カルガモのお引っ越しは今でこそニュースに出るのはまれになったが1984年の最初の大フィーバー(古いね)以来、毎年皇居のお堀と三井物産社屋の池の間をその子孫が親のやったとおりに子育てとお引っ越しを繰り返している。
メダカには学校が有っても、カルガモには無い。しかし子供は親が命を懸けて育て猫やタヌキ、カラスなどの天敵から身を守る方法、人間に取り入って餌を貰う方法、全てを教わる。野鳥の子育てはスパルタでもちろん体罰も有る。親だから体罰は当然だ、そうしなければ天敵に食われるだけの話。それを咎めるバカなマスコミもメディアも自然界には無い。
自然界の生き物は学校など行かなくても親が「生きる全て」を教える。きちんと自分で餌を運んで来て子育てをしながら教育もする。人間はどうだ?餌を獲る為(=働く為)に子育てが出来ない、時間が無い、預かってくれる場所が無い、全部世間が悪い、社会が悪い、何とかしろ!親が子供以下だからその子はもっと酷くなる。親に一般常識が無いからメディアに訴えて力を借りようとする。戦争直後のやくざに力を借りるのと何ら変わらない。やくざ(=暴力団とは違う)の方がまだ仁義をわきまえていた。正しい事と間違った事を知っていた。NHK以外の今のメディアにそれは存在し無い。
今日の画像の親は物音に驚いて子供らを残して一旦飛び去った。しかしモノの数秒で戻ってきた。怖くて逃げたのではなく周りを見回して物音の原因と避難先を見極めたのだと思う。野生動物の親に無責任な親はいない。人間はいつからこうなったのだろう?
Spotbill duks family at Kumagawa river.
球磨川流域のカルガモ親子、もう一羽の親は少し離れて移動する。
Parent leaves sometime, The biggest chick leads the brothers.
時々親鳥は子供たちから離れてしまう。そういう時は一番大きな体格の雛が先頭を行く、見事なモノだ。
Spotbill duk's baby.
上の画像の数日前の状況。
After two weeks They move to new place.
2週間後、大きくなった雛を連れて本流の茂みの有る場所に移動中。1羽いなくなっているが自然淘汰だろうか。