お江戸東京、今年の桜見時期は残念ながら連日雨に祟られている。2月3月の気象異常がどうやら色々な植物に大きな影響を与えている様だ。
例えば今朝、住んでいる三鷹市近所の草地で採れた土筆の大きさ、なんと33㎝ほどもある。長いこと生きて来て毎年ツクシを摘んで梅干し煮にして食べていて、今までこんなに大きなものを観たことは無かった。単に地球温暖化のせいではなかろう。
4月2日採取のツクシ、最大で18㎝
今日4月6日採取のツクシ、最大で33㎝
毎年作る土筆の梅煮(佃煮の一種)
実測33㎝、折れていなければもっと長い、押し花にして保存するか?
桜の開花の時期だけではなく、色々な花の種類が開花する順番も狂っている様だ。人間の食べる野菜類も、野菜売り場や町の八百屋さん店頭からレタスがまったく消えたり、春キャベツが一個300円を越えたり・・。野菜農家も市場も大変だろう、苦労が偲ばれる。
2日前一個300~380円だったレタスが、昨日は駒込の霜降り商店街でも三鷹のスーパーでもいきなり198円になっていた。
話を江戸の桜事情に戻そう。
昨日曇天の東京都内で数か所桜の名所を団塊世代が出来る精一杯の弾丸移動で廻ってみた。週末土曜日はそのご紹介。
まずは駒込・六義園(有料:150円/65歳以上) Rikugien/Komagome.
意外に数少ない園内の桜、この枝垂桜だけが超有名だが散り始め。
大名屋敷の庭園、下手をすればTVドラマに出てくる将軍の江戸城より広く感ずるかも?
JR駒込駅前の染井吉野(=ソメイヨシノ)記念公園
昔この辺り(染井村)に住んでいた植木職人が二種類の桜を掛け合わせて新種の桜(=染井吉野)を作ったという言われで。江戸ソメイヨシノ発祥の地と言われている。
旧古河庭園の道路反対側にある平塚神社の桜 Hiratsuka Jinja
王子・飛鳥山 Asukayama Ouji
今が満開”!
都電(=さくらトラム)で桜名所から名所へ飛鳥山から早稲田の神田川へ
飛鳥山の桜を後にして、都電(=さくらトラム)荒川線は一路早稲田へ!
懐かしの都電車内、チンチン電車の名の通り「チンチン♪」と合図を鳴らす。
鬼子母神前から面影橋~早稲田までは道路と分離
面影橋を渡る桜色のさくらトラム(=都電)
神田橋の面影橋直下の堰の段差
水が汚い上、メディア報道に乗ってやたら観光客や商売人だけが多い渋谷の目黒川などより遥かに江戸風情を残す神田川。日本のメディアは何故人混みを作ろうとするのだろう、渋谷のスクランブル交差点のように・・。メディア・報道関係者は皆、田舎者(決して差別用語ではない)なのだろうか?
そうして何で皆はこぞってそんな所へばかり行くのだろう?そうして画像投稿するのだろう?わざわざ人混みへ出かけて、其処の桜にスマホを近づけて植物図鑑のように接写する気が判らない、接写じゃ何処の桜でも同じではないか?
桜・花見を口実に人混みに行きたがる日本人、桜花見を口実に昼間からつるんで騒いで飲んだくれる日本人、筆者酒を飲まないので未だに判らないその心境・・。
神田川は川床も見もの、水が奇麗だし堤防上に妙な提灯なども無く自然
桜のアーチで川面が覆われる、昔からの桜の名所、いずれも昨日4月5日の状況