あけましておめでとうございます!本年もどうぞこのブログをご贔屓に、よろしくお願い申し上げます。
昨日、つまり2020年大晦日にはついに東京都の新型コロナウイルス新規感染者数が1,337名となり、いきなり過去最高数を400名ほど更新してしまった。これは年末という事で医療関係者が貯めていた数を一気に出したのと、年末年始休暇で街に出てたむろしがちな東京都民に危機感を与え「フラフラと遊びに出る欲」「友達と酒飲んで騒ぎたい欲」を抑制する効果を出そうと多少意図的なモノがあるように思える。もしそういう事が全くなく、演出無しの数値であれば、感染拡大が急激に広まったという事でロックダウンに近い方策を即実行しなければならないはずだ。
筆者は12月26日のこのブログ「新型コロナが蔓延する原因の殆んどは酒飲みの行動であるという事らしい。 It seems that the cause of the spread of the new corona is drinking.」の最後の部分でこう書いた。「都の感染者数が1000人を超えるのも時間の問題だろう。もうすぐ年越しだが、年内に「とうとう1000人を超えた!」と書き出す事にならないと良いが・・まあ無理だろう。」 https://yamasemiweb.blogspot.com/2020/12/it-seems-that-cause-of-spread-of-new.html
まさかとは思ったが、昨日東京タワーから戻ってこの1,337人という数値に驚かされた。
この原因は何処にあるかと言えば、ひとつは国民が、首都圏の住民が、もう政府や菅首相が何を言おうが「大臣だって国会議員だって集団で会食をして酒飲んでいるじゃないか?」「『GOTO』で旅行に行け!、外食しろ!と煽ったじゃないか?・・・」と、全く言う事を聞かなくなった事にあるだろう。
多くのメディアでご存じの通り、ここへ来て菅総理・政府への信頼・支持は急激に降下している。2020年9月16日に首相になってまだ半年も経っていない。1948年12月6日生まれという事で12月8日生まれの筆者と2日しか誕生日が違わないうえ、横浜に縁が深いという事もあって当初はエールを送ったが、正直当てが外れた。
彼は「世の中は政治が動かしているのだ!」と知って政治家を目指したというが、間違った政治家の行動を取ってしまった様だ。簡単に言えば「利権と権力行使」に関して間違った使い方をしてしまったのだと思う。
「その指摘は当たらない」だの「行動に関しては問題はない」だの、当人が判断する事ではないのにメディアや他からの厳しい指摘・非難を上から目線で強引に封じ込めてきた官房長官時代のやり方そのままのコメントが、首相になって相当反感を買った様だ。
官房長官時代は安倍首相のコメントや方針を寸分たがわずメディアに伝えるだけで良かった。いわゆる伝言ゲームの一中間担当者で良かったのだ。鋭い痛い質問も、上から目線で「お前ら等にそんなこと言われる筋合いはない、問題は無いのだ」で返し強権を示してきたが、首相ともなるとオリジナリティの有るコメントを自分で発しなくてはならなくなってしまった。
ところが数多くのメディア報道で実は菅首相にはその頭脳とボキャブラリーが無い事を露呈してしまい、安倍首相時代の菅官房長官のような腹心の部下もいない、その結果支持率急降下に繋がっていると思われる。
更には総理になる際、裏社会の親分のような品の無い二階幹事長に世話になった経緯上、彼に頭が上がらない傀儡政権のようなイメージが生まれてしまい、余計イメージダウンにつながったのではないだろうか?
昨年延期されて今年開催予定の「2020TOKYOオリンピック」も実はこのまま新規感染者数が減らない場合、医療関係者が一丸となって現状が極限状態だから「東京オリンピックに医療関係施設は一か所も、更には担当者も一人として回せない」と協力を拒否すれば簡単に中止になるだろう?早くそういった宣言を行いオリンピック関係者たち、大会組織委員会の息の根を止めるべきだと思うが如何?
こういった重たい空気の年が明けたが、昨日2020年大晦日は東京タワーに登って沈みゆく2020年最後の夕陽と今年に繋がる満月(十六番目の月)の月の出を同時に撮影してきた。
本来であれば12月30日が十五夜満月で日没と月の出が同時刻なので撮り易かったのだが、首都圏の東方面が酷い靄で全く見えなかったため昨日再度チャレンジしたもの。1年の終わりと始めは森羅万象天体の動きで展開。