今まで2冊のヤマセミに関する生態写真集はごく一部を除いて、無償で配布してきた。今回も800冊を国会図書館をはじめ、熊本県内の主要図書館、人吉球磨エリアの小中高の各学校図書館に無償配布している。その他筆者がヤマセミの情報を頂いたり、貴重な生態写真を提供いただいた方々、更には生態観察・写真撮影に関して便宜を図って下さったり、お世話に成ったりした方々にも、もちろん進呈させていただいている。
しかし、人吉市がヤマセミを市の鳥に制定した件と、JR九州が熊本ー人吉間の新特急列車の名前を「かわせみやませみ」にした事とリンクしてこの写真集「人吉市の山翡翠」が熊本県中心の新聞などに取り上げられた事で、その存在をご存知になった方々からぜひ欲しいとのメールを頂く様になり、前から相談に乗って頂いていた神田のHobby's Worldさんで販売して頂けるようになった。
決してプロの方々のような綺麗な画像ではないし、写真集そのものの装丁もお金をかけていない最低限の仕様なのだが、ヤマセミという野鳥の魅力、並びにそのヤマセミが飛び回る人吉市という場所の不思議を感じ取れる内容には満足いただけるものと思っている。
あくまで、本当にヤマセミの撮影に意欲をお持ちの方々にとってのみお役に立てる写真集で、他の綺麗な野鳥の写真集とは決して見比べないで頂けると嬉しい。
Hobby's World= http://www.hobbysworld.com/item/20114620/
3冊目になるヤマセミの生態観察写真集。
この3月4日(土)から運行が開始されたJR九州の新特急「かわせみやませみ」車内で最初のほんの一時期乗客の皆さんにお配りした「肥薩線に沿った球磨川流域の山翡翠・翡翠」も最初の10冊購入者にお付けするそうだ。勿論こちらも筆者の自費出版。ヤマセミとカワセミが同時に撮影できた3カットの画像を見て、そのヤマセミとカワセミのあまりの大きさの違いに皆さん声を上げて驚かれるとの事。
ヤマセミの動きが激しい場合は立姿勢が一番対応しやすい。三脚は余程のことがない限り使用しない。
飛び立つまで待っている時によくこの座り込みスタイルで狙う。
堤防の上に腹ばいになって撮影することも多い。ヤマセミを刺激しない意味では一番良いスタイルだと思っている。立って撮影するより近づいてくれるような気がする。