今回のダイブは、川辺川の峡谷状態になっている道路からは直接観察できにくい場所での採餌ダイブで、見事に中型の獲物をゲット出来ている。これ以外にもホバリング状態からのダイブ、1mほどの岩の上からのダイブ、高低差25mも在ろうかと思えるもの凄い落差の採餌ダイブなど順を追ってご紹介したい。
いずれも連写しているので、静止画を繋いで合成し、空中姿勢がどのようになっているか、どの段階でブレーキを掛けているかなど判りやすくなっている。動画よりもこういった分解写真の方が昭和時代の大相撲の写真判定の様で判りやすいと思う。
今後も4Kの動画カメラで撮影し、秒間60コマと言う信じられない細かさで野鳥の生態が詳しく判るようになると、また一歩別の新しい世界が開けるだろう。撮影時と同じだけの忍耐力とパソコン駆使のスキルが求められる様な時代になるのだろうか?少々気が重い。
右上の孟宗竹からの採餌ダイブ。高低差は5mあるか無いかだろう。途中で一度ブレーキを掛け最後は半身をひねってダイブしている。入水時のスタイルはケース・バイ・ケースで色々なパターンが在る。ダイブし始めてから獲物が動いたりした場合は、空中で思いっきり180度ひねったりもするので、首と胴体が真逆の位置になったりもする。その首の柔軟性は還暦を越えた人間には到底信じられない様な動きをする。論文レポートには一面で大きく掲載予定。
この連続撮影も川辺川流域。岩の上に留まったまま、突然真上に飛び上がり、落ちながら90度体をひねり、さらにひねりを加えている。この時も見事にドンコ系の底魚をゲットして対岸まで運んで飲み込んだ。この後の画像は分類的にヤマセミが食する魚の種類の項目に掲載予定。