2019年3月9日土曜日

団塊世代の早春単独奥日光探鳥行レポート! Baby boomer went to cold early spring bird watching 3 days alone to Oku-Nikko.

 団塊世代のバーダーの探鳥行と言えば、徒党を組んで友達同士和気藹々と行くのが楽しい!と良く聞くが、筆者は基本的に殆どいつも単独行だ。
 今回も1年ぶりに奥日光戦場ヶ原へ2泊3日で探鳥行を決行した。
 出発した7日は高速で車4台の事故に加え、途中渡良瀬遊水地経由などもあり奥日光いろは坂を上る頃は午後2時を過ぎてしまった。

 明智平の手前辺りからすっかり雲の中で何も見えない悪天候。しかしトンネルを抜けたら青空が顔を出し、日光の市内と中禅寺湖から奥の気象の差が激しいという実態を嫌という程勉強した。

 単独行だからと欲張って、500mf4の単焦点レンズと70-300mmのズーム2台を下げてランチと飲み物を背負って雪道と雪の積もった木道を歩いた。
 合計8時間も歩いていしまい、駐車場の車に戻って思わず車中爆睡!
 しかし、2度に分けて歩いた苦労は充分な成果に繋がったようだ。

 今日は、週末なので野鳥の画像はさておいて、奥日光戦場ヶ原の様子をコンデジ・レポートとしたい。
 
到着した7日(木)の午後の戦場ヶ原、日本海側から迫りくる雪雲。翌朝これが山を乗り越え、戦場ヶ原の午前中を時折地吹雪で覆った。

8日(金)朝7時前の奥日光湯元は雪と地吹雪。

赤沼茶屋へ着いてみると晴れ間ものぞくものの、基本的には雪!

赤沼茶屋のオーナーご夫妻としばし談笑。ご厚意で私有地の駐車スペースに車を停めさせて頂いた。赤沼駐車場は4月26日まで冬期閉鎖中なのだ。

この日のいで立ちはデイパックにフック掛けで70-300ズーム、肩からストラップ掛けで500mm単焦点望遠、それぞれ手造り防水雪よけフードを付けての出発。総重量15.5㎏だった。
この地図データは、国土地理院の電子国土 Web システムから配信された 1/25000 地図を元に作成されたものの部分拡大バージョン。今回は早朝赤沼から青木橋手前の展望台の間を2往復。その後再び赤沼から泉門池を抜け、湯滝へのコースは相当な凍結で危険と判断し、エスケープ路を抜けて光徳入口へ抜けた。光徳入口から赤沼までは路線バスを利用。更に夕方再度赤沼から青木橋を往復した。

朝9時過ぎまでは時折こんな状態で地吹雪の雪煙がつむじを巻いていた。気温は氷点下3度!木道は木の板そのものが凍結していて、歩くとバキバキものすごい音がする。厳冬期の早朝の木道は相当なリスクがあるようだ。

ゴーッという恐ろしい音を聴いたら、カメラのフードを掛け風に背中を向ける。大体2分で地吹雪は治まるという感じ。しかし木道は低灌木に囲まれているので直接の風は当たらないですんだ。

青木橋までの一往復が済んだところで9時過ぎに初めてこの日のバーダーさん2名に遭遇。

二往復目の青木橋手前の開けた所でノルディック・ウォーキングの方に遭遇。後ろ姿がとてもいい雰囲気だった。お昼頃には結構青空が広がった。

途中の湯川も完全に凍結して部分が在った。

休憩は必ずウッドテーブルのある場所で。コンデジ自撮り‼

ランチ時は都合よく晴れて、目の前の樹の上のゴジュウカラをサンドイッチを頬張りながら撮影出来た。

賑やかな声が聴こえてきたが、何と!全員がオレオレ詐欺の被害者になりかねない様なご婦人の団体だった。ズルズル滑りながら・・・。  静かな戦場ヶ原にしばし異質な声が響き渡るのだった。

一日が終わって、湯ノ湖の駐車スペースの少し下から観た戦場ヶ原。

こうして団塊世代70歳を越えての一日が終了。歩数で言えば8時間弱・20000歩を少し超えるくらい。背負い持ち歩いた重さ15㎏の機材などを考えれば充分な運動になったと思う。