2019年8月6日火曜日

ヤマセミのランディング体制は結構手前から行うのだ。 This is the landing process sequence of The crested kingfisher.

 今日は夕方中二日でサンセットランニングに出た。この夏暑い時期に体を鍛えておかないと、厳冬期の長時間観察や撮影に耐えられないのだ。と言っても70歳を超えた体、無理をすれば熱中症などで気を失ったりして迷惑を掛ける。だから、走る際は頭から水をかぶりビショビショの状態で走り出し、蒸発の際に気化熱を奪われる事で体温の上昇を防いでいる。此れのお陰で、10年以上前から走っていて一度も体調を崩したことはない。

 これで、1時間ランニングを行い、戻って筋トレ(肘立て4分)をする事で、ある程度老化を防ぎ、体力をキープしている。視力の低下予防のため走りながら木々をよく見て、甲虫類やセミ類の存在を把握。セミなどを手掴みで捕らえる事で集中力と反射神経の保持にも努力している。
 そんな今日、セミが樹木の幹で羽化する途中で止まってしまい、羽化した頭の部分だけ硬化して死んだものを発見。珍しいので持って帰ってデスクの上で撮影したら、触覚が動いているのに気が付いて驚かされた。慌てて殻をはがして羽化を助けたが、既に全体が乾燥しきっており羽根は縮んだまま伸びず、お腹もシュリンクしたままだった。
 しかし、何とかなるかもしれないと庭の樹の葉の上において暫く放って置き、2時間くらいして観に行ったらブルブル動くようになっていた。
ちゃんとしたセミになるとはとても思えないが、あのまま締まったまま野垂れ死ぬよりは良いだろうと思う。

 自然の凄さと悲惨さを同時に味わった夕方だった。

・・・という事で、嶋田忠さんの写真展に続く週明けのヤマセミブログはヤマセミが岩にソフトランディングするシークェンス。

ヤマセミのソフトランディングはずいぶん手前からその体勢にはいるようだ。




ヤマセミの撮影愛好者が必ず狙うのがこのシーンではないだろうか?日の出数分後なので横からの鋭い光でけっこう体制を観やすく撮れた。