2017年12月12日火曜日

獲った獲物を取り落とし拾い上げたヤマセミのシークエンス。 After miss hunting of Crested kingfisher's sequence.

 今日の内容はずいぶん昔、7年程前のヤマセミの面白シーン。先日人吉の古江さんが一度に獲物2匹を同時にダブルキャッチしたヤマセミがうっかりそれを両方落としてしまい、慌てて一匹を拾い直した一連のシーンを送って下さったので、そういえば昔そんなシーンを撮影したと思い過去データを探ってみたら生まれて二度目の人吉訪問時に撮影していたことが判明。

 単発画像しか視ていなかった当時とは今は違うので、一連のヤマセミの行動の裏にある生態が良く見えてきて面白いと思った。

 場所は球磨川本流、季節は春先。だいぶ筆者に慣れたと思われるヤマセミ個体が40m程の距離でダイブして採餌、それがどうやらくちばしで突き刺してしまったらしくしっかりと咥えられず空中で取り落とす。一旦水中に落ちた獲物をホバリングで場所を確認し再度ダイブして見事ゲットしたという一連のシークエンスをご紹介。
普通に採餌して喜んだのもつかの間

咥えたのではなく突き刺してしまった事に気が付き

暴れる魚をどうして良いか判らないまま

取り落としてしまったヤマセミのメス。

ホバリングしながら逃げた魚の動静を見極め

飛び込む準備の後

エイ、ヤッ!再ダイブ!

見事に今度はクチバシの奥でしっかり咥え

飛び去って行った


取り落としたことが恥ずかしいのか、遠くへ去ってしまった。

2017年12月11日月曜日

団塊世代は「人吉市におけるヤマセミと人間の共創」を早稲田大学の共創学会で発表した。The baby-boomer generation announced "Co - creation of Creseted kingfisher and Human beings in Hitoyoshi City" at co - creation society of Waseda University.

 7年間のヤマセミの生態観察研究成果(生態観察・データ取得・画像撮影・現地ヒアリング)を2カ月間掛かって発表用にまとめたものを、昨日、一昨日と早稲田大学理工学部・西早稲田キャンパスで行われた「共創学会」で発表する事が出来た。

 人吉市、八代市、熊本市にお住いの数多くの方々の協力を得ながら進めて来た人吉市におけるヤマセミの生態研究の一部、「ヤマセミと人間の共創」を発表した。

 全国から頭脳明晰な本職の研究者が集まり、それぞれのジャンルで行って来た研究を発表する場としての「学会」への参加は、筆者の様な平凡な頭脳で好きな事にしか目を向けない偏向研究の成果を、同じ土俵で発表するのは正直言って相当勇気のいる事だった。

 ほとんどが著名大学の教授クラスが複数で研究した成果を発表されていた。パワポのスライドショーも横文字が多かったり、図形やチャートが一杯あって凡人には判りにくい発表が多い中、筆者が撮影した証拠画像や国交省のデータ中心で展開する超具体的な「人吉市におけるヤマセミと人間の共創」はちょっと異質だったかもしれない。

 最初は遠巻きに見ていた参加者だが、30分もすると東京ビックサイトの展示会のようにインタラクティブ展示ブースへ来て下さり、質問の嵐となった。最初の頃は野鳥だという事で女性の研究者が沢山来られ「カワイー!」だの「凄い!」だの反応が主だったが、後半は年齢性別を問わず全国のプロ研究者が、ヤマセミの筆者へ見せつけパフォーマンスや鮎漁師さんとの共創に関して非常に強い興味を示されていた。

 やはり「こう考える、こう推察される」・・・ではなく、撮影時間や撮影場所がデジタルで表記された証拠写真をどのように判断分析するか、その撮影の難度やチャンスの少なさを直ぐ理解される方ばかりなので話は早かった。

 鳥類研究には分類学や解剖学やそれぞれ専門ジャンルが細かく判れているが、野外の現場で生態を長時間つぶさに観察し、証拠画像を収録して得られた結果はそれなりの説得力があったようだ。

 来年はより深い部分での研究成果を発表する事に成っている。2010年からご協力や励ましをいただいた全ての方々にここで感謝をしたい。
早稲田大学の理工学部キャンパスは真下に地下鉄副都心線・西早稲田駅が在るが、休日は直接キャンパスへは入れない。日曜日は基本的にキャンパスは開いていない。
日曜祝祭日は守衛さんのいる正門の自動ゲートを通らないと入れない。

参加者管理は広告代理店が行う催事よりはるかに厳しかった。

基調講演は共創学会の会長でもあり、私に参加発表を後押した指導教授の三輪先生だ。

三輪先生が手にしている棒は朝自宅の庭から抜いて来た朝顔用の細竹。目論み通り効果的に使って頂き嬉しかった。

口頭発表は15分という短い時間なので慣れないと、どんどん時間超過で、最後の方は一体何を言っているのか判らなくなったりする。

来年もヤマセミに関してはこのスタイルでまずは行いたいと考えている。鳴き声なども流してみようかとも考えている。

インタラクティブ発表の方はA1サイズのポスターに発表主旨を印刷してピンでボードに貼り解説を行う。普通は1枚しか貼らないようだが、5枚も制作するというので、前例もないという事で問題になったようだ。しかし三輪先生のご厚意で5枚とも制作できた。使用した2台のノートPCの内1台(大きい方)はIBMのThink Pad A31で2005年の静岡国体の頃使用し始めた古いもので12年前のものだ、OSはWindows2000なのだが充分サクサク動いてくれている。

けっこう色々な方が興味を示して下さり、質問攻めにあってしまい嬉しい限りだった。
これからの5枚が、インタラクティブ発表で使用したポスター。




これらはそのまま持ち帰ったので、少人数の説明会に使用可能だ。

2017年12月10日日曜日

晩秋の人吉で花を撮ってみた。I tried to challenge take flower's photos in deep autumn at Hitoyoshi area.

 いつも人吉では野鳥の画像ばかりなので、今回は11月後半の人吉界隈における花の画像をご紹介!
 勿論花を撮らせたら日本一、私ゃちょっとうるさいよ!と言われる方は目をつぶってご覧いただきたい。
 秋も深まって、霜が降りてもおかしくない頃の人吉盆地、球磨川界隈冬鳥を探しながらツクシイバラ公園(毎年初夏にテントの出る錦町の球磨川川原辺り)を徘徊、其処で撮った画像をご紹介。
 なんとまだツクシイバラの残り花が咲いていた!これには驚かされた。

まだこの時期に咲いているとは驚いた。



此処からはコンデジでの撮影、皇帝ダリア

たまには皇帝ダリアの色違いを観てみたいものだ。


皇帝ダリアの八重咲タイプらしい。初めて視た。


2017年12月9日土曜日

徹底的にアトリを観察! I tried thoroughly observing Brambling !

 アトリは冬季、シベリアから富山県。秋田県を経由して全国へ散らばると言われる渡り鳥だ。もうとにかく群れで行動するので判り易い。
 人吉エリアではここ数年飛来数が激増している。今年は特に多い様だ。
 昼間でも数百羽の群れで行動し、時にはカワラヒワと混成群を形成している。またある時はニュウナイスズメと混成群を形成している。

 先日も周りの桜の木が葉を落としているのに、まだ葉が沢山付いている桜が数本有ると思ったら全部アトリが留まっていたのだった。

 採餌の際は群れがバラケテ藪の中で木の実・草の実を採餌していた。今日はとにかく小林重三(こばやししげかず)の描くイラストの様な写真も含んでいるが、その佇まいや飛翔シーンを見て頂ければ嬉しい。

とにかく密度の高い留まり方をする。

小林重三さんもびっくりだろう。綺麗な野鳥だと思う。

こういう状態の樹が5本以上並んでいた。

端の方にはカワラヒワも混じっている。

何かに驚いて飛び立つアトリの群れ。

旋回を続けるので、正面画像も撮れる。ゼロ戦の攻撃?

また向きが変わって、元の樹木に留まる事が多い。

採餌中はバラバラに成って藪の中で採餌する。

なかなか手前には出て来てくれない。

2017年12月8日金曜日

団塊世代の野川公園晩秋レポート。This is the nature report of Nogawa Park in end of autumn.

 今朝の武蔵野は気温0℃!この冬一番の寒さだった。毎朝の犬の散歩で通るルートも休耕畑から湯気が立ち上り、植わったキャベツは真っ白な霜に覆われていた。

 昨日の夕方、いつもの野川沿いを野鳥求めてほんの1時間散策したが、「秋の陽はつるべ落とし」どころか急降下で暮れてしまった。国分寺辺りに端を発し武蔵野のハケ沿いに流れる野川は当然低い所を流れているので、夕陽は当然早くに見えなくなるから流域が暗くなるのも早い事!当然カメラのISO感度も5000程度に上げねば野鳥も撮れない。
※ハケ=大きな川の河岸段丘により形成された崖の連なり。

 その野川沿いに野川自然観察園が存在する。過去においてはオオタカ、チョウゲンボウ、サンショウクイ、キビタキ、ルリビタキ、シメ、イカル、カシラダカ、ジョウビタキ、アオゲラ、アカゲラ、カワセミ、ホタルなどを撮影した。園内は当然のように動植物(採取禁止)が豊富なので木の実や昆虫が多い為と思われる。

 入園(無料)時間が朝9時から夕方4時半までなので野鳥観察・撮影には不親切だが、金網の外から園内の野鳥は何とか撮影出来る事もある。

 今は園内の紅葉が最高潮!あと2~3日で散り始めか?行くなら今でしょ?武蔵境から西武多摩川線(旧是政線)で一駅、新小金井駅からまっすぐ住宅街を南へ下る(徒歩13分)か、JR三鷹駅から小田急バスで武蔵小金井行きに乗り野川公園一之橋下車でも行けるが、それ以外京王電鉄調布駅からも行けるのでアクセスに関しては野川自然観察園のサイトを参照されたい。
野川公園公式サイト=http://musashinoparks.com/kouen/nogawa/

 未だ冬鳥が充分飛来していないようだが、前出の野鳥、常連カワセミを筆頭にモズやシジュウカラ、メジロ、ヤマガラ、セキレイ系などはいつでも居る。カメラを持って行っても空振りにはまずなるまい。
 
自然観察園内のもみじは毎年凄い紅葉となる、一部コンテスト指向のアマチュアカメラマンには有名らしい。
手前の枯れ木が鮮やかさをより引き立てている。

森の奥はとにかく暗い。

昨日はジョウビタキのメスが出迎えてくれたが、オスも多い。

この娘は周りを一周しても飛び立たなかった。上の画像の180度逆サイドから。
野川にはキセキレイ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、ビンズイの類が居る。
なぜか野良猫が多いのもこの公園・観察園の特徴らしい。

夕方になると、次々と伊豆諸島から新中央航空のドイツ製ドルニエ228型が夕陽を浴びながらすぐ隣の調布飛行場へ降りて来る。

野川公園と繋がっている武蔵野公園との間を南北に走る西武多摩川線(旧是政線)は今年で100周年だそうだ。この運転手さんは今期で退職だという。長い間お勤めお疲れ様でした。

たった6駅間の盲腸の様なローカル線だが、沿線にアメリカンスクールやICUが在るので外人さん含めて利用客は結構多い。