今年の春先5月に入る前、東京多摩地区は二度ほど終日雨の日があった。普段足のくるぶし~膝程度の水量しかない野川もこの雨の日は1.5mほどの水位で流れも速かった。普段水面から80~100㎝ほどの所の土手に穴を掘って営巣していたカワセミは巣穴に浸水し繁殖は失敗に終わってしまう。野川では残念ながら3年に二度くらいは当たり前のことのようだ。
したがって野川流域のカワセミは最近護岸コンクリート土手の排水溝や、水位の高い所の堤防施設の隙間に営巣するか、ずっと上の国分寺ハケ崖に穴を掘って営巣するケースが増えている様だ。
3月後半の撮影、まだ排水溝の土砂をかき出している頃の画像
また別の排水溝、遠くてコンデジだったのでご容赦、ランニングの途中の証拠画像
護岸工事のネットの前を飛び行く排水溝カワセミ
昨日5月5日祝日も前々日も、連休で行楽地や実家・帰省先へ皆さんが大量に移動したせいか、野川の土手道に人影は非常に少なかった。野川公園の広い芝生エリアにも満開の桜時期の5%ほども人がおらず驚いた次第。
再度繁殖行動中のカワセミつがいも警戒心をあまり持たずに色々なパフォーマンスを見せてくれていた。
昨日のこのブログでは水面ギリギリを高速で飛ぶカワセミの姿を手持ちのコンデジや300㎜ズームの一眼デジでご紹介した。
今日は同じ様な状況だが、流し撮りでなく餌を巣に持ち帰る様な様子だったのでスローではないシャッター切りで撮ってみたものをご紹介。1か月ほど前の野川撮影。
この時はまだ営巣前の菜の花が満開の頃、三鷹市の行政区エリア
オスが盛んにダイブして、メスへ届けるような状況だった
昼頃でも何度も採餌~運搬を繰り返していた。