私の持っていた小冊子ミニ写真集・ヤマセミ/カワセミは全てホビーズワールドさんへ差し上げたので、もう個人的な在庫はないが、此処でニュースが入って来た。
熊本県で配布した中から自治体の方が東京でもPRすべきだと、銀座の熊本館に50冊ほど無償配布用に送って来たようだ。今日確認したら銀座熊本館2階のくまモンコーナーの隅に置いてあった。係の方に言えばご自由にお持ち帰り頂けるとの事だ。但しお一人様1冊限定らしい。
本来であれば、自治体でこの類は増刷してPRしても良いのだろうが、全国どの自治体も殆どが2年程で部署変更になってしまう為、どんなに優秀な行政マンがいて活躍しようとしても腰の据わった観光活性化が出来ない。またその悪しき習慣を、充分に観光活性化を徹底出来ない言い訳に使い続けているのが行政の実状だ。成功例とその裏の努力を知らないのも理由かもしれない。実は成功例はいくらでも在るのだが・・・。
NHKの大河ドラマ「龍馬伝」が始まるというので長崎県が観光活性化のプロデューサーを募集した事が有った。筆者にもお声が掛かったので話を訊きに行ったら、たったの1年こっきりの契約だという。理由を訊いたらNHKの大河ドラマは1年で終わるので予算が1年分しか付いていないという、笑い話のような話だった。
JTB・OB上がりの担当者が采配を振るっていた様だが、果たして何処のどなたが話を受けて1年間頑張ったのだろう?
1年間やってみて長崎県の観光事業は少しでも成果が上がったのだろうか?残念ながら何一つ変わっちゃいないだろうと思う。一人ぐらいプロが入って1年ぐらい居た所で、急に何かが変わるほど観光活性化は簡単なものでは無かろう。客が増えたとしてもそれは単に「龍馬伝」のお陰だろう。
綺麗ごとと言い訳はいくらでも言える。しかし具体的に観光客なり訪問客を増やす、それも一時的なブームで終わらない根幹策を考えた時、2年程度でコロコロ担当者が変る様な今の行政システムでは、100年経っても何も変わるまい。やはり何度も失敗を重ねて来たベテランの経験者を、最低でも3~4年引きずり込んで立体的な計画にのっとって、とことんやらねば無理。
そういう意味からすると、本来人吉や八代、あるいはJR九州の新特急かわせみやませみ号の車内で乗客に配った、ミニ写真集「ヤマセミ/カワセミ」を銀座で配ろうとした行政マンは知恵者だと思う。
勿論野鳥ファンに持って行って頂ければ、正直作った筆者は一番うれしいのだが・・・。
大きさは21cm×21cm、28ページフルカラーだ。
センターの見開きに、ヤマセミとカワセミの説明を載せた。
まだ視た事が無い人の為に、ヤマセミとカワセミが一緒に架線に留まっている画像を載せた。この頁に一番皆さんビックリされているようだ。
今までの写真集にも載せていないヤマセミ求愛給餌の場面。
カワセミの写真は一部葦北にお住いの濱崎さんの画像を掲載させて頂いた。素晴らしい決定的瞬間が載っている。
銀座熊本館は先日クローズしたソニービルの東の方6軒目くらい。
2階のくまモンコーナーの片隅に目立たないように置かれているが、連休さなかには無くなってしまうだろう、欲しい方はお早めに。
人吉へ出向いてヤマセミを観てみたい方はパンフレットコーナーなどで事前の下調べが可能だ。