2019年10月11日金曜日

何故だか夏が終わると尾瀬を想い出す。 I don't know reason why, I recall Oze when summer is over.

 二日前から早朝日の出時の愛犬散歩にウインドブレーカーが必要になった。人間70年以上も生きてくると、若い頃には全然気にしなかった日の出と日の入りを味わいたくなるものだ・・・と言って全員がそうではないだろうが。

 江戸時代の「時」の決まりは人間の体内時間に非常に近く定められていたので、健康・長生きには相当効果があっただろうと思う。最近、この「時」の流れになるべく自分の生活を合わせてみているが、なかなか心地よい。
 こちらのサイトに、その仕組みと考え方が判りやすく出ている。大変勉強に成った。
https://www.gakken.co.jp/kagakusouken/spread/oedo/03/kaisetsu1.html

 最近は日の出の15分前くらいに自動的に目が覚めるように成ったような気がする。寝床にしている屋根裏のロフトに天窓が付いているから、自然光が入ってくるせいかもしれない。

 実は、尾瀬を思い出すとこの日の出に起きて日没に行動を止めるという東電各宿舎での日課を思い出すのだ。
 尾瀬には過去数回行った。一番長い時で6泊。湿原を歩き回るのが好きなので、2~30kgのバックパックを背負って木道を前かがみで歩いたが、荷役専門の「運び屋」さんには敵わない。

 長年サッカーやアイスホッケー、ウインドサーフィンで鍛えた腰がこういう場合は役に立った。この夏の奥日光泊での日帰り行を除くと、一番最近尾瀬内泊行は60代半ばでの3泊行だった。

 行く都度変化していく尾瀬を想う時、自然環境保全活動に一番近い個人努力は、こういった日本国内の自然環境保全に参加することかもしれないと思う。

 普通、観光地尾瀬というと、一般的には木道から観た至仏山や燧ヶ岳~湖沼群だと思うが、生物・野鳥に興味がある筆者としてはどうしても動くものに眼が行ってしまう。
 今日はまず湖沼群と其処に居る生物を取り上げてみた。

尾瀬ヶ原は、ほぼ毎朝霧がかかる湿度の高い盆地だ。

湖沼群にはほとんどスイレン科のヒツジグサが繁殖している。

小さなサンショウウオの仲間。

水中はとんでもない事になっている。何処かの生簀料理屋の水槽状態。

尾瀬沼へ注ぐ小川は更に込み合っていた。

この湖沼群のいくつかに居る八丁トンボ。そう言えば高校の同期に八丁さんというテニス部の女性が居たなぁ。

望遠で近寄って撮っているので大きさが判らないだろうが、1円玉の中に全体が入ってしまうほどの小ささで国内最小、世界でも最小クラスのトンボ。

余程しっかり観察しないと居るのかいないのか判りにくい。