2019年10月18日金曜日

10月の野鳥たち、球磨川支流鳩胸川附近の佇まい その1. Wild birds of October at Hatomune river which branch of Kuma-river.

 球磨川の支流に鳩胸川という人吉市の上水道の水源に当たるエリアを流れる川がある。基本的に水源は湧水のようで、熊本市と同じ伏流水の一種だと思われる。周りを山地に囲まれた人吉盆地ならではの自然環境だろう。

 ミネラル豊富な伏流水と霧の雫がベースだから、河川の栄養が良く、川虫が多種多量に育ちやすい。川虫が多いから川魚が多い、川魚が多いから魚を餌とする野鳥が多い。

 だから、ヤマセミ・カワセミ、サギ類が多く生息し、人吉駅の上にサギ山が出来ている。すべて理路整然、自然環境のバランスが非常に良いのが人吉市なのだ。

 人吉の観光資源は決して鉄道や焼酎、青井阿蘇神社だけではないのだ。ただこの宝を観光活性化につなげる知恵とキッカケが無いだけ。

 10月の声を聴くと人吉盆地に冬鳥が現れ、南へ帰る渡り鳥の通り道になる。冬は木の葉が散り枝留まりの野鳥が丸見え!観察撮影者にとっては最適のシーズンが到来する。

 今日は10月の人吉市郊外鳩胸川流域の野鳥。
 


まずは石野公園の裏側の堰に居たカワガラス。結構な流れに潜っては採餌していた。反対側に回って近づいても動こうとはしなかった。

綺麗なキセキレイ、このエリアにはセキレイ系はこのキセキレイしかいなかった。4個体と遭遇。テリトリーがはっきりとしていた。まずは田んぼに居た個体。


次は鳩胸川の水面に居た個体。




最後は民家の屋根を飛び歩いていた個体。なぜこんなに多いのかは不明。