2019年8月18日日曜日

団塊世代のお盆明け世相談義。その2. The Baby boomer's recently cultural talk. Vol 2.

 今年の低温で長かった梅雨、その後の急激な高温影響は動植物に色々な影響を与えている。特に筆者が週二回ほどランニングする武蔵野の野川沿いで手掴みしている蝉たちに異変が起きているようだ。
野川沿いには非常に蝉が多い。

眼の高さに居る場合が多いので手で掴む事が出来る。老化防止に良い。

 先日もご紹介したが、羽化の途中で硬化してしまった蝉、昨日は羽根が異常にめくれ上がってしまっている蝉など・・・。福島の原発事故の放射線の影響でなければと願うばかり。
 

 普通は湿ったまだ白い状態で羽化を完了するが、途中で乾燥硬化してしまったらしい。実はすでに死んでいるのかと思いきや、家に持って帰ってこの画像を撮影中、触覚が動いているのを発見!驚き慌てて殻を割ってあげ殻から出してあげたら羽根は広がらなかったが、2日間はセミとして生きていた。

これは昨日の発見、羽根が変形でそっくり返ったままのアブラゼミ。

 セミの話は此処まで・・・。

 一昨日の夕方、尊敬する嶋田忠さんの写真展「野生の瞬間」のギャラリートークが在ったので参加してみた。これでこの写真展会場TOP MUSEUMには3度目の足運びだった。


 自分が参考にしている同年配のプロ作家が自分の作品を解説するというので、ただ図録を読むのとは違い期待は大きかった。

 各作品の撮影準備や、撮れた写真が狙った通りの成果なのか、はたまた偶然だったのかなどお訊きし、学ぼうと思ったのだが、当てが外れた!

 勿論ご本人はサービス精神旺盛なのだが、東京都写真美術館の運営がまったく素人でいい加減!あまりの酷さに途中で出て来てしまった。あれではベテラン嶋田さんも消化不良だろう。

 狭い会場にギャラリートークの参加客を制限せず100名近くも入れたものだから、作家の姿は見えず、どの作品の説明をしているのか聴こえず、「金返せ!」状態になってしまっていた。

 広告代理店でさんざん博覧会や展示会を運営した経験値から言えば、当日図録(¥2,000税別)を購入した者に限るとかしなければ、クレーム多発で逆効果だろうと思う。

 次回以降は学芸員の解説もある様だが、観に来る意気盛んな野鳥写真撮影ファン達から見れば、野鳥知識や撮影知識もなく、素人も良い所だろう。質問などしても的を得た回答など望むべくもない。

 途中で出て、恵比寿ガーデンタワーの38階からの夕焼けを眺めて少しホッとしたのがせめての救いだった。