2014年7月16日水曜日

続・ホオアカの生育分布が最近広がっているようだ。  The distribution of the gray-headed bunting seems to spread recently. Part2.

  昨日は信州霧ケ峰、八島湿原と奥日光尾瀬のホオアカをご紹介した。基本的にはこの2か所と今日お届けする奥日光戦場ヶ原がホオアカの宝庫だと言われている。特に奥日光は草原ではなく戦場ヶ原に隣接した開拓村農家の庭先に多く出てくるようだ。

 一方で今年の5月~6月にかけて熊本県球磨郡錦町の球磨川本流河原で満開だったツクシイバラ(=筑紫薔薇)の群生地で遭遇したホオアカはまったくの偶然で、ちょっと驚かされた。阿蘇の火口原辺りにならいそうだが・・・。しかし良く調べてみたら九州南部の水田地帯には結構いるようだ。以前調べた文献などがもう今の現状に即していないと云う事らしい。やはり自然界の分布調査などは怠らず熱心に経年変化をチェックする必要があると再認識した。

 筆者が子供の頃はクマゼミなど八代近辺など九州でしか鳴き声を聴いたことが無かった。北九州の小倉に居た時も記憶が無い。しかし今では横浜でも聴く事が有るそうだ。20年もすれば本州北端でも聴けるようになるだろう。
奥日光戦場ヶ原・湯川沿いでホオアカ

同上、湯川沿い

戦場ヶ原の農家の庭先で

戦場ヶ原の農家の納屋の前で

熊本県球磨郡錦町・球磨川本流河原で囀り中

同上ホオアカのお花見