頂上近くで、完全にトレイルランニング中と思われるマガジンハウスの雑誌ターザンのモデルのような人に出逢った。朝2時に松本を出て美ヶ原を抜けて今ここに居るのだと言っていた。こちらの格好を見て「そんなに重たい荷物背負って、なおかつそんなに大きなレンズを付けた重たそうなカメラ…何を撮るんですか?」と訊いてきたので、「野鳥を撮っているんだが、天気良いし登れば遠くが見えるんじゃないかと思って一気に来た」と言ったら呆れられた。自分の方がよほどビョーキだと思うのだが如何だろう?
下りはアッという間に駐車場まで降りられた。下りに走るのは厳禁だが、ガレっている部分もあり雨の後なので用心しながら降りたにも拘らず15~20分で戻って来た。荷物が無ければさらに速いだろうが、団塊世代はそんな事で頑張って怪我でもしたら笑われるだけなので自慢にはならない。
トレイルランンナーと別れて、展望360℃を再確認。それが以下の画像だ。是非一度登ってみる事をお勧めしたい。団塊世代の女性でも1時間30分もあれば慣れていなくても登れよう。但し天気予報を何度も確認する事と水分は充分持っていく事。一応念のためクマ避け鈴は持っていかっれた方が良いかもしれない。トレイルランナーさんも付けていた。
八島湿原、御射山ヒュッテの部屋から観た朝5時40分頃の東の空は、芸術的な色模様だった。都会では絶対に拝めない澄んだ空の色。
日が上り、9時に一旦宿を出発。
八島湿原駐車場付近で登山の準備。
この稜線を登っていくのだから登山というよりハイキング?
登山道はガレの連続。登りやすいが所々急斜面が存在するがジグザグでうまく登っていけるようになっている。鎖場だの梯子部分は一切ない。
どーんと北アルプスが見える。
雪が岩に付かないので観難いが、正面のとんがった部分が槍ヶ岳。
数年前突如爆発した木曾の御岳山。
こちらは散々髭の殿下主宰のフューゲルスキー大会で滑った乗鞍岳の山塊。この山は頂上に立った。もう既に相当な雪に覆われている。
北方向を観れば浅間山。その麓は佐久盆地。
ピークへ行く途中で顔を出した隣の山、間近に見える美ヶ原の王ガ頭のアンテナ群。
完全な逆光に成る富士山はご覧の通りだが、一応見えたというアリバイ画像。
下を観れば諏訪湖と諏訪の町並。