住民が管理会社の担当者をつるし上げしている所を、テレビのワイドショーなどが紹介していたが、高層マンション購入予定者にとって大きな教訓に成ったようだ。
下の地図で見る通り、高層マンション集中エリアは明治初期には河道ならびに窪地で度々多摩川の水が出たことが見てとれる。よく、水害や大地震で水浸しになったり液状化状態になったエリアが、昔湿地や河道だったことが後で判るのと同じ状況。
※この地図は、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」((C)谷 謙二)により作成したものです。
外観や利便性、立地エリアの話題性だけで華やかなマンションを購入してはいけないという事の教訓だろう。これが高層に成れば成る程、電気が止まった際のリスクは非常に高い。エレベーターが使えない(=20階を1日に数回歩いて上下?)水が無くなる、冷蔵庫の食品が腐る、トイレが流れない、通信が途絶する・・・いわば現代生活に慣れ切った人には地獄だ。これが高齢者ともなれば死が近づくこと間違いない。
まだまだ洪水警報が出ている河川が関東~東北エリアの各県にたくさん残っている。晴れたら秋の信州・湿地帯へ鳥見に行こうと思ったら、東京から信州の高原へ行く高速道路が通行止め。中央道は八王子・圏央道分岐ジャンクションから大月インターまでアウト!上信越道も松井田妙義から佐久インターまでがアウト!
無理をすれば八王子ジャンクション~東名厚木~東名御殿場…河口湖~大月ジャンクション経由で行けなくもないが、考えている内に天気が下り坂になってしまった。
まだまだ爪痕が深い台風19号だ。水を差す訳ではないが、いつまでもラグビー熱に浮かれている訳にはいかないだろう。
と、言いつつ野鳥ブログは日本海側の「日本の名所」伊根の舟屋へ行ってみようと思う。日本三景の天橋立も良いが、ただの砂州に松の木が生えている所より、伊根の舟屋の方が個人的には大きな観光資源としての価値があると思う。
ぜひここへ来たら海から舟屋の佇まいを観る観光船に乗って頂きたい。車で行って陸からだけだと雰囲気は30%も味わえないと思う。
筆者的には全世界に「日本の美」を紹介する際には一番の素材だと思うが如何だろう?
で、観光船に乗ると暫くしてカモメが寄って来る。カッパえびせんのような物を撒いて寄せるのだが、もう餌付けされていてギャアギャア鳴きながら寄って来る。
しかし、完全に籠の鳥状態ではなく、全てのカモメが寄ってくる訳ではない。自然の採餌もしている場面を何度も撮影した。カッパえびせんだけでカモメが生きていければ学術的に大問題だろう。
ある意味最低限で許される野鳥と人間の近づき方のようにも思えた。海が荒れれば観光船も欠航、季節に成ればカモメも消えよう。
写真撮影的にはカモメだけ撮るというのはあまりしないが、伊根の舟屋バックのカモメは魅力的だった。
昔から憧れていた伊根の舟屋。絵を描きたいモチーフのナンバー1.
舟屋だけ観ているのでは30分も居れば飽きて来るが・・・。
カモメと一緒に撮るとなると俄然気合いが入った!
暗いのに揺れる船から被写界深度を高めて狙うのは結構しんどかった。
放り投げた餌に飛びつくカモメが可愛いのだろう、筆者的には何とも難しい反応をせざるを得なかった。