2024年12月9日月曜日

晩秋の目黒自然教育園・紅葉カワセミ情報。(紅葉編) Reported on Meguro Nature Education Park of the autumn leaves and the kingfisher in late autumn. Vol.1

  1週間前、一度閉園直前に入った目黒の自然教育園。再度明るい昼間に入ってみた。ちょうど昼過ぎ、目黒駅からの道は銀杏の黄色い葉と落ち葉で格好の撮影ポイントになっていた。

 たぶん昨日の北風で大方葉は落ちてしまったろう?落ちた後のイチョウの葉は滑るので要注意だ。自転車が随分すっ転んでいる。ヘルメット必須!

 さて昨日12月8日・ジョンレノンの命日、団塊世代の筆者は後期高齢者の二年目に突入した!二百年前であればたぶん仙人に成って霞でも食って暮らすのだろうが、21世紀においては普通の人間とあまり変わらない生活を続けている。

 日常動く距離も微妙に増え、都心へ出れば1日1万2千歩程度歩く日が多くなってきた。出来るだけ多くのものを視たい、出来るだけ多くのシャッターを切りたいという子供の頃からの「多動性自閉症」の気が強い性格が日常に出ているのだろう。

 これが上手く健康保持に役立っているのであれば大変嬉しい。

で、一昨日土曜日に入った自然観察園、実はここが紅葉、特に山モミジの隠れた名所だという事を知っている人はあまりいない。京都の東福寺や永観堂のように赤い紅葉だらけの中でのモミジより、黄色主体の枯葉の中の赤い紅葉の奇麗さにおいては都心の自然観察園のモミジの方が鮮やかに見えると思うのは筆者だけだろうか?

 インバウンドの波にもみくちゃになって、全然落ち着かず時間とお金ばかりが無駄になる京都はもういい・・。新たな日本の四季を愛でられる場所を自分で開拓するのが本当の日本人のような気がして来た。

団塊世代はもちろんフリーパス!毎日でも入れる。

入り口から落ち葉ロードが200mほど続く。落ち葉(もみじ)マーク運転者が沢山・・。


決して北野天満宮に負けていない!


此処ならではの黄色と赤のコラボレーション


陽の当たる水生植物園あたり

奥の方へ行くと陽の当たらない池など多数。

 明日は此処に住民登録しているカワセミの生態をご紹介。

2024年12月8日日曜日

団塊世代は石破首相の「地方創生」具体化に疑問を持っている。その2.The baby boomer has doubts about how Prime Minister Ishiba will materialize his "regional revitalization" initiative.

  昨日は具体的な東京一極集中の実例やその原因・理由に関して私見を述べてみたが、「じゃ、どうすれば良いのだ?問題提起だけじゃ、言うだけで問題解決に成らないだろ?と言われてしまう。

目的や手段の具体案のないままお金をバラまいても意味がないと思うが・・。

 かって、広告代理店勤務中「〇〇検討会議」など目の前の問題解決、トラブル回避のための会議に良く参加した・・・というよりそういう会議だらけで、広告代理店時代の現場仕事以外デスクワークの半分はそんな会議ばかりだったような気がする。

 そんな会議に良くあったのが、色々出て来る意見に否定や反対、あるいはガンガン問題指摘する先輩や意識高い系が居た事だ。一座は声のデカい者に意見が止まってしまう。

 そんな中、必ず打開策として筆者はこういう作戦で立ち向かった。「あなたのご意見ごもっとも、一理ありますね?」続けて「しかし、ではどうすれば良いか?アナタの具体策は?例えばプランBとか、是非お聞きしたい。」

 そうすると必ず返ってくるのは決まって「いやぁ、それを考えるのが君たちの仕事でしょ?僕の仕事ではない」という答え。

 そこですぐさまこう言う事にしていた。「じゃ、アナタは何の為ここに居るの?皆が出す意見やアイディアに代替え策も持たず、頭ごなしに否定したり反対してばかりじゃミーティングは前に進みませんね?具体先を考えるのがアナタも・・ではないのであればアナタはこの場・この会議に居る意味はないでしょ?」

 出て行けとまでは言わないが「酷い時ははっきりと言った」たいてい自分で出て行った。

 厳しいようだが、具体案の出ない会議と出席者は全く意味がないと思うが如何だろう。

 選挙演説でも具体案のない「私にやらせてください!」だの「皆様を幸せにします!」だの美辞麗句だけを叫ぶ候補者にロクなのはいない。

 前置きが長くなったが、要は中学・高校時代から全国各地で教師が「職種による生涯賃金」を詳しく説明・紹介、つまり教育すれば良いだけの話。

 テレビドラマやSNS情報を通じて、東京に憧れる若者たちに「全国どこに居ても、どのような職種でも生涯賃金は大差ないのだ・・。」

 あるいは「IT関連、金融関連、広告代理店、商社」など高給職種といわれる人間たちの数はいったいどれほどか?働く人々の1%、つまり100人に1人も居ない実情をきちんと教えるべきなのだ。

 当然、その1%に入るには難しい大学や教育機関を経て、それなりの高度なスキルを身に付けなければ行けない事も教育すべきだと思う。

 TVで「転職の誘いが来てるかな?〇〇リーチ!」などという己のスキルの無さや実力の低さを棚に上げて、一方的な期待だけ持たせる「あり得ない転職チャンス」を謳うコマーシャル。あれはウソだと教えなきゃ!

 今の東京!都心のオフィス街、有名IT産業や横文字企業のサラリーマンの昼食・ランチを見てごらん?皆コンビニ袋を提げてオフィスに戻ったり、近所の公園で食べているでしょ?今を時めくITビジネスだって金融関係だって高給取りはごくごく一部の人種なのだ。

 大手商社だって、大手広告代理店・TV局もごく一部の人間だけが高給なのであって、そのオフィスに社員証をぶら下げて出入りしている人全員がそうでは無いのだ。半分は契約社員だったりアルバイトだったりする。これが実情。

 高度成長期、都心の広告代理店(銀座など)に勤めていた筆者、ランチをコンビニ飯で済ませた事は一度も無かった。ステーキランチ、鰻、寿司、中華定食、天婦羅、飲み屋の定食、食後は喫茶店で13時まで・・・、が昼時のお約束だった。

 今の首都圏の若者の低賃金生活は可哀想だ。これをメディアは報じない。だから地方から上京したがる若者は憧れる東京の実情を知らないのだ。

 ネットをググったら、職種別の年収・賃金の比較が出ていた。これを見る限り、1次産業、2次産業の方が東京に多いサービス業だったりIT関連の仕事より年収が多い場合が沢山あったりする。

 若者が東京を目指す前に、中学・高校時代からこういった「事実」をきちんと教えるべきではないだろうか?

 地方創生と言って補助金や援助金をばらまく前に、ターゲット若者たちへの「事実・真実」を教える事が大事ではないだろうか?

 ネットやTVで得た情報だけで「おら、東京さ行ぐだ!」と思ってしまう前に、東京の結構悲惨な実情、地方で稼げる実情、優遇措置を教育すべきではないだろうか?


2024年12月7日土曜日

団塊世代は石破首相の「地方創生」具体化に疑問を持っている。 The baby boomer has doubts about how Prime Minister Ishiba will materialize his "regional revitalization" initiative.

  石破首相が東京生まれだが父親の鳥取県知事就任の為鳥取県育ちという事は、筆者が東京生まれで父親の仕事(十條製紙エンジニア)の関係で九州小倉~熊本八代で育ったというのと似ている。

 特に筆者はサーカスの子供ではないが、小学校は4か所、中学校は2カ所通って育った。それぞれの地域・組織で色々価値観・常識が違う事を身をもって体験している。

 拙著「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」にも書いたが、小倉の小学校時代に「将来大きくなったら何にに成りたい?」と問われ思った事と、中学2年生で単身東京へ出た時の同じ問いに対する答えは全く違った。情報量の多い東京に出てすべての考えが変わった。

※「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」⇒このブログの右に出ている過去ログの2013年12月28日付~2014年10月19日付で全文閲覧可能。

 熊本の八代では3局しかなかったTV局が東京に出たら倍以上在ったのだ。

 筆者10~13歳で価値観も常識も大きく違う環境変化を体験し脳に摺込まれたのだから、その影響・考え方は今に至るに他の人とは少し違う。

 石破首相が「地方創生」をテーマに掲げ、全国の地方を活性化させようとしているが、あまりその具体的中身が聴こえてこない。これは大手既存メディアも野党も声高に叫んでいる所だと思う。 

 石破さん、言っている事は判るが、賃金格差は個人々のモノで、平均すると東京以外年収の差にあまり大きな地域格差はない。東京だけ確かに高いのと九州エリアの賃金が他エリアと比べて低いという事はデータ上はっきりと出ている。

九州経済の中心福岡県ですら、関東のどの県より低い。

 東京一極集中は、すでに筆者が高校生あたり高度成長下の首都圏でも言われた事。地方から国鉄の夜行列車で「集団就職」が盛んに行われTVや新聞のニュースで報じられた頃だ。

 その結果、猫も杓子も東京へ出るんだ!吉幾三などという「よし、行くぞぉー!」をもじった芸名で「俺らぁ東京さ行ぐだ!」などと言う大ヒットを飛ばしたりすることになる。
※個人的には大好きな曲だ。金沢明子の「黄色い潜水艦」と並んで最高の歌謡曲だと思う。

 これ以外、トレンディドラマと称して東京の街並み、洒落たレストラン、高級品を扱うブティック、原宿のシャンゼリゼ通り、青山のキラー通りなどキラキラネームで妄想を掻き立てるシチュエーションで、キレイな仕事をしている20~30歳代の若者が恋愛ゲームに明け暮れる・・・。50~70歳に成ってもその余韻で生きている高齢者が沢山いるのを知っている。

 これを地方局が流すものだから、年頃の若者が全国から首都東京圏へ集まって来たのだ。この辺りは筆者の「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」にも今から10年ほど前書いた。

団塊世代のヤマセミ狂い外伝 #9.団塊世代の事実をどれだけ一般世間は知っているのだろう?(上)」

団塊世代のヤマセミ狂い外伝  #11.団塊世代の事実をどれだけ一般世間は知っているのだろう?(下) Do you know what the baby boomer was ? The other generation don't know the real story of the baby boomer.」

 筆者はもともと東京生まれで、九州二ヶ所で育ち中二で東京へ戻った逆Uターンなのだが、小倉市(現北九州市)の小学校時代のクラスメートのなんと!約半数弱(20名/43名)が東京・首都圏在住だった。(=2006年当時)

 これを観ても明らかなとおり、地方創生を唱える前に、何故東京一極集中が起き、どうやってそれを鈍化させるかの具体的アイディアを考えるのが大事ではないだろうか?

 では具体策とは?上記「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」にも散々書いた事だ。 つづく、

2024年12月6日金曜日

玄関を出たらハヤブサの若鳥らしい猛禽に遭遇! As I left the front door, I encountered a bird of prey that looked like a young peregrine falcon!

  数日前、都心で打ち合わせをした後三鷹の自宅に戻り、靴も脱がずそのまま夕方の愛犬散歩に出かけた。が、何か予感がして70‐300のズームを付けたAPSCデジタル一眼を肩から下げたまま出たのだ。

 そうしたら、200mも進まぬうち150mほど先の高圧線鉄塔上に猛禽類らしき中型の野鳥が飛んできて留まった。なかなか視難かったが、どうやら黒っぽいハヤブサの顔をしていた。顔しか見えないので胴体の縞模様が見えない。

 野川で観察をされている方々の話では、5㎞以内の範囲にチゴハヤブサが生息しているという。チゴハヤブサは札幌や球磨川流域の錦町辺りで数度遭遇しているが、首都圏ではいまだ遭遇はない。胸の強い縦縞と下腹部の赤い羽毛が特徴。

 暫らく鉄塔上で採餌をした後飛び出してきたので、追いかけ連写をした。

 なお、お陰様で間もなくこのYAMASEMI WEB BLOGへのアクセスが100万回に達する様だ。

 これを機に半年~1年ほど毎日更新をお休みし、不定期に気まぐれ週一程度の投稿にしたいと思う。テーマ・内容は野鳥を中心に種々雑多の予定。兼ねて10年がかりで作業中のライフワーク集大成・写真文献「球磨川におけるヤマセミの生態」の編纂と出版作業で忙しくなるのがその理由。暫く作業に集中し、また毎日更新へ戻りたいと思っている、こうご期待。

…という訳で、今日はハヤブサ系の猛禽類。


最初、顔と胸の縦縞だけが視えていた。 

盛んに獲物を食べていた


カラスが4~5羽周りに集まり間隔を狭めた為、獲物を持って飛び立った!


カラスはしつこくは追わなかった。


胸の素嚢が膨らんでいないので食事は途中の様だ。足で獲物を保持している。

下から見る限りチゴハヤブサか、ハヤブサの若鳥か判断は難しかった。

2024年12月5日木曜日

霞ケ浦界隈で真昼間にハイイロチュウヒ♂が出現! A male grey-streaked harrier appears in broad daylight near Lake Kasumigaura!

  昨日の投稿のチュウヒを追っていたら、はるか遠方に別のチュウヒ2羽が集って飛んでいるのが見えた。ズームレンズで観たら一羽がどうも白っぽい!

 ひょっとして?と車を移動させて近づいたら、案の定ハイイロチュウヒのオスだった。

 このエリアでは、朝早くか夕間詰めの塒入りの頃しか出遇ったことが無かったので、びっくり!ご存じの通りメスに比べて小型だが、その存在感は圧倒的なものがある。

 わざわざ早朝4時30分に三鷹を出て来た甲斐があった。

 たった1時間の寄り道で予想もしない遭遇に、一気に一日の疲れも取れた。 

最初に「ん?」と思った遠くからのカット。

2羽でつるんで回りながら高い所を飛んでいた。

ハイイロチュウヒ♂がこれほど高い所を飛んでいるのは初めて観た。

だんだん低く飛んで近づいてくると

フワーッと上昇する

何度も輪を描いて回ってくれた

良い鷹見の一日だった、神様に感謝!

2024年12月4日水曜日

霞ケ浦界隈で冬の猛禽類チュウヒに遭遇 その1. Encounter with a winter raptor, the harrier, at the Lake Kasumigaura area, Part 1.

  先日、早朝4時に三鷹を立って、朝のラッシュ前に都心高速を抜け、先祖代々の地茨城県霞ケ浦沿岸の麻生へ赴いた。要件は自分の代で先祖の縁故関係を終了せんとする終活諸活動。

 地所の不動産処理、代々伝わる由緒物の神社奉納、諸々の案件処理が目的。

 もう70年以上生活母体が東京の我が家。先祖のしがらみ案件が茨城県、片道130㎞の遠隔地なので自分の代で処理完了しなければ…というのが第一の目的。

 現地へ一度も足を踏み入れた事のない子供達の代に迷惑をかけたくない・・というのが一番の理由。

 その諸々の処理、打ち合わせで日の出の頃現場到着し、行動を開始したが昼前にほとんどの予定が終了。

霞ケ浦に到着する頃地平線に日の出

強風下、霞ケ浦越しに白い富士山も

北には筑波山も・・。

何に驚いたのか?恐ろしい数の水鳥が飛び交った!

1時間ほど余裕が出来たので、ほんの少し遠回りをしてかってコミミズクやチュウヒを観察撮影したエリアを通りながら帰ろうと思った。

 実質、1時間も居なかったのだが、意外な野鳥に出遭えてラッキーだった。チュウヒ、ハイイロチュウヒ、タゲリ、カンムリカイツブリ・・さすがに三鷹の野川では出遭えない種類に出遭えて思わぬボーナスを貰えた感じだった。 

いきなり車の上を超えて行ったチュウヒ!慌てて車を止めて撮影開始。

日本では特に飛来数が少なくなっている様だ。



成田空港へ降りる航空機とすれ違ったりもする。



低く低くVの字飛行をする猛禽類はチュウヒだけ、この後更に1羽が登場!

2024年12月3日火曜日

明治神宮の紅葉と野鳥情報。 Information on autumn leaves and wild birds at Meiji Jingu Shrine.

  絵画館前のイチョウの並木がピークを迎えている今、外国からの観光客が加わった見物客は空前の人出で銀杏を観るより観光客たちの頭を観る方が多いのではないだろうか?

 一方、明治神宮内の御苑(有料エリア)はいたって静か、外国からの観光客の方が日本人より多いのは他の場所と同じだが、御苑内は絶対的な人口密度が低いので充分紅葉を楽しめる。

 朝早くでは無かったので、野鳥はカワセミとカワラヒワ程度だったが充分に楽しめた。今がお勧めだ。

紅葉の赤い色で染まった南池にカワセミ一羽!


朝10時過ぎ採餌していた。

人の多い原宿門からより代々木門からがお勧め!



暫くは晴天が続くようだ、意外な穴場!500円払っても充分元は取れよう。