2023年5月14日日曜日

団塊の世代は4年ぶりの神田明神祭で“勢い”を目の当たりにした。 The baby boomer generation has witnessed "momentum" at the Kanda Myojin Festival for the first time in four years.

  東京下町、神田界隈の祭り「神田明神祭」を間近に観てきた。筆者お祭りというのは京都の祇園祭以外あまり観たことが無く、東京で写真を撮ったのはコロナ前の浅草三社祭程度。それ以外は祭りというより、祭りに来ている人間ウオッチングで人を撮るだけだった。

 いわゆる写真展でよく見るような神輿を担ぐ「勢い」を傍に寄って撮ったことはなかった。だから基本的な祭りの醍醐味が何処にあるかもあまり良く判っていない。

https://www.kandamyoujin.or.jp/kandamatsuri/

 数多ある東京の神社・祭りの中でこの神田明神に親近感を得る理由は、その祀られている神様が少彦名命(=すくなひこなのみこと)という神様だからだ。この神様、自分が小学校~中学校時代過ごした熊本県八代市の十條製紙の福正元町社宅にあった「お天さん」と呼ばれていた神社が同じだし、今年は特に御奉祀150年の祝い年だというので祭りに行ってみようと思った訳だ。

八代市福正元町の少彦名命神社

 基本的に日本の祭りはその地元民の年中行事で、よそ者は遠巻きにして見守り、お祝いをささげるというのが原則。最近は神輿の担ぎ手が足りず、助っ人を募集する祭りもある様だが、神田祭は逆に担ぎたい者が多すぎて大変。各神輿に知り合いがいて先輩にその組の基本ルールを訊いて参加しないと一発で「助っ人不要!」と言われてしまう。神田明神祭のような大掛かりの祭り神輿の場合、神輿の担ぎは認められた場合だけ助っ人を許されるしきたりに成っている様だ。

 数年前の浅草三社祭では、フリーの担ぎ屋さんがあちこちから単独で来ていて一日担ぎ回ったという話を当事者から聞いて驚いた事があった。それ相応の立派な祭り衣装だった。

 しかもコロナ過で4年ぶりの開催、担ぎたい者が少ない訳もなく、神輿が動き始めるとすぐに交代希望者が我先にと殺到する。その勢いを撮影しようと神輿のすぐそばを並走してコンデジで撮ってみた。

スタート地点へ高張提灯が到着

お祓いをしてもらい出発準備完了

神田の細い路地迄熱気が充満する、此処でもまだマスクをする人が・・。


何故か、女性の方が表情が非常に豊か、撮っていて気が付いた!

祭りの世界では既に男女の差はない様だ。

 ローアングルの撮影は非常に危ないので充分な注意が必須、しかし神輿は神様だから上からのぞいてはいけないのだ、下から下からが基本のお約束。上から撮るのはご法度!




担ぎ希望者が殺到する

それに巻き込まれると大変な事に!ど突かれ、引っ張られ、撮影も体力勝負

みんな笑顔ってのが最高に良かった!


神田明神入りでフィナーレとなる。