団塊爺も70歳を越えて3年、このところ急に別れが多くなった。しかし何故だか年下の別れが多いのが気になる。つい先日も、3歳年下の従弟が逝ってしまった。頼りにしていた非常に優秀な医者だったのに、残念極まりない。
恵比寿の厚生中央病院の整形外科医で副院長も兼務していた名医だった。テレビなどにも呼ばれて出て、「有名な女優さんや女子アナウンサーを全開脚させて腰痛を治した・・。」などと悪戯っぽい顔で語っていたのが想い出される。
筆者の右肩にガングリオン(=脂肪の塊)が出来て、彼の病院で手術で除去する際、執刀してくれたが、切開した際「大きさが倍ほどあった、間違えた、ごめん!」などと言いながらメスで切り出してくれたのだが、深かったので麻酔が効かず最後の方は麻酔も切れてしまい死ぬほどの痛さで気絶寸前だった。
痛みに耐えるため途中から口で何かを噛みながら、うつぶせでベッドの脇を捕まえていたのだが、終わって看護師のお姉さんが「もの凄い力ですね!アルミ製のベットの側面が両側ともへこんでますよ!」と言われてしまった。
それ以外は、重たいカメラを片手で振り回し過ぎて、右腕がテニスエルボウになった際も診てもらった。これも自然治癒。
最近は右手親指付近の疼痛がひどかったが、これも重たいカメラでシャッター押し過ぎやパソコンのマウス使い過ぎ、これにコロナのワクチン後遺症が重なったものだろうと診てもらわなかったが、既に病床にあったものと察する。
またある時肝臓が急に腫れた際は彼自身は専門外だが、他に信頼できる病院がないので、三鷹から息も絶え絶え恵比寿まで電車で行って彼に専門医に繋いでもらい調べた。朝早くから白衣を着た医師三人に色々調べられ即入院かと思ったら、6時間も院内に留め置かれ、色々検査をして「古い抗生物質を摂取した薬害」だという。
肝臓の数値が正常値の7倍だの13倍だので、三鷹から電車で来たこと自体や生きている方がおかしいと言われたが、結局注射一本、薬一錠施されず自然治癒しかないと帰されたことがあった。
3日してケロっと治ったが、何かの時は頼りにしてきた従弟だった。いろいろな意味で親族の中では一番コミュニケーションをとってきた人物だった。
危篤を聴いたのがあまりに突然だったし、腰を抜かすほどのショック、危篤を聴いて二日で逝ってしまった。残念だ。
そんな訳で、誠にプライベートな話になってしまったが、このブログでも色々な白い鳥を投稿する事で葬送したいと思う。R.I.P