2017年4月1日土曜日

団塊世代の走るだけダイエットの実地報告! This is the report of diet with only running by Baby-boomer.

  人間は歳を重ねると一般的には太るように成っているらしい。モータリゼーションの発達で一人一台になってしまった現代においては更にそれが加速したという。

 特に地方都市においてその傾向が顕著だという。そういう筆者も東京武蔵野に居ながら、車は我が家の車庫に入ったまま、ここ数年は年間走行距離1,500kmに達していない。しかし、鹿児島空港、あるいは熊本空港経由で借りたレンタカーの走行距離は年間1万5千キロを超える。

 昔の人は1日平均12km以上は歩いたという。時間にして3時間以上歩く計算になる。今、武蔵野から都心に出て数か所寄って戻ってくると約1万2千歩。一歩を70cmと考えれば8.4km歩く事に成る。これに体調次第だがランニング8~10kmを加えると16~18km。

 毎日ではなくとも、これを習慣づけ、1週間に3~4回1日12~15kmを歩く、もしくはランニングする事でダイエットは十分可能だ。
 一つだけ条件がある。それは毎日の体重を方眼紙に記入して、その推移を自分で把握する事。これはいろいろな方面に魔法のように効果が上がるのだ。

 前々からスポーツ医学関係者から聞いてはいたが、自分で実践するのは3回目だ。前回実践した2回は3カ月で6kg減った段階で安心してしまい、いつの間にか元に戻っていた。リバウンドに近かったのだろう。
 しかし、今回はグラフを見ても判る通り3カ月で8kg減少して、その後もランニングを続けているせいか5カ月体重は安定して60kg台をキープしている。
グラフを記入し続けるのは、一度下がった体重を元に戻してたまるか!という向上心を刺激し「辛い努力」を「意欲的な努力」へ質変化させる事が目的。特に優越感を得る事に関しては信じられない力を発揮する団塊世代には、非常に効果的なダイエット法だと言える。これは実践した筆者自身の保証付きだ。グラフを見れば、どのように下がっていくかイメージがお判りだろう。勿論サプリや健康器具や運動クラブなどには一切助けてもらっていない。ただ走るだけだ。

 体重が6kg下がった段階で自分の胃が小さくなり、大食い出来なくなるのを感ずるだろう。この感覚が出てくればもうしめたもの。「痩せなきゃ、食べたらリバウンドするから・・・。」と思わずとも、実際今までの量を食べられなくなるのだから、これが不思議だ。

 体重が減れば、足腰への重さによる負担が無くなるし、何せ6kg下がるって事は2L入りのペットボトルを3本背負っていたのが無くなるって事だ。走りが軽くなるのは当たり前だ。加齢により膝の軟骨が減少したり、筋肉と腱が弱るのを改善する意味でも「走る、もしくは歩く」という事は団塊世代にとって非常に良い事だ。自分の肉体の老化に気付くのが遅く、既に障害が在る人もリハビリを兼ねて徐々に歩く、走るをコツコツと再開することをお薦めしたい。
 自分でやらないで、あ~だのこーだの言い訳をしている人は残念だがこの先待っているのは寝たきり老人だろう。ベッドで悔しがっても後の祭りだ。
年が明けて気温が低い日はそれなりに防寒スタイルで走る。
いつも走っているグループとも仲良くなり一緒に走る事も多い。近隣大学のバイリンガル・アスリート達との会話RUNも脳の活性化に有効!
慣れて来て調子が良いと、土手を走ったり、小川を渡って河原を走ったりして、アップダウンのクロスカントリー的要素も入る。

 筆者の場合は、中学校時代から勉強よりはるかにスポーツが得意で好きだった。高校時代は3年間バレーボール部、大学で4年間体育会系サッカー、社会人になってアイスホッケー(東京都社会人リーグ1部)、ウインドサーフィン(25年間)スキー、スノボ、クロカンスキー、とアイスホッケー以外は全て屋外スポーツをやり続けて来た為、体質は少し普通の団塊世代とは違う。血圧は上が100に達さず、脈は徐脈で45以下/1分間だ。走り始めて8カ月、スポーツ三昧の頃の体調に少しづつ戻っている。確かに加齢による老化は実感として在るが、大きな障害や病気の自覚症状はないのが助かる。
 薬は蕁麻疹の対処療法の薬のみ。頭痛、腹痛、風邪、腰痛、頻尿などの症状は殆ど無いし薬は飲まない。
勿論、静かにしている平常時の数値だ。

したがって65を過ぎていきなり10km走ってもさほど堪えず、走り終って帰宅して直ぐにパソコンデスクに向かっても、平気で撮ったばかりの画像処理が可能になるまで1カ月程度で済んだ。真夏の7月、炎天下を避けて夕方気温が30℃を下回ってから走り始めたのが良かった。同時にコンデジで夕陽の撮影、野鳥を探し撮影する楽しみを期待しながらのランは走る楽しみを倍増させる。勿論無理は禁物だが、頭から水をかぶりながら7~8km程度からゆっくり始めれば、冬季には非常に楽に走れるように成る。

 それにコンパクトデジカメをデイパックに入れて毎回走るウエアを替えて自撮り撮影しておけば、画像的記録にもなる。自分のラン実績を証拠として体重グラフと共に残すのだ。そうして徐々に体重が下がるのを実感出来れば、テレビのダイエットサプリや健康器具の「宣伝の大ウソ」がすぐに判るだろう。

 何故、ヤマセミを中心とした野鳥のブログが急にこんな話に成ったかと言うと、この1月に小学校時代のクラスメートが亡くなっていたという情報が入って来たからだ。元気でまた逢おうと言っていたクラスメートがどんどん旅立って逝ってしまうのは実に悲しい。その悲しさを考えれば走る辛さなどいかほどでもないと思うのだが・・・。