2021年1月27日水曜日

カワセミのダイブと池からの戻り!この動きが又魅力なのだ!  The Kingfisher dive and return from the pond! This movement is also attractive!

  昨日は東京近郊の名刹の池のカワセミの生息環境をレポートしたが、今日はダイブの様子と採餌後水から戻る際のシークエンスをご紹介。

 小さな池だし冬季なので獲物の魚はサイズが小さい。しかし連日の寒さで凍り付く寸前の水温なので魚は活性化しておらず、カワセミもダイブごとにほとんど獲物を持ってくる。然し如何せんサイズが小さいので腹を満たすには何度もダイブしなければならない。

 そこが撮影者にとっては千載一遇のチャンス!三鷹の野川や九州熊本の球磨川流域など完全な大自然の中のカワセミはそう頻繁に水に飛び込む場面に出遭えない。したがってダイブを撮影するとなると1日仕事となる。しかも川は長い、何処で採餌するかはその日で違う。野鳥は自分が追い回されることを嫌うし、人間の顔も認識するので追い回すとますます逃げてしまう。一応縄張りや好みの狩場があるので、そこで待ち受けるのが一般的な常識。ただしその場所が幾つもあるので観察がまず先に成る訳だ。

 その点、名刹の池なら他へ行く事は無いので、終日採餌の場面に出遭うチャンスは他のエリアよりはるかに多い。特にこの池の場合周囲を鉄柵で囲われていて、ダイブする足場としてはこれ以上の環境は無いだろう。いわばカワセミにとっての釣り堀のような環境と言って良い。

 此処で観察したダイブは、真下へのダイブと少し離れた場所へのダイブ。それにホバリングからのダイブ。今日は最初の2パターンを中心にご紹介。

手すりからほぼ真下へのダイブの場合は高くジャンプしてからダイブする。

これはヤマセミの場合とほぼ同じだ。
5年前熊本の川辺川で撮影。

少し遠方へのダイブはさほど真上には上がらない。ヤマセミと一緒だ。

ダイブして餌を咥えて再浮上し飛び上がる!この瞬間は感動もの!







此処のカワセミのダイブ成功率は非常に高い!素晴らしい!ただし、カメラの方を向いて上がってくるのは25%の確率か。