世界のイソヒヨドリは基本的には2~4000mの高山地帯の岩場に住んでいる野鳥らしい。日本でいえばライチョウのような環境だろうか。東京ではほとんど見ることができない野鳥だが、長崎市内、鹿児島市内、熊本市内では水道町の交差点の裏の駐車場によくいる。ビルの谷間で昼日中に綺麗な声で囀っているのを聴いて驚いたことがある。人吉市内でも良く聞くし、球磨川に沿って219号線を遡るとよく見かける。ご存じのとおりカラフルなオスに対して非常に地味なメスが寄り添う。青がきれいなオスに対して茶色で地味なオオルリのような感じかもしれない。
イソヒヨドリというからヒヨドリの仲間だとばっかり思っていたらツグミの仲間だという事だ。そういえば色を変えればトラツグミやアカハラ、シロハラに顔つきが似ている。
The Blue Rock Thrush in a country side of Japan.
初夏の海岸沿いではイソヒヨドリは意外に近くまで寄ることができる。撮影しやすい野鳥の一種でもある。人前ではあまり囀らないようだ。
A couple of Japanese Blue Rock Thrush in a feeding season.
繁殖期のイソヒヨドリはオスメスが接近したまま行動する。他の野鳥と同じだ。
Bathes in two of them peacefully.
二羽そろって仲良く水浴びをするイソヒヨドリ。天草の大江天主堂の傍のお万が池に流れ込む水路で撮影したもの。