1昨年やはり球磨川本流に面した高さ80mほどの直立した崖につがいで穴を掘り続ける姿を丸2日間観察したが、今回もつがいで交代で、あるいは同時に2羽で崖に突進していた。2時間も続けるとやはり疲れるのだろうか、2羽ともどこかへ消えてしまった。見渡す近くに川は流れていないので離れた場所へ採餌に向かったものと思われる。
まだ巣穴は無く、土壌調査中の様な感じだった。代わる代わる色々なところにくちばしを突き刺して土壌の調査をしているようだった。時には大きな泥のかたまりがくちばしに突き刺さってしまい、その重みに耐えきれず土塊もろ共一緒に落下したケースも2度ほどあった。
ヤマセミの巣穴はすべてシラスの壁だとばかり思っていたが、普通の泥や赤土がシラスの表面にを覆っているケースもあるようで慎重なヤマセミの巣穴建造プランの慎重さに驚かされた。
一方で、ここへきて人吉市内のヤマセミは鳴りを潜めている。いつものポイントになかなか現れない模様。すこし寒かった冬の影響が有るのかもしれない。
つがいで揃って穴掘りに向かう。
交代で突っ込んでいくことも。奥にはいくつもの穴が開けられている。
つがいで同時に戻ってきた。
土の塊をくちばしに突き刺してしまい抜けない!
土塊の重さに耐えきれず自分もろ共、下に落下!2分ほど出てこなかった。
さすがに穴掘りであれば放棄されても困るので必要以上に近づかず短時間で引き揚げたが、500mm×2.0の1000mmで距離が有り過ぎてカゲロウに揺らぐ画面のやっと9分の1にトリミングしてこの記録画像だから大変苦労した。