繁殖期のカラスが猛禽類をモビング(偽攻撃)することは知られているが、最近の三鷹上空では繁殖期でなくても猛禽類をカラスの集団が追いかけているのを、しばしば視る事が多くなった。
この年末年始、コロナ禍で遠征しにくいので野川流域~三鷹近辺を徘徊してきたが、今日は三鷹の住宅街の真上でノスリが二羽のカラスにしつこく追われていた。
ズーム装着の一眼デジと30✕ズーム機能を持ったコンデジを持って出たので、双方で数十カットずつ撮れた。マスクをした高齢者が床屋へ行く途中、住宅街でいきなり迷彩柄のデイパックから大きなズームレンズを取りだして上空を撮り始めたら誰でも不振がるわな?
撮り終えてハット気が付いたら、後ろにお巡りさんと通行人が5人、上空を観上げていたのには驚いてしまった。何ですか?とお巡りさんに誰何されたので、撮れた画像を再生拡大して見せたら、驚いていたようで「タカみたいなのが居るんですか、この辺にも・・。」というので、「だって、三鷹だもの」と言ったら全員で大爆笑! 暖かい初春の住宅街だった。
で、多分1週間前野川から見上げて撮影したノスリとは違う感じだった。白くて大きいのは似ていたが、尾羽の先端が黒くなく、しかも結構痛んでいた。別の個体のような気がする。
モビング自体には猛禽類は全然平気で取り合わないが、時には猛禽類の虫の居所が悪くて、ものすごい勢いで逆襲しカラスを本気で殺してしてしまう事がある。トビとミサゴ、それにツミの逆襲を収録した記憶がある。
カット毎の説明は不要だろう。
延々と続けながら北の方角へ消えていった。