あの7月3日~4日の球磨川豪雨災害から3か月が経ったが、球磨川流域、特に人吉~球磨村神瀬附近の自然は戻っただろうか?
多分未だに洪水で流れた流木やゴミが球磨川の至る所に比っ掛かったままだろうと思う。2010年に最初に人吉に来た際、球磨川を見て回り、何とゴミが両岸に多い川なのだろうと驚いた事が有った。川辺川にしてもしかり。
今回の豪雨災害でその理由が良く判った。全国他の河川に比べて増水の回数が相当に多いのだ。千曲川~信濃川、利根川、多摩川など首都圏近くで見慣れる大きな河川でも、ここまで両岸の木々にゴミは多くない。野鳥を撮影していてもどうしても写り込んでしまう事が多く非常に気になっていた。取っても取っても毎年流れてくるのだろう。
そんな中、一番気に成るヤマセミと神瀬附近に居ついていたコウライアイサはその後どうなっただろう?非常に気になる所だ。コウライアイサに関しては定期的に観察をされておられる方も居るので、さぞ心配されている事だろう。
数年前の10月の画像をそれぞれ今日はご紹介したい。まずはヤマセミのつがいから。
ヤマセミのつがいの後ろをタンクローリーが驀進する。人吉ならではの画像。
夏が過ぎて球磨川の水も澄んでいる2年前の10月のある日のコウライアイサとカワセミ。このコウライアイサはたぶん日本国内に初めて居ついた野生の個体だろうと思われる。何とか今回の洪水を生き延びてくれれば嬉しいが難しいだろう。