観察して思ったのは、肉食系のカモ属の為か、動きは一般のカモと言うより、カワウやカイツブリのような動きだ。特に深場では10秒以上潜る事が多いが周りに危険が少ない時間にのみ行動しているようだった。浅瀬では水を蹴立ててて魚を追い回す姿が撮影されている。これらは静止画、動画共に収録できた。
いずれも警戒心が強く、印象では筆者が普段見慣れているヤマセミに比べてもはるかに臆病な性格だと見て取れた。ランキングをつけても意味は無いが、コウライアイサが一番敏感で、ウミアイサが一番のんびりとしているように思えた。それは撮影出来た画像からも判断できる。しかしウミアイサに関しては、北海道東端の港湾部で暴風雪の日に車内からの撮影なので、ドアを開ければアッと言う間に飛去してしまったかもしれない。いずれにせよ他のカモ類とは比較にならないほど警戒心が強いのは間違いない。
今週は今後一日一種づつその生態をアップして行こうと思う。今日は4種のお披露目。
カワアイサのオス
カワアイサのメス
ウミアイサのオス
ウミアイサのメス
コウライアイサのオス
コウライアイサのメス
ミコアイサのオス
ミコアイサのオス
撮影場所は北海道東端~南九州まで全国各地に及ぶ。いずれも冬季に撮影したもの。明日以降生態編を御紹介予定。