ここのノビタキは撮影者にあまり気を使わないというか、物怖じしない性格の様だった。密度は非常に濃く、過去においてこれだけ居残っている年も少ないように思われた。湿原の草木に留まっているノビタキを1フレームに三羽も同時に入れ込める事がどれだけ密度が濃いかお判りの方もいられよう、なかなか無い事なのだ。
今年は夏が短く、長雨の影響なのだろうか自然界のバランスが少し狂っているようだ。例年通りというのはあまり無く、彼岸花でさえいつもより1週間は早食満開を迎えた様で、お彼岸の中日にはほとんど枯れてしまっているとの事。
湿地帯の草原に点々と留まる居残りのノビタキ達。
遠く離れていても撮影者の事は注意深く観察をして、決して無視している訳ではない。メスか?
しかし、限られた木道を進むいつもの人間どもの動きは見切っている為か、警戒はしていない様だ。
最初はモズのオスかと思ったが、明らかにノビタキのオスだった。
こちらも真夏の黒顔の名残りが見えるオス。
こちらも黒色が消えかかったオスの様だ
朝から割に強い横風の中、バランスを取りながらこちらへ向かって来た。
二羽のノビタキと思いきや、右はホオアカの様だった。この高原湿地ではノビタキとホオアカは同じエリアで共存している。