2017年9月18日月曜日

団塊世代が考えるペットとの生活。 The Baby-boomer is thinking about lifestyle and pets.

 今朝の各メディアには一斉に、総務省が敬老の日にちなんで17日発表した日本の高齢者の人口推移グラフを掲載していた。なんと今年9月15日時点の統計で、太平洋戦争・戦前生まれの90歳以上が200万人を超えたという事だ。これを見る限り戦後生まれの団塊世代の筆者などどうなるのかと気が遠くなる話でもある。

 食糧事情の厳しかった時代を節制しながら生き延びたからこそ90歳以上まで生きていられたのであって、戦後の飽食時代に育って生きて来た団塊世代は人数は多くとも寿命は今の90歳の方々よりは短いという学説もあるが・・・。
総務省データ・90歳以上人口 20170918熊日新聞より

高齢者全体の人口推移データ 総務省発表

 一方で65歳を越えてもあくせく働く人口が多いのも、ワーカーホリック上がりで働いている事が「優越感」を感ずる唯一の生きがいという団塊世代もいるのかも知れない・・という意味で考えさせられる数値だ。

 この様に90歳以上が200万人を超えた事や65歳以上の就労者が770万人もいる事にはもちろん驚かされたが、2日前の時点での人口統計を即発表出来てしまう現在の統計数値公開スピードの速さにも驚かされた
 つい10年程前までは、総務省や厚労省など官公庁の発表数値は早くても前年度の数値データである事が「お約束」だった。
 ・・・と言う事は、今後は数値データが即出ているという事実に対する官公庁の対策・行動も相当速いと視なければいけないという事か?
 
 データは早いが、具体的に対応するには議決・確定プロセスが複雑で遅い為、行政の具体的行動は腰が重く、相変わらず対応は暫く経ってからなのだろうか?
 「保育園落ちた日本死ね!」ではないが保育園・幼稚園不足をメディアが声高に騒いでも、行政が十分対応できるのは落ちた園児候補が中学や高校入学してからになる様な事になるのでは・・・・と思ってしまう。

 逆に言えば、もしデジタル化・IT化で素早い行政対応が始まるのであれば、一般の我々はそれ相応のスピードで情報を知っておかねばならないという事になろう。
 では、正しい情報を素早く得るにはどのメディアを選ぶべきなのか?重要な問題になるのかもしれない。今やお笑い芸人に占領されてしまい、良識者は殆ど信用していないバーチャルとウソ・偏向の塊の様なテレビ媒体ではなく、真実を伝える正しい情報減はどのメディアなのか?結構重要な事の様な気がする。

 話は硬くなったが、今日の問題はその自分を含めた高齢者たち、特に団塊世代の面々とペットの関係について数人で話し合った内容の一部をご紹介しようと思うのだ。

 高齢者は割に多くの方が伴侶としてのペットを好んで傍に置くが、果たしてそのペットと自分自身の末路をきちんと考えてあるだろうか?
 一番多い犬や猫は12~15歳がその平均値と言われているのはご存知の通りだ。犬の場合大型犬の寿命は短く小型犬は割に長い。柴犬の場合は平均15歳で、我が家に居た赤毛のジャンプは19歳近くまで生きた。

 つまり、この事が何を示しているかというと団塊世代、たぶん現在67~70歳の面々が新たにペットを飼う為には、それ相応の予想と計画を立てて置かねばならないだろうという事なのだ。
 最近はネット上でも数多くこの手の問題を紹介するサイトが在るが、ペット業界だからこそ出しているモノも多く、決して内容を鵜呑みにせず裏を考えながら見なければいけない。
例): http://petomorrow.jp/news_dog/34230

 一番ひどいのが、自分の寿命が尽きた時にペットはまだまだ元気なのだが、構う人も餌を与える人もなく、数日経ってご主人の枕もとで一緒に果てている姿を誰かに発見されるというスタイルだ。
 メディアは報道しないが、最近非常にこのパターンが多いと聞いた。高齢者の孤独死はニュースになるが、その際にペットがどうだったかの報道は居てもなかなかしない。

 団塊世代であれば、自分自身が子供の時からペットは常に身近に居たであろうと思う。筆者の場合も、雑種(13歳)、シェパード(10歳)、コリー(9歳)、雑種(13歳)、芝犬(18歳)、黒柴犬(今回)と生涯傍には愛犬が居た。
1998年2月オリンピック開催中の長野で拾われて、我が家で19年間弱家族だった赤毛の柴犬(ジャンプ)長野オリンピック・スキージャンプ競技で日本チームが金メダルを獲った事にちなんでこの名が付いた。最後は三鷹市のパトロール犬として立派に務めを果たした。来た日の画像。

今回、我が家に来た黒の柴犬(ペロ)木製のクラシック型ラジオは1977年VAN勤務の際に手に入ったジーンズのWranglerで限定生産のラジオVoice of Wrangler。今でもAFN(旧FEN)を終日流している。

 今回の場合は確実に愛犬の方が長生きするのは判っているので、それなりの準備対応をしては在る。しかし初めてお金を出して手に入れたペットなので、ペット業界の現状を始めて勉強させてもらった。詳しい話はまた次回以降に!

 今まで犬と一緒の生活を60年以上してきた筆者から観れば、ペット業界はウソの塊のように見える。ドッグフードでなければいけない、保険は必須だ、鶏の骨は絶対にNGだの・・・。

 過去殆どの愛犬と食事を一緒にして来た我が家では、愛犬が喜ぶご飯は何か常に気にしながら与え、ドッグフードなどあまり使用した事が無かった。でも早死にする事もなく、皆天寿を全うして逝ったので間違っていなかったと思う。

 バレンタインデーのチョコレートと同じで、「愛犬にはドッグフードでなければイケない」「ペットには保険を掛けるのが当たり前」というのはペット産業界の売り上げの為の陰謀に違いないと踏んでいる。

 何も知らない高齢者など、ペットショップの販売員の言うなりで、実際のペットの料金の150%の費用を払わされているのではないだろうか?良く判っている人に同伴して行ってもらうべきだろうと思う。

 厚労省が製薬業界と結託して高血圧の上限を160⇒130に2回に分けて下げたのやコレストロール値指標をコントロールしているのと一緒だ。「金儲け」の為に事実を曲げる「陰謀のセオリー」の典型だろう。