2017年10月17日火曜日

人吉で越冬するイワツバメ! House martin passing cold winter at Hitoyoshi of Kumamoto Pref.

 人吉市はヤマセミが人間と共生・共創しているだけではなく、イワツバメや普通のツバメも越冬している。証拠写真はいくらでもある。
 
 理由は人吉盆地の地底に有る二層の温水帯(=温泉)の影響で球磨川本流、支流のいくつかの水温が少し高いからであると思われる。これは現在調査中だが、その暖かい川の流れに盆地特有の冬の冷たい空気が触れて、濃い霧が発生するとみられている。

 適度な湿度と地熱で冬でも羽虫・昆虫の類が存在するのだろうと思われる。従ってイワツバメや普通のツバメの採餌飛翔が球磨川流域で視られるのだろうと推察している。川沿いに建つ温泉宿からもこれらを観察できる。
 
この密度での採餌飛翔は素晴らしい!

普通のツバメはこれほどの密度には撮れない。







関東では奥日光の湯元のスキー場に在るヒュッテの屋根下に巣を造っている。奥日光の場合は夏鳥として飛来するので冬季には居ない様だ。

2017年10月16日月曜日

熊本市のど真ん中、江津湖でアオバト! I watched white-bellied green pigeon at Lake Edzu at Kumamoto Pref.

 今年の8月23日に球磨川流域でのアオバトをご紹介したが、2013年このブログを開始する前2012年7月頃自費出版した「江津湖の野鳥」という本にも此のアオバトを掲載している。
http://yamasemiweb.blogspot.jp/2017/08/white-bellied-green-pigeon-live-near-by.html

 日本で最後の政令指定都市(人口70万人以上)に成ったばかりの江津湖で初めて出遭った此のアオバトはつがいで居た。

 実は湘南の大磯海岸に行けば、群れで海水を飲みに来るアオバトを観察できるのだが、必ず出没するものを観に行ってもあまり面白くないのでまだ筆者自身は行った事が無い。従って見た事があるのは全て熊本県内。その代わり生息密度は非常に高く個体数は多い様だ、江津湖をはじめ、人吉界隈、水上エリアなどでよく見かける。

 実際「ア~オ~♫」という人間が鳴き真似をしているのではないかと思う程の面白い鳴き声なのだが、良く聴く。
間近に寄っても逃げないアオバト、さすが江津湖に来るだけあって人慣れしているようだ。



多くの野鳥は360度の視野を持つので、こちらを向いていなくてもちゃんと見ている。
上に居るのがメス、右下のがオス。メスは全体が黄緑色、オスは肩の部分に赤紫の色の部分がある。

2017年10月15日日曜日

団塊世代は子供への「自然教育」のあり方を危惧する。Baby-boomer is fearing and think about nature education for children.

 昨日のこのブログへのアクセスがいきなり増えて驚いている。雨の週末はブログへのアクセスを沢山いただくが、此処まで急に上昇するとは思わなかった。感謝に耐えない。

 此の吉祥寺自然文化園はライオンや豹など・・・と、此処まで書いて、ヒョウは「豹」と表記する方が空から降って来る「雹」と区別する意味で判り易いが、ライオンはなぜかカタカナで表記するのが普通だ。
 西洋の動物は殆どが外来なので漢字が追い付かないのかもしれない。

 考えてみれば、動物名の漢字表記は中国語のそれに似ていなくもない。
●小熊猫 レッサーパンダ
●大熊猫 ジャイアントパンダ
●鬣蜥蜴 イグアナ
●避役 カメレオン
●伽藍鳥 ペリカン
●鎧鼠 アルマジロ
●狩猟豹 チーター
●虎頭犬 ブルドッグ
●大欄蜘蛛 タランチュラ
●砂漠姫狐 フェネック
●山獅子 ピューマ
●海獅子 オタリア
●海牛 マナティ
●小鰯鯨 ミンククジラ
●倉鼠 ハムスター
●猫鼠 マングース
●冬眠鼠 ヤマネ

 このブログを打っていて変換文字には無い「麑=ライオン」もしくは「獅子=シシ」と言う方法もあるにはあるが、決して一般的ではない。この辺りを含めて団塊世代の自分も学ぶことはまだまだ多いと感ずる次第。
 話が横道へそれたが、これら人気のパンダや猛獣・珍獣は居ないごくごく一般的な小さな動物園の「井の頭自然文化園」なのだが、唯一メディアに取り上げられていたのが、象のはな子だった。

 勿論、東京郊外の住宅地を抱えた井の頭公園界隈は、宮崎駿の「ジブリの森美術館」も隣接しており東京でも有数の教養・文化エリアとなっている。従って子連れのファミリーがターゲットであるのは間違いのない所だ。

 なればこそ、子供への自然教育に関してはイージーで刹那的な方法をとらず、親や先生などを含めて子供たちの将来に確実に役立つ自然教育を施す存在であってほしいと思う。生の動物を持ってきて「死なない様に飼育し、見せる」だけでは不十分では無いかと問いたいのだ。

 勿論、TVメディアや不勉強な最近のジャーナリストの様にただ現状を批判するだけではなく、プランBつまり代替え案、方法論を述べてみたい。

 現状の井の頭自然文化園は昨日も報じた通り、そこいらの野鳥を高いお金を投じてこしらえた野鳥厩舎に生態展示している。一方でコウノトリやマナヅルなどは風切り羽を取り去って、飛べなくして地上を歩かせて展示している。


豊岡で人工繁殖から自然交配へ持って行ってコウノトリを復活させている現場をつぶさに勉強した筆者からすれば、哀れ過ぎていたたまれなくなる。マナヅルも2年に一度は鹿児島県出水のツル飛来地へ行くので「何も此処までして生のマナヅルを見せなくても・・・」と思うのだ。

 先日もこのマナヅルのくちばしに穴が空いているのを見て、子連れの親御さんが「可哀想だね?病気でくちばしに長い大きな穴が空いているよ」と、子供に説明していた。
 無知とは恐ろしいものだ、ツルの類はくちばしの上側の中ほどに横長の穴が皆空いている。これを事を知らないまま、勝手な想像で子供に「ウソ」を教えている。これではトランプのフェイクニュース発言を非難出来まい?
 自然文化園で親が子に間違いを気付かず教える、この現状に危機感を持ったのがこのブログのきっかけだ。

 現在は最新のVRvirtual reality=仮想現実・人工現実体感装置)含めて、生で観たのとほとんど同じ効果を得られる映像装置が発達している。デスクトップのPCを経由せずとも、スマホのアプリやプレステなどのゲーム機器でも活用可能だろう?

 やはり映像ではなく絶対生・本物でなければ・・・と言われる方もおられようが、それでは自動車免許交付所・教習所の事故体験モニターをどう説明するのだ?航空機の操縦シミュレーターをどう説明するのだ?
 あるいはドローン無人攻撃機を使いモニターに砂漠の敵を映し出し、地球の裏側から敵を倒している今の戦争をどう見るのだ?

 そういう面倒くさい装置より、コストのはるかに安い自然の生物を飼い殺しにして見世物にする方が正しいのか?
 子供たちに「生の動物に接して、人間と同じ生き物なのだ」と教えるのは決して間違いではない。高低の差は在れ同じ体温を持ち、声を出し、食事も排泄もする・・・。これを教えるのに檻の中の生を見せるのは逆にあまり適していないだろう?
 むしろそれを体験させるには人間と一緒に生活している家畜・ペットで充分ではなかろうか?

 大自然の中、荒野で伸び伸び生きている野生の生き物を檻に閉じ込めてお金を取って見世物にする・・・・、江戸時代のろくろ首や河童、ヘビ女ではあるまいに、考え方は全然変わっていない。

 英国のセント・オーステル(=St.Austell)というドーヴァー海峡に面したイングランド南西部先端エリアの街に、エデン・プロジェクトという植物園と自然環境に植物が如何に大切な役割を果たしているか説明する教育施設が在る。ここを少し学んだら如何だろう?同じような素晴らしいドーム施設は不要だ。その存在意義と子供達への自然への関わり合いを学ぶ場所として学ぶべきものが多いと思った。
英国の陶磁器産業が陶土を採った後の穴と斜面を利用して造った硬質ビニール・サンドイッチ構造製のドームで出来ている温度・湿度管理出来る植物園となっている。二度ほど行ったが素晴らしいの一言。

ヘキサゴンの透明天井は非常に高い。伸びすぎた植物は一人乗り気球でてっぺんまで上昇して管理人が枝打ちしていく。
子供たちは公私色々な方法で学びに来ていた。子供達や引率の方に訊いたら年に3~4回、エクゼター、サザンプトン、リバプール、ロンドンからも来るそうだ。

ロンドンのキューガーデンより豊富な資料やデータが揃っていた。

世界で素晴らしさ第3位、安全性第1位の東京郊外・吉祥寺に、こういう自然教育施設があっても良いと思うが如何だろう?

2017年10月14日土曜日

団塊世代は「動物園」の在り方を疑問視する。Baby-boomer is wondering and think about recent Zoo.

 一年半ぶりに東京西部・吉祥寺に在る「井の頭自然文化園」へ行ってみた。此処には1947年つまり昭和22年に「戦争で傷着いた子ども達の心を嫌そう」とタイの有志家が日本へ寄贈したアジアゾウのはな子が長い事居て、筆者も小学校3年生9歳の頃逢って以来58年振りに昨年2月逢いに行った所だった。
 しかしなんと!半世紀以上ぶりの再会を果たしたその3か月後にはな子は死亡してしまい、相当なショックを受けたものだ。その会いに行った日のブログは以下をクリックすればご覧頂ける。ご高覧頂ければ大変嬉しい。
http://yamasemiweb.blogspot.jp/2016/02/i-went-to-meet-hanako-of-elephant-and.html

 で、その日のこのブログは、その際発見した鳥の厩舎に入れられている普通の野鳥たちの事を中心に嘆いて書いたのだが、今日は更に「動物園」そのものの存在を問う内容で、改めて書いてみた。

 これは単なる思い付きで書いたものではなく、団塊世代の自然環境や環境問題、子供たちの教育に関して知識の豊富な友人達と幾度か話し合った結果なども加味している。

 昭和の戦前・戦後の頃、テレビも無ければインターネットもない時代、ましてや新しいモノを知っている事を自慢する若者たちの飛びついたVR(virtual reality=仮想現実・人工現実感)といった仮想立体映像装置もない頃、大きな象や獰猛なライオン・トラといった猛獣などを子供たちが知るには映画や絵本といったメディアしかなかった。
 それに比べ現在は、実際に行ってみるととても不気味で怖いのだが、上野の国立自然科学博物館で世界中の色々な動物(剥製)を観る事が出来る。
上野の森に行くとどちらかというと、美術館よりこの国立科学博物館や不忍池の方に足が向く筆者だ。

海外の自然博物館担当者が驚くほどの素晴らしいはく製のコレクション。だが部屋の電気が薄暗い時にここへ来るとちょっとビビる。

 映画で言えば・・・、

 ウォルト・ディズニーの造った映画「百獣の王ライオン=1956年」「滅びゆく大草原=1957年」や「砂漠は生きている=1953年」あるいはテレビ番組「ウォルト・ディズニー」の冒険の国で放映した「ビーバーの谷」や「大自然の片隅」など短編記録映画で育った我々団塊世代は生の動物に接しなくても幾らでも動植物に興味を示して来た。
ウォルト・ディズニー「砂漠は生きている=1953年」

ウォルト・ディズニー「百獣の王ライオン=1956年」

勿論、筆者も上野動物園には幾度も連れて行ってもらったが、まだ幼い頃で動物そのものを観るというだけで、その動物が貴重だとか、本来どこに住んでいるのかなどは判らなかった。当たり前だ、子供の頭の中にはアフリカだのアマゾン流域などという認識は殆ど無いのだから。
 地球の地理や自然環境を理解せずに、目の前の檻の中の動物を単体で観ても子供にとってはあまり意味は無いのだ。ただ動く生の動物を教えるのであれば家畜で充分なはずだ。むしろ動物園の臭いニオイがいつまでも頭にこびりついていた。

 しかし、現在は毎週日曜日、夜NHK総合TV7時のニュースの後「ダーウィンが来た!」で思う存分世界中の動物の生態を観る事が出来る。見逃してもNHKのアーカイブで幾らでも見直せる。
 更にはYOUTUBE を経由してありとあらゆる動物に関する記録映像をPCやTVのハイヴィジョンや4Kの大型液晶画面で観られる。

 団塊世代が育った昭和20年代、30年代とは情報量も視聴機会も雲泥の差だ。果たして、これだけの環境進化の中で生の動物を檻に閉じ込めて見世物にする動物園が必要なのか?という事が今回のテーマだ。

 去年の2月8日付のこのブログでご紹介した通り、吉祥寺の自然文化園ではシジュウカラ、ウグイス、ホオジロ、コゲラ、アオゲラ、オナガなど武蔵野の野川流域に行きさえすれば幾らでも観られる野鳥まで檻に入れられている。
そこいら辺に居る野鳥を入れた鳥小屋


コゲラに至っては自然文化園の中のすぐ傍の樹でもズーィツと野生コゲラが鳴いていた。

何度もブログで取りあげたウグイス。藪に隠れられずストレスが溜まっている事だろう。すぐ横の井の頭公園の藪の中ではチャッチャッと野生のウグイスが鳴いて飛びまわっているのに可哀想で仕方がない。

もうこうなると、ジュウシマツや文鳥の様な飼い鳥と変わらない。

去年も今年も金網の同じ場所にしがみついていた。

これも、幾度もブログで生態を紹介したオナガ。こちらを見つめる訴えるような眼をそう長く見ていられなかった。夕方になるとオナガの仲間が傍に来るという。
折しも訪れた時間、自然文化園上空に篭脱け野生化の元鑑賞用大型インコのワカケホンセイインコ数羽が自由に飛び交い鳴きあっていた。これでは全く逆ではないか?

 果たして今の子供達、このような不自然な状態で展示した住宅街でも観られるような生の野鳥を、お金を払ってまで見せる必要があるだろうか?やはり生息している自然背景と共に、しかもどのくらいの生息密度で、なおかつ何時が一番観察しやすいかなどと共に見せ観察させるのが必要なのではないだろうか?

2017年10月13日金曜日

久しぶりにハクセキレイ! Japanese Pied Wagtail after a long absence!

 今日から関東地方は一気に13℃以上最高気温が下がって、名実ともに秋の来訪を体感している。武蔵野の野川には通年でハクセキレイやセグロセキレイが居るが、南九州熊本県エリアでは冬にならないと目につかない。居るところには居るのだろうが、ごく少数らしい。

 球磨川に面した人吉市でも、10年以上定点観察をされている古江さんの話では、ハクセキレイは冬の訪れを告げる野鳥だそうだ。

 私事だが、3年前の11月⒛日、人吉の温泉町の球磨川沿いの土手で車に乗ったままヤマセミを観察していた所、一羽のハクセキレイが車のフロントガラスをコツコツとくちばしで叩くのだった。

5分近く、突つくので球磨川側の窓だけ空いていたのを反対側の窓も開けた途端、そのハクセキレイが陸側の窓から入って来て、車内ダッシュボードの上を二往復し球磨川側の窓から出て行った。


愛犬が乗り移ってお別れに来たのだと思っている。科学では説明も証明も出来ない摩訶不思議な事が起きるのだ。

 それから10分ほどして携帯にショートメールが入り、18年以上生き最近は寝たきり状態だった我が家の愛犬(芝犬)が死んだという連絡だった。東京を出る時に覚悟はしていたが、さすがにショックでその日は何も手に付かなかったが、不思議な体験だった。知らせてくれたのがハクセキレイで良かった。これがヤマセミだったら気を失っていただろう。

高速で水面を飛ぶハクセキレイはある種、ヤマセミより難しいかもしれない。





ハクセキレイでも九州エリアには春先このタイワンハクセキレイが飛来する事がある。喉の黒い前掛け部分が嘴基部まで伸びているのが特徴だとか。

残念ながら、これは長崎県での撮影。




 

 

2017年10月12日木曜日

人吉以外のヤマセミのつがいに接近す!I watched a pair of Crested kingfisher at a place other than Hitoyoshi and photographing it.

 今日のヤマセミは人吉以外でのヤマセミのつがいに関しての観察レポート。
 人吉と同じ熊本県内氷川流域で立神峡という一時的に物凄い峡谷に成る名所が在る。国道3号線からそう遠くない場所なのだが、岩場の切通しを越えて氷川が突然八代平野に流れ出てくるところだ。

 この峡谷エリアにヤマセミが居そうだと思い、何かの折にクロツラヘラサギの世界的権威・高野茂樹博士と子の立神峡の無料駐車場で待ち合わせた事が在った。
 で、ちょうど先生と合流した際に駐車場の目の前をヤマセミが飛んで抜けたので、驚いた事が在った。
 
 今日のヤマセミは、其処でもなく熊本県ではない隣接県のつがい。どちらにせよ仲良く飛翔し、寄り添って行動している。此処の場合はオスの方がどちらかというと撮影者の筆者に興味を持ったようで、盛んに近づいてきたが、決して警戒はしていなかった。しかしメスの方は幾度も鳴きながら警戒しては遠ざかっていた。ヤマセミにも個性というものが在るのだろう。 
人吉でもそうだったが、ヤマセミのつがいの二羽の距離は季節によって微妙に異なる。繁殖期は肌(羽根?)をくっつけて寄り添うが、子育てが終わった真夏は20m以上離れて一緒に行動する。この地でも同じだった。

寄り添って飛ぶさまは、球磨川本流ではなかなか視られないが、川辺川や万江川など支流では連なって飛んでいる。此処の小さな湖沼でも寄り添うように飛んでいた。

見下ろしての撮影に成るが、あまり気にしていないようだった。

湖畔の木々がずい分水面に近い。

時々、こうしてこちらの様子を偵察に来るが、それ以上の警戒はしない。

結局5日間、観察に通ったが飛び去る事もなく、此処のつがいはいろいろパフォーマンスを見せてくれて、最終日には手まで振って名残りを惜しむ・・・訳はないが、結局は野鳥に脅威を与えることなく済んだ。