アレもコレも欲張ってパリの時間を有効に使おうと思っても、事前計画ばかりしていては情報があらかじめ頭に入っているモノにしか接することはできまい?
其処へは初めての旅で絵葉書確認、今ならGoogle Photo確認の旅ならそれでもいいが、何度も訪れた場所なら「勘と匂い」でさまよう事をお勧めする。
あてもなくふら付いて、徘徊するからこそ「刹那的な発見、出遭い」が生まれるのだと筆者は思う。事前に情報端末のお勧め投稿・口コミを信じて、その端末に読み込まれた通りのGPSーMAPを使って、目的地に行くだけなら全てVRでやれば良いと思うのだ。
バーチャルで得た情報を鵜吞みにし、端末でたどり着き、リアルが予想に反していたり酷かったらどうするのだ?いきなり出遭う生だからこそ、その場にいるからこそ、接して感動が生まれるのではないだろうか?
徘徊は徘徊として、団塊世代であれば絶対に行っておいて損はないという、むしろ行かなければ後で後悔する場所が「ピカソ美術館」だ。ピカソ自身が死ぬまでしまい込んでいた作品群も多く、価値ある作品が多いと聞いた。
5000点に及ぶ作品その他が収蔵されている「ピカソ美術館」。
ピカソが収集した他の画家たちの作品まで収蔵されているのだから驚いてしまう。
日本国内でも昨年2022年、今年2023年と国立西洋美術館でピカソの作品がいくつか展示されているが、パリのピカソ美術館はその規模が違い過ぎる。
2022年~23年にかけて上野の西洋美術館で行われた展覧会
いずれの美術展にも行ってみたが、小品が多く、ピカソならではの大き目の作品がない。日本人も「ゲルニカのピカソ」のイメージがあまりに強くて、真のピカソをきちんと見る機会がないのだろうと思う。
で、パリの「ピカソ美術館」がこれ・・。2009年~2014年改修で閉館していた。
以前5年もの間補修その他で閉館中だったが再開してからは順調のようだ。
基本的にこの画面の大きさの作品群が多い。
日本には来ていない作品が多い。
Still life Bust bowl and pallete
Nude Woman with Turkish Bonnet
ピカソ36歳の時の作品、ここでしか見られない。「水差しとリンゴのある生物」
絵画だけにとどまらず、彫刻なども豊富。ピカソの幅の広さと才能に感動。