2021年1月20日水曜日

野川でバンとオオバン、土手に上がって採餌。The Common Moorhen and the coot in Nogawa, go up to the bank and forage.

  クイナの一種バンとオオバンは殆ど全国で見かけるが、その数は圧倒的にオオバンの方が多い。最近は知らないが、熊本市の江津湖などでは数年前百羽近く集団で居た。鹿児島の薩摩川内の干拓地でも農業用水路に山ほどいた。

 東京では住宅街のど真ん中を流れる野川に数か所生息している。上野の不忍池にも両方居る。何故か数が少ないバンと同じエリアで生息しているのが非常に面白い。クイナやヒクイナのように警戒心は強くないが、土手に人影が見え、近づいてくると葦原に逃げ込む。

 しかし、真冬になり餌が少なくなってくると人の足音が迫っても、5mほどまでは逃げなくなる。今回はそういった野川のバンとオオバンの接近画像。いつもの水面ではなく土手の丘へ上がっての採餌の模様。今日はまずオオバンの方から・・・。採餌中犬の散歩で人が近づいてきたため飛んで逃げた。目の前でオオバンが飛ぶのは初めて見た。もう世田谷区に近いエリアだが、実はこのエリアではクイナも生息している。 



何を食しているかまでは判らなかった。

狭い野川の対岸だが、土手の上から犬を連れて川床へ降りてくる人が時々いる。

羽根は全体が真っ黒だと思っていたら翼端に向かって白い部分があるのに驚いた。


この後細い水路へ降りてカルガモと同化していた。