その中で漁船で沖合に行って出遭える海鳥にハイイロヒレアシシギがいる。アカエリヒレアシシギには渡りの時期九州の天草や島原へのフェリー船上ででも大群に出遭えたりするが、このハイイロヒレアシシギには海岸附近ではなかなか出遭えないそうだ。
姿かたちはこの2種よく見ないとまるで一緒に見えたりするので混乱する。筆者は元々海鳥には疎いので余計だ。ベテランの方に教わってやっと「フーン、そうなんだ」と判る程度。
根室近郊で漁船から数羽の小群れを見かけ、同乗の地元のベテランの指導員の先生に教わって、はじめてその存在を知った野鳥の一つ。出遭う野鳥全てが初見という経験をさせて頂いた。
夏羽と冬羽の変換期だったらしく、赤っぽいのと白っぽいのが入り混じっていた。最初はアカエリヒレアシシギとハイイロヒレアシシギの混成群だと思ったとの事だが、よく見るとくちばしの長さ太さに加え、付け根が黄色い事などからハイイロヒレアシシギの様だとの御選択だった。
夏羽タイプのハイイロヒレアシシギ、英名だとRed phalaropeなので、やはり首からお腹にかけての赤い色が印象的なのだろう。日本ではたまに冬羽の時にしか出遭えないのでハイイロ・・に成ったのだろう。
夏羽のタイプ
こちらは冬羽タイプ
この日は霧に覆われていたものの穏やかな海で助かった。