筆者は2010年からヤマセミの生態を観察し、各種データを集積して文献の少ない野鳥の一つヤマセミの生態を近々1冊の本にまとめようと思っていて、その一部をタイムリーにこのブログでレポートしている。
このヤマセミとカワセミは元々同属だけに4倍以上体の大きさが違いながら、生態・習性が非常に似ている事は判っていた。しかし最近富みにカワセミとの類似点があまりに多くて驚いている。
ネコ族の生態を研究して、その生態・習性を動画や静止画で紹介し続けている稀有な写真家・岩合光昭氏の「ネコライオン」ではないが、「ヤマセミカワセミ」という比較写真集も作れるような気がする。
昨日のダイブの連続写真は多くの方から「いいね!」を頂くと同時に、どうやって作るのだという問い合わせも頂いた。調子に乗って今日はホバリングに近い状態からのダイブも合成してみた。しかし同じ所でホバリングしている画像は単に合成すると千手観音みたいに成ってしまうのであまり意味がない。充分その雰囲気を伝えられていないと思う。ホバリングに関してだけは、やはり動画の説得力・説明力の方がはるかに上だ。
そのほか、今日もカワセミの水から上がる際の醍醐味と共にご紹介。
ホバリングからのダイブシークエンス。実は出だしの同じ場所での空中静止=ホバリングは13カットある。
一気に飛び込まず、ソフトダイブとでも言うかホバリング的スローなダイブ。
「ウッ!」と出かかって腰が引けた瞬間!
ダイブの瞬間ぐっと寄ってみた。
フワッと浮いた瞬間!
超逆光の中のライジング!
見事に小魚を咥えて上がってきた。
こちらも首を振りながらしっかりと餌を咥えている。
朝陽の鋭い光の具合で溜まり水も黄金やプラチナ色に見えたりもする。