佐賀の佐賀空港西部に位置する東与賀干潟(=大授搦)は、筆者が考え得る国内最大の干潟・水鳥の飛来地だと思う。有明海のどん詰まり、八代市の球磨川河口部と同様最高のポジションだ。熊本県内にある他の干潟や干拓地と違って全国から観察者撮影者が来るので、県外ナンバーの車に対しても親切、排他的ではないフレンドリーなエリアだ。
過去6回訪問したが、いずれも多数の水鳥で一杯だった。潮汐表を見て大潮の前後が最大の観察チャンスだ。
満潮の際は傍まで来る水鳥たちを、干潮の際はトビハゼやムツゴロウの観察、それと潟スキー(ぬかるむ泥干潟の上を移動するための器具)でムツゴロウを採取する漁師さんの様子を見る事が出来る。
今日のブログは野鳥の生態観察を続けてきて、そのエサ取り合戦を大型の野鳥が目の前で繰り広げた場面のご紹介。
ムツゴロウを採餌したダイサギが、それを横取り所要とするアオサギ(最終的に2)に追われるシーンを追い写したもの。
クロツラヘラサギにファインダーを向けていたら右からダイサギが・・。
すぐ後ろにアオサギが迫っているのが見えた
そのうちアオサギが1羽ではなく2羽居る事を発見!
右へ左へと逃げるダイサギ、くちばしは黒く眼の周りは緑っぽく婚姻色
咥えているのはムツゴロウ
だんだん近づいてきたが、一瞬で身をひるがえし
急ターンで沖へ向かって行った。真昼の大受搦はドラマがいっぱいだった。