2017年3月19日日曜日

ヤマセミ(川辺川太郎)の胸の褐色が薄くなっている。 Brown of a chest of a Crested kingfisher called Kawabe river Taro, becomes light.

 ヤマセミの個体識別は写真を視ているだけではまず不可能だろう。この観察はヤマセミ自体縄張りがはっきりとしているので、日々の変化を小まめにチェックする必要がある。

 1か月前にそこに居たヤマセミは、たぶん前から居るヤマセミだと思って間違いはないが、その1箇月の間に抜けていた風切羽が急に生えそろったり、オスの胸の褐色部分が消えてしまったり、急に物凄く濃くなったりしたら、個体が変った!と思って良い。

 尾羽の観察で言えば、抜け落ちた尾羽はほぼ3週間で元通りに成るとデータが出ている。これもほぼ1日置きに撮影した証拠画像で推し量ったモノ。

 今日の画像は、球磨川支流の川辺川で地元の方々が散歩の際にいつも目にして、「川辺川太郎・花子」と名付けているヤマセミのつがい。オスの太郎は胸の褐色部分が近隣で一番濃かったので凛々しいヤマセミとして人気だ。しかし、ここ半年褐色部分が薄くなっているので抜け替わっているのだと思われる。筆者の事を認識してくれている素振りは今回の撮影でも確認できた。

 車のドアの外にしゃがんで(もちろんブラインドになど入ってはいない)手持ちで撮影中、つがい2羽でこちらへ飛んで来た。とっさに50-500mmズームのピントを合わせられず、単なる確認証拠画像でしかないが、雰囲気だけでも判って頂けると思う。ヤマセミは警戒する相手の傍になど絶対に向かってこない。 
霧雨が降りだしていたが車の中から撮影した。

川辺川と球磨川本流合流部付近で花子。


上の画像から500m上流部で川辺川太郎

続いて花子のつがい。

暫らくして筆者の方へ揃って2羽で飛んで来た。

急に向きを変えたのでピントを合わせられなかった。もちろんしょっちゅうこういう事が有る訳では無い。人吉ならではの遭遇ハプニングだとは思っている。