ジャニーズ問題に対する報道姿勢、事実隠蔽に限らず、ここ最近メディアが勝手に創作し流行らせる「新語・略語」に筆者は我慢が出来ない。
どこぞの意識高い系を自認する都知事が、かって「アウフヘーベン」なる訳の分からない言葉を広めようとしたが、メディアが乗ってこず大失敗した。
それと異なって、メディア自体、それも若者・ファッション情報に飢えている「意識高い系」に好まれる情報源において「短縮を含む新語・造成語・横文字」をやたら載せ、「ウチが使い始めたんだ!」とマウントを取ろうとするのが最近のメディア編集部の傾向だという。
少し前は「コーディネート、着こなし」を「コーデ」の一言で簡略化し、いかにも新しい表現がごとくふるまう。1973年世に出た際の最初の勤務先が当時流行の先端を行く青山のアパレル企業(=VAN JACKET INC.)だった筆者としては、トンデモナイ・・と怒り心頭だ。
「この場合のコーデはこうでなければ・・」などとオヤジギャクでも言いたいのだろうか?
古くはaesthetic(=エステティック)をエステと短くしてしてしまった日本メディア。これを鵜呑みにして海外旅行先で外人に笑われる日本人の何と多い事か!
さらに気になるのがこの記事、「ガーリィ」という言葉。少女っぽい!という意味で新しい感じで表現しているつもりだろが、実は非常に恥ずかしい表現であることをメディア担当者は知らないようだ?大丈夫か?
この言葉を使用した担当者も編集長もガーリーに対する一般的な英語圏での常識を知っている訳がない。「此処は日本だから良いんだもんね?」が使用したメディア関連の従事者だろう。それをチェックすべき先輩にも上司にも頭脳明晰で倫理観のある者は一人も居ない世の中に成ってしまった現在だもの、もう諦めるしかないのだろうか?