http://yamasemiweb.blogspot.com/2020/07/i-discovered-amazing-fact-when-bank-of.html
昨日、メールで届いた熊本の地方紙「熊本日日新聞」の記事にこういうのが載っていた。まさに筆者がメディアの報道と、さんざん現場でヤマセミを観察しまくって車や徒歩で移動し実地で見聞した経験値から想定して投稿した内容を、まさに治水のプロが証明してくれた。
7月5日のこのブログでレポート、仮説推論した通りだった。次に同じ事が起きぬよう早急に球磨川水系全域で次に備えてほしいと思う。今日も激しい雨で心配している。
これで、球磨川流域では一旦農耕地を埋め尽くした膨大な量の氾濫水が再度球磨川に流れ込む際に堤防の外側から崩してしまうのを防ぐ、新しい堤防構造の構築につながる重要な事実が判った。これは再度の豪雨襲来に備える時の重要な考察ポイントになるに違いない。
基本的に河川の堤防は川の水が溢れて堤防土手を破壊し人間の生活エリアに氾濫しない様に、耐水圧構造で造られているが、逆の方向からの水圧の事はあまり考えられていなかったようだ。これは今回の決壊ポイントの耕作地側が強力な堤防とは異なって、単なる泥の土手だったことを覚えているからだ。春先には土筆が沢山生えていて、今年も筆者もたくさん摘んだのを覚えている。
今年土筆を摘んだ球磨川土手の内陸側の写真。草地の斜面が広がっている。
今回の右岸決壊箇所の80m上流部右岸。河原に降りる車道と堤防上道路で非常に幅広い。
2㎞ほど上流部の温泉町の右岸堤防も基本的には同じで球磨川側は二段のコンクリート護岸堤防で形成され、内陸側は草地の斜面だ。
紅取橋の上流部土手。右が中神農耕地、左が球磨川。決壊箇所はこの前方70mの樋門部。
紅取橋上から見た決壊箇所のストリートビューで判る通り、川側は二段のコンクリート護岸でしっかりと固められている。しかし中神農耕地側は草の土手でしかない。これが右側の陸側からの水圧に堤防が弱いことを示している。今までは考えなくて良かった事だ。
しかしこれは国交省の河川管理事務所の落ち度ではない。全国どこでも河川の堤防は過去の経験値からそうやって造られてきた。今回の事実は地球環境の変化で線状降水帯の多発による降雨量の急増によって起きたるもので、今後に向けて治水に関する重要な問題提起をしてくれたものと考えた方が建設的だろう。ネット評論家の様に誰かの責任を追及して非難しても何も解決しない。まさにEasier said than done! (諺=言うはたやすく行うは難し)だ。
今日は、本来であれば今頃満開の青井阿蘇神社前の堀の蓮の花。
上野不忍池のピンクの蓮の花を見慣れている筆者には最初に此処の蓮の花と、人吉城址の蓮の花の白さに胸を打たれた記憶がある。2010年の事だった。
伝統的な人吉市の白い蓮の花。
一輪だけ薄いピンクの花が咲いていた。此処では珍しい。
必ず来年も咲く事だろう。来年は直に愛でられると嬉しいのだが・・・。