オジロワシやオオワシの観光撮影船による「餌付け流氷猛禽類」とは異なり、厳しい自然界におけるオジロワシの採餌シーンを今日はご紹介してみたい。
実は、撮影直後は良く精査しなかった為、写っている画像の意味するものが良く判らなかったのだが、考えてみればオジロワシが平らな雪原・草地にスピードを出して舞い降りる事自体、非常に不自然な行動だと気が付かない筆者自身、相当間抜けだったという事だろう。
木の枝や、岩の先端に留まることが多いオジロワシが、わざわざフカフカした雪原にランディングする事自体、狩りのランディングだと気が付かない自分自身に今となって呆れかえっている。
画像を拡大して視ると、草の盛り上がった部分に黒っぽい何かが居て、それをオジロワシが舞い降りて掴んでいる様子が見て取れる。正確には二度目のランディングで掴んでいて、最初のランディングでは別の獲物をゲットしているようだ。
もう一つの採餌シーンは、春国岱・風連湖の氷下漁の残り物が雪をかぶっている状態のモノを遠くから見極めて掴んで飛び去ったシーンと思われる。これも撮影者からは雪の下の獲物が見えないので、撮影した当時は見逃していた画像だった。
今でこそ普通のランディングではない事くらい判るが、撮影当時は全くそういう行動の差に注意をしていなかった。
結構深い雪に突っ込んだ様だ。
暫く周りを警戒して見回していたようだ。
暫くして足の爪に何かを掴んでいる様子が一瞬見て取れた。
こちらはまた別の採餌シーン。
草の盛り上がった所での獲物掴み。
一方こちらは、上の撮影現場から10km以上離れた凍結風連湖湖上。
筆者からは獲物は見えない。ただの雪原に降りるのかと思いきや。
カレイだかヒラメのような柔らかい魚と思われる獲物を掴んで・・・。
飛び去って行った。氷上雪原なので余計なモノがなく判り易い。