今朝の読売新聞にこんな記事が出ていた。
セルフレジ・時短?たった数十秒短くなったからって、それをどう生かすの?スマホ観るのにほんの少し速く戻れるだけじゃん?セルフレジは商品へのクレームとか質問に答えないでしょ?
買い物って駅で行先までの切符買ったりするのと訳違うんだと思う。それに、大体お客・消費者はそんなに時短なんか求めちゃいないでしょ?
良くあることとして、セルフレジで戸惑って時間がかかっている外人や高齢者にイラつく方が多いのだから、決してトータルで時短にはなっていないと思うのだが如何だろう?
セルフレジって実は利用者の利便性より使う企業側人減らしメリットの方が多いんでしょ?セルフで物を買う(=買わせる)のが当たり前の時代になったとか言って、消費者を馬鹿にしているんではないだろうか? 「お買い物」は対面で行って販売員とのコミュニケーションが存在するからこそ楽しいんじゃなかったっけ?商品への説明・注意(色落ち、その他)セールの情報などを聴きながら買い物をする、だからこそ衝動買いだって生まれように・・。
企業の都合で「買いもの」の楽しみを消費者ニーズも訊かずに勝手に販売側の利便性のために「簡単・便利」にすり替えるのには筆者大反対だ!もちろんコーラ1本買うにこれらが不要な話であることは重々分かっている。
ユニクロしかり、コンビニしかり、「物を売る」という行為に人と人とのコミュニケーションを忘れ、SuicaやPASMOで改札を通過するようにすべての物販が右ならえしたらどうなるか?考えたことはあるのだろうか?スーパーやコンビニなどの経営者。
スマホのおサイフケータイで、PayPayだの他のアプリで簡単に物が買えるようになった現座、「お金の意味」が分からない子供がどんどん出てきている事を知っているだろうか?
自販機で缶コーヒーを買ったりペットボトルの飲料を買うのに、駅ではSUICAやPASMOで買えてしまう。街中の自販機も同様。スタバやタリーズでも同じカードで支払いができてしまう。ユニクロだって白いバスタブみたいなところに商品を入れてボタンを押すだけ・・。
また来ようとなどとても思えない。
かってカードで支払える世になった頃、似たような感触を味わったが、ここまでの危機感はなかった。
しかし、「お金ってなーに?」と現金の意味を知らない、お金の計算ができない、100円玉と500円玉の違いが判らない子供たちが増えてきた今、「貨幣」の意味と使い方を小学校で教えなければならない変な世の中になっている。
これってすべてセルフレジを進めるスーパー・コンビニの責任と言っても良いのではないだろうか?
店頭に下げたザルから小銭をつかみ取って「はいっ!お釣り!」と返してくれる八百屋のオヤジのマネをしろとまでは言わない。
こうなると関西・大阪の「人中心の商売」の原点へ今一度戻るべきではないだろうか?
団塊爺は効率を追求するあまり「買い物の楽しみ」を奪おうとするイトーヨーカドーその他大手スーパー、コンビニ各社の経営者たちを声を大にして叱りたい。
町の商店街、百貨店・デパートがんばれよ!対面販売こそ「お買い物」の楽しみ・満足感の原点なんだから。