筆者は毎朝愛犬の黒柴を散歩させるのが日課になっている。これは前の犬(茶柴犬)からずーっとだから1998年から続いていることになる。朝は大体2,200歩だから、1年で78万歩、26年間で15,210㎞歩いたことになる、朝のほんの30分でだ。ズック靴は5足履きつぶした。
くだらない計算をしたが、何を言いたいかというと、ほとんどその間コンデジをポケットに入れて何か気になるものがあればシャッターを押すことを心がけてきたのだ。
これは尊敬する写真家さんの領域に少しでも近づきたいが為、1日100回シャッターを押すという自己戒律に近いものだ。もっとも、これはここ8年くらいのものだが・・・。
しかし、こういう事を始めて意外に住宅街にも珍しい野鳥が入り込んできている事実を知った。多少ピンがボケていても「証拠写真」としては意味を成す。
オオタカ、ハヤブサ、チョウゲンボウが、住宅街の屋根や電柱に留まっていたり、ガビチョウが民家の庭で採餌したり、コゲラが洗濯物の臭いを嗅いでいたり、面白い場面に出逢うことが有る。大体において日の出直前から1時間以内の事が多い。
今の時期なら朝5時半から6時半までの間。真冬なら朝7時から7時半までの間だ。冬の時期は日の出の画像も一緒に撮ることが多い。
で、昨日の朝はアオゲラが遠くで鳴いたので、真似してピョーッピョーッピョーッ♪と3回鳴いてみたら案の定2羽が飛んできてそれぞれポプラの樹の枯れ枝と、電柱のてっぺんに留まった。
八代市のアカショウビン同様、人間の音域・音階で出せる精一杯の鳴き真似でこういった野鳥が傍へ来るのも面白いが、野生の動物がそんなことで良いんだろうかとも思う。
一羽目は遠くから飛んでくるところが見えたのでコンデジで・・。
公園のポプラの樹の枯れ枝へ留まった。
これは5月15日、熊本へ行く日の早朝の画像、同じ樹なので同じ個体だろう。
この時も盛んに鳴いていた。
もう一羽は完全な住宅街の電柱の上
以前にもこの電柱に留まる個体を撮影している。それと同じ個体かも。
こちらは鳴かずに様子を伺い
黙ってもう一羽が鳴く大学のキャンパス方角へ飛んで行った
住宅街でアオゲラの生存競争、結構面白いではないか?
それこそNHKの「ダーウィンが来た!」あたりで今の繁殖期のアオゲラの生態を収録すると面白い番組になるのではないかと思ったりする。クレーン車一台で収録はできるだろう。アオゲラの鳴き真似ができる人(声楽家なんかが良いのでは?)を探せばバッチリだ!