自宅から歩いて20分ほどの東八通りに面したホームセンターの5階駐車場から四方を見渡しながらどこから現れるか目を凝らして本番を待った。
ブルーインパルスの編隊は5機で、北の方角で待機した後南下、杉並方面上空で西へ方向を替え高度を下げながら東京スタジアムの方向へ来て散らばってそのまま夕陽の方向でまとまってそのまま北へ消えていってしまった。もう暗かったのだが何とか画像は撮れたのでご紹介。最後の夕陽の真下を行く5機は太陽に掛かっていれば最高だったが残念。例によって三脚は使わずホームセンターのネット越しなのでうっすらとタテ格子が写っている。
仕事の関係上、ブルーインパルスや海外の航空ショーでの高速飛行物体は結構撮影している。ブルーは航空自衛隊のメンバーと事前の展示飛行の航路や展開空域、進入高度などを打ち合わせ時間きっかりに運用する為ハプニングやサプライズは一切ない。川崎重工製国産T-4練習機をベースにしたブルーインパルスはさすがに普段武蔵野の上空を飛んでいる自衛隊機や米軍機とはスピードも違いデモ飛行の高度も違うので迫力が有った。
普段ヤマセミや他の野鳥を撮り慣れているものにとって上下左右に急な動きをしかねない野鳥と違い直線的な航空機は如何に早くても難しい被写体ではなかった。
後ろは新宿副都心。こうやって首都東京の23区の上空をブルーが飛ぶのを観たのは2回目だ。1回目は1964年東京オリンピックの開会式の時、今回とは違ってずーっと上空だったので航空機自体はあまり良く見えなかった。
都心方向から調布へ向かってくるブルーインパルス。
高度500ft程度か、非常に低く、ほぼ真横に見えたような気がするが実際はもっと高かったかも知れない。昨年の中部国際空港セントレアの際も高度500ftでのパスという事に成っていた。
東京スタジアム(味の素スタジアム)の上で離散する5機。西からの光が幻想的なスモークを演出してくれた。
西に沈む夕陽の真下を抜けて松島基地に戻るブルーインパルス。
もう生きているうちにはこういうシーンを東京で撮影は出来ないだろう。