キキキキキと晩秋の枯野に響き渡るモズの高鳴きは、野鳥観察、野鳥撮影をしていて、皆さんも幾度も聴かれた事だろう。
トビと並んで人間に一番近い猛禽類と言って良いと思う。海岸で寛ぐ観光客のおにぎりやハンバーガーをかすめ取るトビと違って、モズは人に害を与えない。それに他の同じ大きさの野鳥に比べて堂々としており撮影しやすい野鳥の一つとも言えよう。
今日の画像は、今より少し前の時期、購買を花見する姿と、その後伸び始めたホトケノザの葉の裏についているヤスデを器用に捉えて飛び去る画像だ。カエルやトカゲを採餌してモズ特有のハヤニエ(早贄)にすることは広く知られているが、この手のヤスデやイモムシを採餌するのはあまり撮影した事が無かった。この他昆虫類ではバッタやオケラも良く採餌するそうだ。
英語表示のBull-headがまことに理解しやすいデカ頭だ。
繁殖期を迎えてモズも花より団子なのだろう。