しかし、大都会のど真ん中ではまだ報告が無い。郊外の住宅地の住民「声」を如何にも大都会の事のように報道するのは日本のメディアのいつもの手だ。これは改めてレポート予定。
今回レポート第一弾のカケスはそのカラスの同族種だ。イメージが悪いかもしれないが、ニューギニアに29種類いる極彩色の極楽鳥も実はこのカラスの同族なのだという。数年前品川のキャノンギャラリーで極楽鳥を追ったティム・レイマンに直接話を聴いたので間違いない。
このカケスという野鳥はカラスの仲間としては綺麗なタイプになろうか、北海道にのみ生息するエゾカケス含めて筆者は好きな野鳥だ。この辺りまでは5年前のこのブログでもご紹介済み。ご参考。
http://yamasemiweb.blogspot.com/2014/02/eurasian-jay-and-subspecies-of-eurasian.html
これ以外、カラスの同族としては東京ではオナガ、佐賀県地方ではカササギ(マグパイ)が居るが極めて限定的な地域に生息する野鳥だ。奄美のルリカケスに至っては超狭いエリアの種だ。
いつもの事で前置きが長くなったが、今回戦場ヶ原でカケスには3日間とも遭遇した。と、いう事は赤沼から青木橋に抜ける自然研究路の木道に沿っているのだろうから、行かれた方が遭遇する機会は多いという事だろう。今回は2羽以上で行動していたので繁殖期前のつがいではないかと想像している。
まず今日は8日の午前中、時折戦場ヶ原の地吹雪の轟音を背中にしながら、湯川の対岸に飛来したつがいのカケス。主に林間を抜けて飛ぶ姿をご紹介。
対岸の灌木に飛来したカケス。
一瞬目が合ったが、警戒するそぶりは無かった、朝7時から2時間ほど誰にも出遭わなかった時間帯での出来事。
此処までは500mm単焦点望遠手持ちで撮影。
此処からは後を追うつがいのもう一羽。70-300mmズームの方のカメラで追い写し。
木々の間を無言で移動していた。
目指す枝へランディング態勢。
雪で曇っていて良かった。これが快晴だったら逆光だった。