2017年5月26日金曜日

早くも人吉ヤマセミの幼鳥教育は終りに近い。Chick education of Hitoyoshi crested kingfisher seems near the end already.

 ついこの間始まったばかりとこのブログでご紹介した人吉市内中心部でのヤマセミの幼鳥教育が今朝は鳴りを潜めてしまった。理由は判らない。ここ4日間盛んに右岸まで遠征して親に怒られ続けていた幼鳥たちがほとんど右岸に出てこない。朝6時30分から9時までの間今日は1回のみ。  
 しかし、オスの成鳥がオスの幼鳥を追い回して飛行訓練を行う事は、昨年の幼鳥教育でもご紹介の通り。今日の画像も二羽のオスが追いつ追われつを繰り返しているが、明らかに前を行くのが幼鳥だった。

 今朝は同じ水域でササゴイの幼鳥教育も行われていて、何度もササゴイが二羽で行き来していた。ササゴイの幼鳥はゴイサギの幼鳥がホシゴイと言われる様な体模様をしているのですぐに判る。成鳥の頭上が青っぽいのに比べ胸周り含め縦縞のブチのような色模様をしている。これはまた次回ご紹介。 
けたたましい鳴き声を上げつつ突然木々の間から二羽揃って降りてくる。

真っ白の羽根の裏面は二羽とも♂であることを示している。






一回りした後、揃っていつもの樹木に消えて行った。



2017年5月25日木曜日

今日のヤマセミは空を飛ばない、鉄路を行くのだ。 Today's Crested kingfisher is not wild bird, It is new express train!

  今日のヤマセミは飛ばないのだ!空は飛ばずに二本のレールの上を跳ぶように走る。この3月から熊本駅ー人吉駅間を一日3往復する人気の観光特急列車だ。今週・明後日27日土曜日には熊本県民テレビが夕方4時から特別番組でこの「かわせみやませみ号」を取り上げるそうだ。

 光栄にも、筆者の撮影したヤマセミとカワセミが一緒に写っている写真の画像提供を要請されたので何かのお役に立つているのだろう。
 残念ながら、その日は既に北九州の小倉へ移動してしまっているので放映そのものは見る事が出来ない。

 今回、東京から車で16日に人吉に入ったのだが、その16日の朝、球磨川沿いに車を走らせ八代平野に球磨川が流れ出す要の部分「遥拝の堰」で野鳥を観ていたら、後ろを此のかわせみやませみ号が通ったので慌てて撮影した。これ以降、10回ほどこの新特急に出遭う事が出来たので、動画・静止画含めて結構な撮影データが残っている。

 動画編集は東京へ戻って行うとして、まずは静止画でこの新特急かわせみやませみをご紹介しよう。既に多くのヤマセミファンがこの列車で人吉市を訪れ、ヤマセミの撮影をされたようだ。赤い繊月大橋・矢黒の瀬の傍にある矢黒神社、別名ヤマセミ神社のお札も結構人気らしく、一度に9枚もお札を購入され、おまけに付いているミニ写真集「ヤマセミカワセミ」を9冊お持ち帰りになった方もいるそうだ。ヤマセミ神社のお札を買うとヤマセミカワセミのミニ写真集が付いてくるなんて、全国で初めてじゃないだろうか?

 実際にヤマセミ神社のお札を売っているのは、神社の総代さんの村山さん宅、そうしてそのヤマセミ神社の入口にあるひまわり亭という郷土料理のレストラン。数に限りがある様なので早い者勝ちだそうだ。
 ひまわり亭= http://himawari-tei.com/

まずは、東京から乗っていった愛車スバル・アウトバック越しにかわせみやませみ号

これが今回最初の遭遇、八代市の遥拝の堰で。しかし撮影しても色が出ないのには参った!

さすが水戸岡氏の意匠、ななつ星などの豪華絢爛列車よりはるかに良いし、人気だ!

ここからはその昔鉄道ファンだった頃を思い出しながら撮影してみた。







しかし球磨川沿いの肥薩線、やはり川と一緒の風景が一番似合うかも?

球磨川本流沿いに走る肥薩線、必ず一度は乗ってみたい路線だ。


2017年5月24日水曜日

ヤマセミの幼鳥教育はもう終盤らしい。The educations for chicks of Crested kingfisher is finishing in a few weeks.

 例年になく繁殖行動が混乱している人吉エリアのヤマセミだが、二羽のヒナが巣立った中心部のファミリーは現在幼鳥教育の真っ最中だ。
 人吉在住の方の毎日のレポートによれば、このファミリーの幼鳥は数日間をおいて巣立ったようなので、先に巣立った幼鳥と後から巣立った幼鳥の成鳥の差が著しい。
 
 後から巣立った幼鳥は未だに親の給餌をねだる状況で、ダイブしても木の葉を咥えて飛び出してくる。一方で先に巣立った幼鳥は今朝がた自ら採餌に成功し、欲しそうににじり寄る弟(幼鳥は二羽とも♂)に見せつけるようにして真横で丸呑みして見せた。自然界は厳しいのだ。

 左岸から右岸へ興味津々で飛来する幼鳥たちを、無理やり安全な目の届く左岸の樹林帯へ戻す頻度も日を追って少なくなって来ているようだ。今朝の右岸滞在時間は前日に比べ長くなったのと同時に、上流部への3~400m程の探検も大目に見てもらえるようになったようだ。
朝一番の訓示は毎日の日課のようだ。

いう事を聞かない幼鳥は、それなりのスパルタ教育が待っている。左は親鳥。

餌で釣る方法も有効のようだ。採餌した餌を咥えて幼鳥のいる方へ向かう親。

餌を咥えて岩に留まっている幼鳥に体当たりをするように見せびらかせながら左岸へ。

慌てて餌を咥えた親を追おうとする幼鳥。

慌てた幼鳥はパニックに陥り一旦水没する。

明らかにわき腹に褐色帯のある幼鳥が自ら採餌してきた。

見つけた弟分がにじり寄ってねだるが、兄貴は逃げる・・・。

結局、真横で丸呑みをして見せた、自然界は「自分の事は自分で」が掟だ。

2017年5月23日火曜日

繁殖期のブッポウソウ、フライングキャッチの瞬間!The broad-billed roller of the breeding season, the moment of the flying catch!

  東京から車で遠征10日目。今日一日でヤマセミの幼鳥教育、ブッポウソウの繁殖行動、ツクシイバラのセッカを観察撮影できた。久しぶりのビッグデーになった。夕方から降り出した雨も久しぶりで心地良かった。明日は終日雨模様、ここ数日の画像データ整理にちょうど良い休養日だ。

 これ以外にも、二羽のササゴイの球磨川飛翔シーン、トビが大型の魚を捕獲し持ち去るシーン、ツクシイバラ河原でのホオジロの囀り、夕方のコジュケイなど数多くの野鳥を撮影できた。

 連写で確認できたブッポウソウの空中フライングキャッチの瞬間!15日前に奥日光でキビタキのフライングキャッチを撮影、ブログにアップしたが、それ以来のフライングキャッチだ。50-500mmのシグマのZOOMだがなかなか生態を記録撮影するには最高のレンズだと思う。高ければ良い、話題になってれば良いのではなく、自分の目的に合った愛用レンズを幾つ理解しているかが問題なのだろうと思う。

 コンテストに出すような綺麗な写真ではなく、生態の瞬間を記録する撮影なのでピンの甘さや光の不十分な所はご容赦願いたい。
ん!と飛んでいる昆虫を発見・・・・というよりはるか前に目途を付けている。

画面右上の光っているトンボ系の昆虫に近づくブッポウソウ。

瞬間パクリ!みごとにキャッチ!

そのままターンに入る。

体は90度倒れているのに頭の向きはあまり傾かないのだ。

そのままメスのいる場所へ一直線に戻っていく。交尾前に9回の給餌を行った。


2017年5月22日月曜日

球磨川本流でヤマセミの幼鳥教育が始まった! Chick education of a Crested kingfisher has started with Kuma-gawa main current!

  16日に人吉に入って以来、人吉市近郊のほとんどのヤマセミファミリーの動向を調べた結果、相当今年は異変が有るようだ。
 まだ抱卵中、つまりヒナが孵化もせずずいぶん遅い繁殖中のヤマセミを確認。これは球磨村の球磨川支流部。メインの人吉市内の3か所は数は少ないが幼鳥が2羽、1羽といった繁殖結果になっている。
 川辺川、万江川、胸川の各支流部は未だ幼鳥教育に入っていない模様、ひょっとすると今年の繁殖は失敗かもしれない。春先の低温が響いたのだろうか?

 今日の画像は、基本的に何にでも興味を示す幼鳥が、撮影者のいる右岸の方へ進出して来るのを必死になって叱りつけ、餌でさそい左岸の方へ連れ戻す色々なシーン。
 たまたま、カワセミが手前に居て、ヤマセミとカワセミが久しぶりに1つのフレームに入ってくれた。JR九州の新特急、人気のかわせみやませみ号を祝しているのだろうか?

 
右岸に近い球磨川の中央の岩に居る幼鳥2羽にそれ以上人間のいる右岸へ近づくなと言っている母親。しっかりとこちらを監視しているが、いつもの事だ。

球磨川の右岸に近い岩に居る幼鳥に威嚇しつつ向かう母親

急旋回して幼鳥を叱りつける母親

焦って水に落ちた幼鳥、慌てて左岸へ戻る!

そらそら、さっさと左岸へ戻りなさい!と言ったかどうか・・・。

人吉ほど同族のヤマセミとカワセミが仲良く共存している場所もないだろう。

ヤマセミとカワセミのニヤミス・・・というより日常茶飯事なのだ人吉では。

人吉市近郊の旧海軍飛行場跡の高ん原でオオヨシキリ!It is great reed warbler in Takanbaru of the old navy airport trace in the suburbs of Hitoyoshi-shi!

  人吉盆地のど真ん中に、旧日本海軍航空隊の飛行場跡がある。現在は牧場や牧草地・畑になっているが、此処で毎年オオヨシキリが繁殖している。

 オオヨシキリと言えば湿地帯や河原で葦の茂みで繁殖するのがお約束だが、此処では藪に近い陸上の草地で繁殖をする。
 中には牧場の牛舎の建物にへばりついて大きな鳴き声を上げている。この牛舎付近では非常に面白い野鳥の生態を見る事が出来る。

 セッカもたくさん飛んでいるのだが、そのセッカのフライングキャッチを真似して学んだのだろうか、普通のスズメが羽虫をフライングキャッチしている。1年ほど前それを投稿したら数名の方から「本当か?」と問い合わせをいただいた。

 今日の画像はその場所で、草の切れ目でなくオオヨシキリ。決して高い位置ではない。





決して高い所を飛ばないのでなかなか飛翔画像は撮りにくいが、次回を乞うご期待!


2017年5月20日土曜日

人吉の畑で早朝ヤマセミと遊ぶ! I play with a Crested kingfisher early in the morning in a field of Hitoyoshi!

  農業経験のない方にはお判りいただけまいが、早朝の畑仕事は当たり前の農家の日課だ。一晩過ごした野菜の健康管理は特にこういった気温差の激しい初夏においては非常に大切な事なのだ。
 今日のヤマセミ観察と撮影は人吉市内の農家の畑エリア。半農半漁を営む地元の方にいつもお世話にになっているのだが、今朝はその方の手招きで畑の耕作地の中からヤマセミを観察させていただいた。仕切りのネットに、更に持参した迷彩ネットを掛け、ヤマセミを刺激しないようにして登場を待った。

 足元には丸々と太った玉ねぎが良い匂いをさせて植わっており、その場でその匂いだけでご飯を一膳食べられそうだった。筆者は玉ねぎ、島らっきょう、にんにく、にらの類が大好きなのだ。

 そうこうしているうちに、何とヤマセミの親子は農家の屋根を越えて、朝日の方向から飛んできた。予期せぬ方向にネットの手前で撮影する羽目になってしまい、何の役にも立たなかった。しかし、さすが野鳥!しっかりとこちらを認識して迂回して目的のいつもの場所へ到着!
 
 しかし、人影に驚いてほんの一瞬で離散し、こちらへ飛んできてくれた。これから先はネットのおかげで、近距離でのアプローチが出来た。やはり準備は大切だ。

 ヤマセミが人吉市の鳥に制定されて以降、ヤマセミ撮影者への地元の方の親切さは他の土地には無い素晴らしいものだ。これから観察・撮影に人吉に向かおうとされる方々は、是非、地元の方々のアドバイス、情報に感謝しつつ有効に役立てていただければと思う。
何と!住宅の屋根を越えてヤマセミがやってきた。毎朝の事らしい。

近くの施設の敷地のフェンス際を遊び場所にしているようだ。

したがって、こんな画像が撮れてしまう。Twitterに投稿したら結構見てくれているようだ。

人影に驚いてフェンスからこちらへ向かってきた。

朝日は真横からの鋭い光なのでコントラストはおのずから強くなる。

そういえばジョン・デンバーがSunshine on my shoulders make me happy ♬なんて歌っていたなぁ・・・。

こういう位置でヤマセミと接したことは今まであまり無かった気がする。

ほんの10分間ほどのパフォーマンスだったが、十分楽しめたことはこの画像をご覧いただければ理解できよう。