今日のビンズイとエナガは比較的日本のどこでも普通に観られる野鳥だが東京の郊外では最近減少中の様だ。双方とも細長くスマートな野鳥でカラ系のズングリムックリした小型の野鳥の中では目立つ存在かもしれない。あまり単独では行動しないのでシャッターチャンスは比較的多い野鳥だろうか。
エナガは裏磐梯の雪の中、我が家の隣のミッション系大学のキャンパス内、蓼科、八ヶ岳、富士山麓の田貫湖、熊本市内の江津湖、人吉近郊、川辺川などで盛んに撮影した記録が有る。
ビンズイは春先の早朝ヤマセミの撮影をしていて球磨川土手の樹木で沢山見かけるが、タヒバリと非常に外見が似ているので間違いやすい。タヒバリは球磨川土手の草むらから盛んに飛び出していくのを毎回楽しみにしている。
Olive-backed Pipit on the tree.
奥日光では夏にしか観られないビンズイ、冬季には標高の低い日光市内や関東平野に降りているようだ。
Olive-backed Pipit singing.
盛んに鳴いて仲間を呼んでいる様だった。
Long-tailed Tit looks at me few second.
エナガは昨年自費出版した写真集「江津湖の野鳥」にも掲載したが飛翔の瞬間が非常に綺麗だ。肉眼では羽根を全然広げないで枝から枝へ移動するように見えるがカメラの眼で見るとほんの一瞬広げている様なのだ。
赤い木の実が成っている樹木のエナガ。しかし小さなアブラムシや蜘蛛などを食すのでこの木の実は食べないのだろう。
大体群れている時は隣接して動き回る。幼鳥が団子になっている並んでいる時以外は1画面に4羽がせいぜいだろうか。7~8羽同時に撮影出来たらなーといつも思う。
いつもの土日の別企画の後、来週は球磨川流域の野鳥の話題を掲載予定。