その東京の野川とはどんな所?という問い合わせもあったので、今日はその野川沿いの風景と、今の時期の野鳥の佇まいをアップしよう。
国分寺の河岸段丘による数か所の湧水辺りから流れがまとまって、小金井、三鷹、調布、世田谷を経て二子玉川で多摩川に合流する結構長い小川の延長だ。調布辺りから下流では一番外側に限ってはコンクリによる護岸工事が為されているが、三鷹附近はまだ一番外側ですら草の生えた土手で囲まれており、童謡・春の小川に歌われている様な風景を楽しめる。
今はピークが過ぎたが、土筆などは山ほど林立するエリアも在る。
筆者が数日おきに8~10km走る土手エリアの野鳥に限ったとしても意外に種類が多いので驚かされる。挙げて行くとそれだけで今日のブログが終わってしまうので、季節にもよるが都会では珍しい所だけ挙げてみると、オオタカ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、ソウシチョウ、ガビチョウ、アカゲラ、アオゲラ、イカル、ルリビタキ、バン、クイナ、タシギ、サンショクイ、シメ、ヒガラ等に出遭える。いつも必ず居るのはカワセミとセグロセキレイ。冬季はモズ、ヒヨドリ、ムクドリ、ツグミがうるさいほど居る。
三鷹附近、西武多摩川線横附近数キロ間は土手の護岸が為されていない。野川公園からそのまま土手の傾斜で小川部分へ繋がっている。この左手の野川自然観察園にはホタルも出る。
大きな桜は一本の木ではなく数本がまとまって大きな花魁になっており、その一回りの大きさは祇園の八坂神社、南阿蘇の一心行の桜よりも大きいが全然話題にならない。
桜も種類が非常に多いので、この先もまだまだ色々な桜を楽しめる。
西武多摩川線が筆者の行動エリアのちょうど真ん中附近に当たる。この高架線と野川が交差する辺りにはトイレ、水道、飲料の自販機などの施設もあり、ランナーのたまり場になっている。
ちょうど今は武蔵野公園傍の三色グラデーションの三段桜が見頃だ。
今日は、早くもアオゲラが梢のてっぺんでピョーッ!ピョーッ!とペアリングの相手を探していた。口笛で真似ると遠くから近くへ飛んでくる。
三鷹附近の野川は葦が密集しており、土手道から水面が見えない部分がずい分あるのでバンやクイナが隠れている。アオジやカシラダカ、シジュウカラ、ウグイスが盛んに見え隠れする。
勿論カワセミは毎日採餌に来るが、散歩の方々も余りに沢山居るので全然見ても驚かず、足も止めなかったりする。
だから伸び伸びと生息している。
冬季1~2月頃には普段あまり見慣れないセキレイも・・・・。
数年前、春の大雪の日にはタシギまで飛来した。
※写真集「人吉市の山翡翠」ホビーズワールドさんから在庫切れになったのでと追加要請が来ました。明日は火曜日でお店お休みなので、明後日搬入予定しています。今しばらくお待ちください、申し訳ございません。ゴメンナサイ。