければランチタイムは予約を取って置かないと行ってもすぐには入れないようだ。ガーデン・テラスの席も在るのでこれからのシーズン晴れていれば屋外の方がお勧め。

 ここのデザイン・設計は全て、施工も一部はオーナーの山本英一氏自ら行ったもの。全国でもベストの部類に入る高級老舗旅館「たから湯」のオーナーでもある彼は筆者と同じ1948年生まれの団塊世代だ。実務力と人脈の広さは同じ団塊世代の一人として、とても敵わない。

 この3月にヤマセミが人吉市の鳥に制定された原動力の一人でもある彼は、自然と野生の生き物を非常に大切にしている。それはこの丘の上のKura倉Cafeの設計思想に見事に反映されている。人吉に行くなら必見の場所だ。
大人が集える東京にはない至福の場所。左からオーナー山本氏、真ん中筆者、右はあの皇室御用達焼酎「鳥飼」鳥飼酒造オーナー鳥飼氏。3人とも団塊世代の同い年だ。
特に夕方の光の中でのガーデンテラスの食事が素晴らしい。

空気が綺麗な人吉の夕焼けはいつでも光が美しい。

荒井由実が山手のドルフィンでソーダ水越しに京浜工業地帯の石油コンビナートなど観ないで、このCafe倉でソーダ水越しに球磨川と人吉の町を見下ろして曲を作ったら、間違いなくもっと良い曲に成ったろう。
此処はファンが多いのであちこちで取りあげられる。綺麗に撮った写真は是非そちらでご覧頂きたい。このブログでは気取った写真は撮らず、雑誌の取材の様に具体的な説明写真にてご紹介。
食材も勿論素晴らしいがその演出が嬉しい。勿論器も・・・。

ランチを摂って、撮影に出て、またスウィーツを頂きに戻る。これが最高。

で、ついに此処Kura倉Cafeで筆者の写真集「人吉市の山翡翠」を置いて頂ける事に成ったので今日のブログはそのご案内。

 これで、東京では神田小川町のホビーズワールドさん、地元人吉では此処Kura倉Cafeのみで販売させて頂く事になった。在庫も残り少なくなってきたのでお早めに・・・。

皆様からリクエストの多い前作の「川辺川・球磨川流域の山翡翠」も最後の30冊が偶然出て来たので、販売を予定することにしたが、こちらの販売場所や販売方法は未定。詳細はこの連休後になると思われる。

 場合によってはKura倉Cafeで「人吉市の山翡翠」と一緒に販売する事に成るかもしれない。2013年度日本自費出版文化大賞で入選を頂いた。
2013年発行無償配布したB5フルカラー148ページ、販売予定価格¥1,500
内容は今回の「人吉市の山翡翠」より生態学に近い内容、獲物をトビに横取りされてしまう一部始終や繁殖前のメスからの求愛行動など。

ヤマセミは何を食べているのかなど獲物の図鑑も掲載。
獲物の図鑑 その2.

同時に5ファミリーの繁殖スケジュールを観察したデータなど。


2017年4月20日木曜日

春先、武蔵野野川のシメ達。In the early spring, I meet with a flock of Japanese hawfinchs in Nogawa of Musashino.

 桜と野鳥の投稿でここ数週間このブログを賑わしているシメ。基本的に東京以南(西)では冬鳥だ。数十羽の小群で移動するが、80羽ほどの群れに遭遇した事もある。

 樹上で桜の花芯を食べたり、地上に降りて草の実、落ちた木の実を食べるが、必ず首を伸ばした見張り番が居る。一度はイカルの群れと混合で騒々しい大群になったのに遭遇した。

 今回は野川沿いの野川自然観察園の中で小さな群れを観察撮影中、何かに驚いてこちらに向かって飛んで来た場面の撮影が出来た。

盛んに草の間で採餌をするシメ。

草の間を飛んだり跳ねたり、

少し草が深いのだろうか?

と、見張り番がピチッと一声鳴いた途端皆が顔を上げた。思いの外の数にこちらが驚いてしまった。
次の瞬間、一斉にこちらに向かって飛び立ってきた。

こちらに向かって飛び、筆者の頭の真上の枝に留まった。

そうしてまた10分もすると地上へ降りるのだった。


2017年4月19日水曜日

団塊世代のカワセミの撮り方講座 その 10.つばめを追い写す。 How to take picture of Common kingfishers lecture 10 for the baby-boomer generation.

 とうとうこの「団塊世代のカワセミの撮り方」シリーズも10回目になった。概ねカワセミを撮る為の準備から撮り方に関してご理解いただけただろうか?過去には数回雑誌BIRDERなどで特集も組まれているが、実際自分で撮る段になって、現場で直ぐ役立つ撮影者の目線で解説したものはあまり無いので、お役に立てれば大変嬉しい。

 区切りの10回目の今回は、カワセミの飛翔姿を追い掛け撮影するのに一番手っ取り早い訓練方法をご紹介してみたい。
 結論から先に行こう。カワセミの飛翔姿を撮影するにはツバメを追って撮影して練習するのだ。佐々木小次郎ではないが、ツバメ返しを撮影するのだ。ツバメならいつでもどこでも飛んでいるだろう。被写体に苦労はしないと思うが、人通りの少ない開けた広い所で探してほしい。

 その昔団塊世代は、漫画「巨人の星」で星飛雄馬が大リーグ養成ギブスというバネの着衣を付けて夕陽に向かって涙を流しながら、「やるぞ!トウチャン」と叫んでいたのをよく覚えているだろう。しかしツバメを追い写しで撮影するには、そんな苦しい思いをしなくても出来るのだ。

 これまたツバメの飛び方を暫くじっくり観察し、パターンを覚える事で、飛ぶエリアの特定その他「見切り」が出来るようになるまで撮影をしない事が大事。フィルムカメラの時代ではまず無理だろう。デジタルの時代になった恩恵かも知れない。撮って意味のない画像データはどんどん消去できる。

 ツバメはもう飛んでいるから、晴れた日にじっくりと練習されることをお薦めする。しかし初日にあまりやりすぎると首が痛くなるのでご注意を。
 今日のように風が強い日はチャンスだ。風に向かって滑空するツバメは遅い。なおかつ羽ばたいたりもする。ツバメは殆ど滑空なのだが、羽ばたく時は相対的に止まって視えるからチャンスなのだ。
 
今日は強い南風だったので真上を行くツバメをこの通り撮れた。

風に向かう際は羽ばたいている。

こちらは球磨川土手で撮影したもの

夕方盛んに採餌をしていた。勿論ツバメはフライングキャッチで採餌だ。
あまり超望遠ではなく150mmくらいの短めのズームで追い写すのがコツ。
よく見ると捉える虫まで写っている。背景が無いとAFが効きやすいのだ。
これはヤマセミ撮影中に500mmで座って手持ちで追い写したもの。
背景の球磨川の水面が緑色になって不思議な雰囲気に成った。
光沢のある主翼が綺麗に写っている。

繁殖期には巣立ったツバメの幼鳥を両親が後ろから追ってゆっくりと飛ぶので撮影しやすい。