2016年9月30日金曜日

朝霧の球磨川でヤマセミ! Crested kingfisher in foggy morning at Kuma-river area.

 ヤマセミの生態ばかり追い掛けていると、単にヤマセミだけが写っている画像はあまり意味が無いと思っていた。しかしつい最近、数人の方にそれは思い上がりだ、幸運にもそれだけ多くのヤマセミに出遭うチャンスが在るのであれば、他では観られない、単なるヤマセミの姿画像だけでも良いから、ブログにアップして欲しいと言われた。そうで無いとブログではなく愚ログと呼ぶぞ!と冗談交じりに諫められてしまった。

 大変有り難く嬉しい諫めだが、「幸運にも・・」のフレーズには多少の異論も在る。決して幸運だけで出遭えている訳では無い。人吉にお住いの辻先生、古江さんといったヤマセミに関しては国内で右に出るものが居ない程のヤマセミ遭遇回数をお持ちの先輩のお陰で、実績を重ねられたもの。これらの情報を元に想定したポイント、時間で待っての成果なのだ。

 そのほか地元でアユ漁をされている川魚漁師の方々のお陰も在る。

 今日の画像は、そういう意味では早朝の霧の中でであったヤマセミの画像。勿論モノクロに近い画像で色のトーンも浅くなってしまっているが、深い霧を全然気にしない野鳥の生態と言えば言えるような気もして来た。こちらが気が付かなくても、音も無くいつの間にか正面の岩に居たりする。

カメラのレンズだから、画像を後でパソコン処理できたが、オリジナルは殆どぼーっとしていて、画像としては役に立たない。




これら飛翔中の画像もあくまで勘で追いかけて撮れたもの。

暫らくして目が慣れると、対岸の枝の二羽に気が付く。

更に慣れてくると、対岸の大きな木の中に居る二羽にも気が付く。


2016年9月29日木曜日

ヤマセミ親の幼鳥給餌生態! This is one of Crested kingfisher's feeding style for young bird.

 ヤマセミの繁殖期は既に完了しているが、久々に今シーズン2016年の春先画像チェックをしていて面白い生態シーンの画像が出てきたのでご紹介。

 緊急回避行動の自主練習をしている幼鳥の鼻先を、餌を咥えた親鳥が見せびらかすかのように飛んでいった。勿論幼鳥は慌てて自分の番だとばかりに親を追い掛ける。

 この後、対岸の岩に親が到達。後追いの幼鳥に給餌をするシーンまで撮影を続けた。今日はその幼鳥の鼻先を親が見せびらかし飛行をする場面!

 今年はこの5月後半までは天候も安定していて、いつもとあまり大差ない繁殖期だったのだが、その後の雨期、つまり梅雨の時期は雨も多く、多くの野鳥が繁殖に何らかの影響が生まれているようだ。





いちいちワンカット毎の注釈はしないが、慌てて親の後を追う幼鳥のしぐさが面白いと思った。

人吉盆地はもうすぐムギマキが通過する季節! Mugimaki Flycatcher will appear soon around Hitoyoshi basin area as usual.

 ムギマキというキビタキに少し似た黄色くて小さな野鳥が10月半ば以降全国を通過する。ほんの数日間しかいないので、毎年これに出遭えると何か非常に得をした気分になる。ノゴマやヤツガシラ等に出遭えた時とよく似ている。

 このムギマキ、英名にも学名にもムギマキと付いているので日本で最初に発見された野鳥なのだろうか?それとも例のシーボルトが見つけたのだろうか?
 ちょうど麦播きの季節になると現れるのでこの名が付いたのでは・という事くらいは誰もが容易に想像できる。

英名=Mugimaki Flycatcher 学名=Ficedula mugimaki


 残念ながら昨年やっと原書が揃った日本の三大野鳥図鑑=黒田長禮の「鳥類原色大図説」、山階芳麿さんの「日本の鳥類と其の生態」、清棲幸保さんの「日本鳥類大図鑑」どれを見てもこのMugimakiの名前の由来は出ていなかった。

 今日のムギマキは2012年10月29日、人吉盆地の南側白髪岳の麓に近い場所での遭遇で、メジロ、ソウシチョウなどとごちゃごちゃに成っていた。
 撮影できたのはメスだと思うが、あまり活発に動き回るという感じではなかった。ソウシチョウの声がうるさくて、鳴き声を観察できなかったのが残念だった。


木陰で静かにしていた。ムギマキのメスと思われる。

一緒に動き回っていたソウシチョウ

この他、メジロも数羽同時に移動していた様だ。

少し離れてヒガラらしき個体を発見!

ヒガラは高山や寒いエリアの野鳥という認識が在ったのだが、南九州でも11月近くに成れば山間地で観られることを知った。


2016年9月27日火曜日

武蔵野でモズの高鳴き2週目! Since two weeks ago we heard Shrike high squeaking.

  秋が近づいた一つの証拠がモズの高鳴きだ。キキキキキキキキ・・・と鳴くモズの高鳴きはコスモスの花と共に初秋の里を賑わせてくれる。

 彼岸花が終わる頃、夕焼けが綺麗に見えるように空気が澄んで来たらモズが啼き出す。もうそうなったら昼間どんなに気温が上がっても夕立は降らない。

 今日も夕方から10km走に出て、大学メンバーと一緒に綺麗な夕焼けの中を走った。野川沿いのコスモスは六分咲き。此処のコスモスは1か月以上咲き誇る息の長いコスモスだ。そのコスモスの真上で夕焼けの中モズの高鳴きが続いた。

 2週間前、鳴き始めた頃はナーバスだったモズも、今は人が真下を走り抜けても平気で其処に居る。コンデジでも十分撮影できる距離まで近寄れる。
 今日のブログは今年初めてのモズ画像!
武蔵野国分寺ハケに沿った野川土手のコスモス。これから1か月咲き続ける。

コスモスの真上の木でモズが高鳴き。


立派な成鳥だ。

通り過ぎて下からコンデジで撮影したらモズの眼に夕焼けが映っていた。

今日は久しぶりに綺麗な夕陽、遠く西に台風17号が在るからだろうか?

夕焼けバックに10kmランニング後の水分補給をキリスト教大学メンバーに撮られた。随分久しぶりの綺麗な夕焼けだった。

緊急レポート!団塊世代はOLD NAVYの価格表記にモノ申す!  Baby-Boomer think about OLD NAVY's shop price display is so bad!

  団塊世代の筆者は2002年以来米国産のファッションブランド、OLD NAVYのファンだ。GAPの弟版らしいが、そういう事はどうでもいい。その安さとデザインのシンプルさに飽きが来ないので気に入っていて、古着屋でもこのブランドの良い雰囲気の商品を探す事が多かった。バナナリパブリックと同じくらい気に入っていた。

 そのOLD NAVYが日本から撤退する。そこでロゴアイテムを購入しておきたいと、武蔵境のイトーヨーカ堂2Fに入っているショップに赴き、50%オフ、30%オフの表記のある場所から6点ほど商品を選んでレジカウンターに持って行ったのだが、驚いた事に当たり前のような顔をした女店員が、「これはレギュラー価格の商品ですから定価です、これもレギュラー価格で定価です。」と言いながら打ち込んで行くのを見て、???となってしまった。

 間違いなく50%OFF、あるいは30%OFFの表記の場所の商品を選んで持ってきたと思ったのだが、どうもそうではないと言う。勿論割引でない商品などそう沢山買うつもりはない。筆者は10年以上前からこの先死ぬまで、下着や靴下などの消耗品以外、着るものは古着しか買わないと決めているので、定価で新たなジーンズや迷彩パンツを買おうとは思っていない。

 すぐに定価の物は買わないので外してくれと言い、割引のアイテムだけ購入した。そうして別の店員にこちらが購入した商品展示の場所へ行き50%オフ、30%オフの表示の所で、どの商品がその対象なのか訊いてみた。

 一般の客に判るようにしないと、多くの客が割引と思い込んで商品をレジに持って行き、そこでそれが割引ではないと知ると、他の客の手前バツが悪いだろうし恥をかいた気持ちにもなる。店に対しては騙されたと思うだろう。気の弱い客は「しょうがないからそのまま買うわ」とも成りかねない。それを狙っているのであればこの店は相当なワルだ。

 もし、それを判っていてそういう表示にしているのであれば詐欺に近いし、何より販売員が何度も商品を確認しにラックへ戻ったり、購入を止めた商品を再展示しなければならない。
 更に一旦打ち込んだレジをやり直したり、お客に文句を言われたり苦労するのは販売員ではないのか?と説いた。

 少なくとも今までファンの一人と自認していた筆者は、この瞬間OLD NAVY日本撤退もしょうがないなこれじゃ、と思った事だった。このブランドを入れているイトーヨーカドーにも、政治の世界ではないが指名責任は有るだろう?
 
2002年以来のOLD NAVYファンの一人としてあえて苦言を呈したい。

この一まとめに成っている3列のラック、真ん中だけは定価なのだという。

その真ん中のラックのごく一部の商品だけは反対側に30%offの表示が在るにもかかわらず割引をしない定価なのだ。どう見てもこれは詐欺だろう?

此のラックは棚に積んである一見レギュラーの商品に見えるものが50%オフで、下に下がっているのは定価だという。商品一つ一つに割引や定価の表記は一切ない。客は手に取った商品の決済価格がレジに持って行くまで判らないのだ。
GAPは必ず商品一つ一つに何%オフの表記が在るか、割引商品群をまとめて「このエリア全て50%オフ」と表記する。このOLD NAVYの表記法は消費者価格表示違反ではないかと推察するので調査を掛け、その筋に調べに入っている。後日結果を報告したい。


緊急レポート!団塊世代はOLD NAVYの商品展示にモノ申す!  Baby-Boomer think about OLD NAVY's shop price display is so bad!

  団塊世代の筆者は2002年以来米国産のファッションブランド、OLD NAVYのファンだ。GAPの弟版らしいが、そういう事はどうでもいい。その安さとデザインのシンプルさに飽きが来ないので気に入っていて、古着屋でもこのブランドの良い雰囲気の商品を探す事が多かった。バナナリパブリックと同じくらい気に入っていた。

 そのOLD NAVYが日本から撤退する。そこでロゴアイテムを購入しておきたいと、武蔵境のイトーヨーカ堂2Fに入っているショップに赴き、50%オフ、30%オフの表記のある場所から6点ほど商品を選んでレジカウンターに持って行ったのだが、驚いた事に当たり前のような顔をした女店員が、「これはレギュラー価格の商品ですから定価です、これもレギュラー価格で定価です。」と言いながら打ち込んで行くのを見て、???となってしまった。

 間違いなく50%OFF、あるいは30%OFFの表記の場所の商品を選んで持ってきたと思ったのだが、どうもそうではないと言う。勿論割引でない商品などそう沢山買うつもりはない。筆者は10年以上前からこの先死ぬまで、下着や靴下などの消耗品以外、着るものは古着しか買わないと決めているので、定価で新たなジーンズや迷彩パンツを買おうとは思っていない。

 すぐに定価の物は買わないので外してくれと言い、割引のアイテムだけ購入した。そうして別の店員にこちらが購入した商品展示の場所へ行き50%オフ、30%オフの表示の所で、どの商品がその対象なのか訊いてみた。

 一般の客に判るようにしないと、多くの客が割引と思い込んで商品をレジに持って行き、そこでそれが割引ではないと知ると、他の客の手前バツが悪いだろうし恥をかいた気持ちにもなる。店に対しては騙されたと思うだろう。気の弱い客は「しょうがないからそのまま買うわ」とも成りかねない。それを狙っているのであればこの店は相当なワルだ。

 もし、それを判っていてそういう表示にしているのであれば詐欺に近いし、何より販売員が何度も商品を確認しにラックへ戻ったり、購入を止めた商品を再展示しなければならない。
 更に一旦打ち込んだレジをやり直したり、お客に文句を言われたり苦労するのは販売員ではないのか?と説いた。

 少なくとも今までファンの一人と自認していた筆者は、この瞬間OLD NAVY日本撤退もしょうがないなこれじゃ、と思った事だった。このブランドを入れているイトーヨーカドーにも、政治の世界ではないが指名責任は有るだろう?
 
2002年以来のOLD NAVYファンの一人としてあえて苦言を呈したい。

この3列のラック、真ん中は定価なのだという。

その真ん中のラックのごく一部の商品だけは反対側に30%offの表示が在るにもかかわらず割引をしない定価なのだ。どう見てもこれは詐欺だろう?

此のラックは棚に積んである一見レギュラーの商品に見えるものが50%オフで、下に下がっているのは定価だという。商品一つ一つに割引や定価の表記は一切ない。客は手に取った商品の決済価格が判らないのだ。GAPは必ず商品一つ一つに何%オフの表記が在るか、割引商品群をまとめて「このエリア全て50%オフ」と表記する。このOLD NAVYの表記法は消費者価格表示違反ではないかと推察するので調査を掛け、その筋に調べに入っている。後日結果を報告したい。


2016年9月26日月曜日

野鳥のペリット排泄の瞬間!イソヒヨドリの場合。 The moment it's pellet discharge of a wild bird! In case of a blue rock thrush.

 野鳥は消化しきれなかった餌の硬い部分、骨・鱗・頭・筋などをまとめて丸い排泄物にして吐き出す。これは肉食だろうと草食だろうと同じらしい。今までこのブログでご紹介したのは、一番多いヤマセミ、ジョウビタキ、などだが、今回イソヒヨドリの排泄シーンを初公開してみたい。

 是非一度、大型野鳥のそれを観察収録したいのだが、未だ成功していない。なかなか大型の場合はチャンスが無いようだ。良く飼い猫が大きな毛玉を吐き出す事が有るが、これは原因が違う。猫の場合は己の毛づくろいで呑み込んで貯まった毛玉、つまり自分の毛なので食べ物に原因が在る訳では無い。

 野鳥の生態を観察していると、羽根を広げて地熱などによる寄生虫排除行為や、繁殖前のペアリング行動など、図鑑には出てこない面白い現象を捉え、シーボルトのように紹介できればと日々願っている。

 ただ綺麗な鳥類図鑑のような写真を撮るだけが、野鳥に接する撮影者の役割では無かろうと思う。今後も出来る限り面白い瞬間に接したいと思う。

こちらはイソヒヨドリのオスのペリット排泄。

此処からはメスの連続写真。

ゲッ!と言ったかどうかは判らないが吐き出せた瞬間!



此の落下の様子を判りやすくするため、普通は野鳥を画面の中央に配置するのを上部に持って行ってみたが如何だろう?


2016年9月25日日曜日

団塊世代の上野の国立科学博物館の「シーボルト」展見聞録! I think Philipp Franz Balthasar von Siebold is hero for us.

 今から150年ほど前、幕末にドイツからやって来たシーボルト。日本という国に誰よりも興味を惹かれ、日本産のあらゆる参考資料(地図・文献・絵画・彫刻・工芸品・動植物など)を2度に亘って持ち帰り、ヨーロッパに対して日本の素晴らしき事、凄い事、恐るべきことを伝えた。

 それらの一部が今日本へ里帰りし、東京江戸博物館(美術工芸品+地図・文献)と上野の国立科学博物館(動植物・見本など)で展示されている。江戸博物館でやっている「よみがえれ!シーボルトの日本博物館展は今後11月上旬まで、その後長崎会場~大阪会場と1年掛けて巡回するようだ。

 勿論、地図・文献や美術・工芸品も凄いが、野鳥や四足動物、オオサンショウウオやトキの剥製なども非常に興味を覚えた。
 特にオオルリのオスとメスを別の種類と思いこんで別々の学名を付けたとか、ミゾゴイにゴイサギの学名を付けたり、コマドリとアカヒゲの標本と学名を間違えて付けてしまったりとか、我々が種類や名前を間違えるのと似た様な事を偉大な学者さんがしている事を知って、ちょっと気が楽になったりもした。

 人の間違いを見つけると、鬼の首を取ったかのように指摘・非難する御仁も、是非このシーボルト展を観て欲しいと思った。もし東京に来られることが有ればの話だが・・・。
 
「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」展  http://siebold-150.jp/

国立科学博物館シーボルト http://www.kahaku.go.jp/event/2016/09Siebold/

東京江戸博物館の方はまた別の機会にご紹介!

国立科学博物館は65歳以上は無料!

入り口には色々な剥製が在るが、やはりヒグマより小さいとはいえ、ツキノワグマは大きい動物だ。これに奥日光や尾瀬で出くわした時を思い出してしまった。

オオサンショウウオが猿よりデカいとは!此処は生きたまま持ち帰ったコーナー。オオサンショウウオはドイツで50年も生きたという。

トキやウズラの剥製まで船で持ち帰っていた様だ。

我が家の横にも来るアオゲラもちゃんといた。

アカヒゲとコマドリを間違えて・・・と説明が出ていた。

オオルリのオスとメスが別の種と思い込んで学名を別々に付けたと・・・。

オニヤンマの学名にはシーボルトの名前が・・・。

シーボルトはアジサイやユリを各種持ち帰り、ヨーロッパのガーデニングを大きく変えたと説明が在った。とにかく紫陽花の花はヨーロッパで大人気だそうだ。



 

2016年9月24日土曜日

人吉盆地から秋情報の数々到着! A season information was arrived from Hitoyoshi basin.

  葛の花が終わり、バッタやトンボが子孫を残そうと繁殖活度にいとまがない夏の終わりから秋の初めにかけて、確実に季節は動いているという自然情報を得ることが出来た。

 黄色コスモスバックにヤマセミ2羽、相良村の深水湿原(ふかみしつげん)で立った一羽囀るキセキレイ。盆地外周の山に掛かり始めた朝霧。同じく周辺の山でエゾビタキ!

 確実に南九州にも秋が深まりつつあるようだ。一種類の野鳥だけではなく動植物全ての動きを見て季節の変化を観る事にいつも心がけている。

 
人吉にお住いの辻 正彦先生が撮影した黄色コスモスバックのヤマセミ。

一羽で羽休めのヤマセミ川辺川太郎、見送ってくれた。

山に掛かる朝霧も秋の冷気を感じ始めているようだ。

相良村の深見湿原でキセキレイ


エゾビタキの通過季節に成ったようだ。


イトトンボも繁殖に忙しい。

此のバッタは相手が見つからないのだろうか?ヒッチハイクで2km移動!