キビタキが夏鳥として5月頃渡って来るのに対し、このルリビタキは通年で観察できる。奥日光の戦場ヶ原などでは5月の連休前、粉雪が風花として舞うような場合、このキビタキとルリビタキを舞う雪の中で撮影出来たりもする。
ルリビタキもジョウビタキ同様オスとメスの外観・色合いが随分違う。オオルリ、キビタキ、ノゴマ、人気の野鳥・ヒタキ系はオスメスの姿が随分異なる。
野川沿いの野川自然観察園は朝9時半から夕方4時半という野鳥ファンには非常に冷たい・意地悪な開園時間なのだが金網沿いに園内を覗けるので上手くするとフェンス寄りの野鳥を撮影出来たりする。
今日は、その野川自然観察園で撮影したルリビタキのオス・メス。決して近くで並んではいないが、既にペアリングが出来ているのではないかと推察している。
このブログのウォッチャーから野川という所はどれほど大きな川なのかという質問を頂いたが、ご覧の通り狭い所では幅2m足らず、小学校の子供でもひざ下の深さのところが多いほんの小川だ。
但し水源が殆ど国分寺ハケ線の崖から染み出る湧水なので、水は非常に綺麗だ。
特に野川自然観察園の辺り2km程は、その昔国際基督教大学が経営するフルコースのゴルフ場で在った為、土手は自然のままで護岸工事などは一切されておらず、スコットランドのフィールドを流れる自然の河川とほぼ同じ環境だと言って良いだろう。
ご覧の通り、護岸工事など一切ない小川だ。
野川自然観察園の内部に居たアオゲラ。金網で隔てられた野川土手側から撮影。
夕方の光なので、多少瑠璃色が綺麗に見えていない。
お前さん少ししつこいよ!と言われた様な気がした。
顔のカラーリングのせいだろうか、メスはいたって温和な感じだ。
メスは最後には西武多摩川線の付近まで筆者に付いてきたようだ。